月刊私塾界2019年7月号(通巻459号)...

巻頭言 京電力福島第一原子力発電所の過酷な事故被災地域へ行ってきた。被災後2年を振り5度目の訪問だ。定点観測を行いながら、復旧、復興の様子を確かめている。  2年振りということもあり、復旧は格段に進んだように映る。富岡町や浪江町では全域ではないが避難解除が進み、住民が戻...

月刊私塾界2019年6月号(通巻458号)...

巻頭言 葛飾北斎作「富士越龍」を見たくなり、信州小布施を訪れた。  人口1万人余の小さな町(長野県内最小)だが、年間100万人以上の方々が来訪する。しかもリピーターが多い。その理由に挙げられるのが「修景」事業である。  小布施は人口減対策に悩んでいた。1970年頃町は宅地...

月刊私塾界2019年5月号(通巻457号)...

巻頭言 多くの学習塾が保育や学童保育に参入している。本誌13年10月、11月号「教育時評」や14年9月号「論点」などが始めるきっかけであれば、「私塾界」冥利に尽きる。 ところで、一つ気がかりなことがある。 学習塾は一民間企業だ。利益を上げることができなければ、撤退すること...

[ICT・幼児・英語・探究]私塾界リーダーズフォーラム 2019...

【満員御礼】お申し込み人数が定員に達したため、受付を終了いたしました。 2019年6月3日(月)11:00〜15:00[開場10:30] ご挨拶 文科省が大規模な教育改革のターゲットイヤーとして掲げている2020年まで1年を切り、モバイル通信システムが“5G時代”を迎えよ...

月刊私塾界最新号

月刊私塾界2019年7月号(通巻459号)

巻頭言 京電力福島第一原子力発電所の過酷な事故被災地域へ行ってきた。被災後2年を振り5度目の訪問だ。定点観測を行いながら、復旧、復興の様子を確かめている。  2年振りということもあり、復旧は格段に進んだように映る。富岡町や浪江町では全域ではないが避難...

塾ニュース|塾・企業

atama plus 日本初、AIを活用した、中高生向け「英文法」のアダプティブラーニングを開始

atama plus株式会社(東京・中央区、稲田 大輔 代表取締役)は、タブレット型AI教材『atama+』において、新たに中学生向けの「英文法」の提供を開始した。2017年3月より提供している高校...

塾ニュース|教育ICT

ベネッセ 情報活用能力を測定する「P検」の小学生・学校団体向け新商品「デジタル・情報活用検定 Pプラスジュニア」を2020年度より提供開始

株式会社ベネッセコーポレーション(岡山市、小林 仁 代表取締役社長)は、2020年度より、小学生向けの「デジタル・情報活用検定 Pプラスジュニア」(以下「Pプラスジュニア」)を導入するにあたり、2019年度に、無料お試し版の実施をおこなう。申し込み受付は、2019年6月下旬から...

塾ニュース|地域教育

LITALICOワンダー、夏の特別講習「サマーラボ2019」開催(7/13~9/1)

「障害のない社会をつくる」というビジョンの下、障害者向け就労支援事業や子どもの可能性を拡げる教育事業を展開する株式会社LITALICO(東京・目黒区、長谷川敦弥 代表取締役社長)が運営する、年長・小学生~高校生がプログラミングやロボット製作を学べるIT×ものづくり教室「LITA...

塾ニュース|受験

武蔵野大学附属千代田高等学院の森弘達副校長と藤原和博氏がトークライブ 6月29日に開催

2018年4月に校名変更し、男女共学校となった「武蔵野大学附属千代田高等学院」は、5つの新コースを有する国際バカロレア(IB)認定校となり、積極的な学校改革に取り組んでいる。また、同年度からは連携校の千代田インターナショナルスクール東京も開校し、注目を集めている。 ...

atama plus 日本初、AIを活用した、中高生向け「英文法」のアダプティブラーニングを開始

atama plus株式会社(東京・中央区、稲田 大輔 代表取締役)は、タブレット型AI教材『atama+』において、新たに中学生向けの「英文法」の提供を開始した。2017年3月より提供している高校生向けの「英文法」と合わせ、中高生向けの英文法のアダプティブラーニング(学習者一人ひとりに個別最適化された教材を提供する学習方法)による習得を、AIを活用して本格的に行う日本で初めての取組みとなる。日本の英語教育は、2020年度の大学入試から従来の「聞く」「読む」に加え「話す」「書く」も含めた英語4技能を導入するなど、グローバル化に対応した「使える英語」を重視する方向に変わろうとしている。『atama+』は、「英文法」の理解が英語4技能を身につける上での土台になるとの考えのもと、「英文法」を最短時間で習得することに特化した教材を開発してきた。

英語の文章は、基本文型、時制、動詞/助動詞、態、準動詞(不定詞・動名詞・分詞)など、さまざまな文法要素で構成されており、これら一つ一つの要素の正しい理解が「聞く」「読む」「話す」「書く」でも重要になる。例えば「Was the door locked last night? (昨夜、ドアは鍵がかかっていましたか?)」という英文でつまずいた場合、この英文を繰り返し学習するのが従来の勉強方法でしたが、『atama+』ではこの英文を理解できない原因は「受動態」がわかっていないのか、「疑問文」がわかっていないのか、それとも「過去形」などそれ以外の要素が原因なのかを分析・診断の上、最適な教材・体系的なカリキュラムをAIが個別にレコメンド、つまずきの原因を効率的に解消していくことで、英文法が最短で身につく内容となっている。

先生が生徒に教える塾から、生徒同士で教え合う塾へ

 株式会社アイキューブが運営する「いずみ塾」では、2020年度の高大接続改革に向けた新しい学習スタイル『アウトプット個別』授業をこの春からスタートさせた。この『アウトプット個別』は、従来の先生から授業で教わるのではなく、生徒同士で〝教え合う〟のが最大の特徴だ。自分がわかったことを人に伝える、つまりアウトプットすることで、学習内容の記憶の定着を図るとともに、今求められている表現力・思考力などの養成を促す。

 授業は、小学4年生から中学3年生の異学年、違う学校の生徒同士で行われる。先生は『コーチ』と呼ばれ、生徒たちが安心して学べるためのサポートを行う。約10人が1クラスになり、その中の3、4人でグルーピングして実施する。

「アウトプット個別」授業の様子。先生が生徒にではなく、小4~中3の異学年の生徒同士が教え合うのが特徴だ

 その際、個々の学習状況ではなく、クラス単位で成績や進捗状況を開示して、自分だけではなくて、参加しているクラス全体で取り組む空気の醸成を行い、チームごとに学力の底上げも狙っている。また、80分の授業時間のうち5分は必ず休み時間をとり、ペアで問題解決するゲームのようなアクティビティをしながら、コミュニケーションを活性化させ、チームビルディングを行っている。生徒からも友達が増えて嬉しいという声が寄せられているそうだ。

「『アウトプット個別』の成果は、短期的にはなかなか出ないと思います。しかし、目先にあるテストのためだけではなく、社会に出てからまったく通用しないような教育はしたくないという思いから開発しました」と、アイキューブの盛秀晃代表取締役専務は語る。

 その際に使うのは、同社が独自開発した学習システム『スタナビ(Study Navigator)』だ。これを使って生徒たちは課題を解き、わかる生徒に教えてもらいながら学習していく。コーチは、タブレットで生徒たちの学習状況を把握し、管理する。

 そして、『スタナビ』を用いることで、生徒それぞれの理解度や弱点、目標とするテストの予定などに合わせ、1人1人に最適化したカリキュラムや問題を提供。家庭学習の進み具合も確認してフォローすることで、何かしらの理由で塾に通う時間が限られてしまうような状況の生徒のサポートも可能になっている。

 しかし、『アウトプット個別』を始めたときに出てきたのは、教え合う以前に、他の生徒に話しかけられない、質問ができない、わからないのにわからないと言えないといった生徒の姿だった。これは子供だけの問題ではなく、大人の中にもそういう人たちはいる。しかし、大人になってから身に付く力ではない。

「それを早い段階から体験することで、社会に出てから必要な力も塾での学びを通じて身につけてもらいたいと考えています」と、代表取締役専務の盛秀晃氏は語る。

『アウトプット個別』は、塾が入試に受かるだけではない確かな〝生きる力〟を醸成するための挑戦といえよう。

花まるラボ、アプリ教材「究極の立体」シリーズ第1弾、「究極の立体《切断》」を配信開始 リリース記念セール実施中 

子ども向けアプリ教材開発・運営などを行う株式会社花まるラボ(本社:東京都文京区、代表取締役:川島 慶 以下、花まるラボ)は、iOS/Android向けアプリ「究極の立体《切断》」を配信開始した。

 中学受験の頻出分野「立体の切断」を楽しみながらマスターできる。100万ユーザーの知育アプリ「シンクシンク」の花まるラボが手がける、世界初の立体切断学習に特化した受験向け学習アプリ。

▼「究極の立体《切断》」3つの特長
特長1:自分で動かす・切ってみる。だか分かる!
特長2:「切断の3原則」を完全理解!
特長3:10年分の過去問から厳選100問!

▼アプリ基本情報
アプリ名称 :究極の立体《切断》
対応OS   :Android / iOS
価格    :5,000円(税込)→リリースセール期間中:3,000円(税込)【40%OFF】
リリース  :2019年7月
対応言語  :日本語
公式HP   :https://cubecut.ultimate-math.com/

ICT学習教材『玉井式 図形の極7(R)』 中萬学院グループ CGパーソナル57教場に導入

株式会社タマイインベストメントエデュケーションズ(京都・中京区、玉井 満代 代表取締役)は、『玉井式 図形の極7(セブン)(R)』が、神奈川県の学習塾「中萬学院グループ CGパーソナル」57教場に、今夏より導入される予定であることを発表した。

『玉井式 図形の極(R)』は日本国内のみならず、インドやシンガポール、タイ、ベトナムなど諸外国でも導入されており、現在800教場以上の塾や学校で受講されているICT教材だ。

『玉井式 図形の極7(R)』はそれぞれのレベルの問題を、7つの分野(平面図形、立体図形、展開図、角度、垂直と平行、比、動く図形)別に編集しており、「図形分野」の正答率が低いことが多い中学入試対策として効果的。もちろん公立中学に進学した場合にも、数学の実力として大いに役立つ。そして、高等数学を学ぶ基盤となるイメージング力も、小学生の間に身につけることができ、京大合格者数トップレベルを誇る、京都洛南高等学校付属小学校では全生徒が1年生から勉強している。

LITALICOワンダー、夏の特別講習「サマーラボ2019」開催(7/13~9/1)

「障害のない社会をつくる」というビジョンの下、障害者向け就労支援事業や子どもの可能性を拡げる教育事業を展開する株式会社LITALICO(東京・目黒区、長谷川敦弥 代表取締役社長)が運営する、年長・小学生~高校生がプログラミングやロボット製作を学べるIT×ものづくり教室「LITALICOワンダー」は、7月13日(土)~9月1日(日)に夏の特別講習「サマーラボ2019」を開催する。
サマーラボ2019特設ページ:https://wonder.litalico.jp/event/summer-lab/

AI通訳機「POCKETALKⓇ(ポケトーク)」が静岡県袋井市の小学校 全12校で採用

 ソースネクスト株式会社(東京・港区、松田 憲幸 代表取締役社長)は、
7月17日(水)より、弊社のAI通訳機「POCKETALK(ポケトーク) W」が、静岡県袋井市の小学校 全12校で、外国人児童の支援ツールとして利用されることを発表した。ポケトークは世界74言語(2018年12月時点)に対応し、ボタンを押しながら話しかけるだけで、通訳がいるかのように対話ができるAI通訳機だ。
 静岡県袋井市の小学校では、日本語を話せない外国人児童の編入学が増加しており、巡回配置されている通訳の不在時でも、児童や保護者への支援を充実させるためにポケトークが導入された。外国人担当教員が授業時間や休み時間に児童とのコミュニケーションなどに利用する。

「第26回コカ・コーラ環境教育賞」8月の最終選考会に参加する15団体が決定

公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団(東京・港区、佐々木 康行 理事長)は、環境教育に関する顕著な活動への顕彰および環境保全・環境啓発・環境美化に寄与する新しい企画への支援を行う「第26回コカ・コーラ環境教育賞」において、全国応募総数68団体の中から、15団体を選出した。
1994年の創設から26回目を迎えるコカ・コーラ環境教育賞は、環境ボランティア活動の助成・支援を通じた環境教育・環境保全活動の促進を目的とし実施されてきた。同賞は国内の環境教育分野のさらなる推進に寄与するため、2009年度より「活動表彰部門」、「次世代支援部門」の2部門にて全国公募を実施している。
今年度の応募総数68団体(活動表彰部門:41団体、次世代支援部門:27団体)から選出された15団体は、8月23日(金)~25日(日)に「雨煙別小学校 コカ・コーラ環境ハウス」 (北海道夕張郡栗山町)にて開催される「コカ・コーラ環境フォーラム」に参加し、各部門の最優秀賞を目指して、フォーラム内で実施する最終選考会にてプレゼンテーションを行う。

■第26回コカ・コーラ環境教育賞 「活動表彰部門」選出10団体
① 札幌市立屯田北中学校科学部 (北海道札幌市)
② 沖舘子供会 (青森県平川市)
③ 滑川市立東加積小学校 (富山県滑川市)
④ 愛知県岡崎市立東海中学校自然科学部 (愛知県岡崎市)
⑤ 大阪市立新北島中学校科学技術部 (大阪府大阪市)
⑥ 太子町立中学校 (大阪府南河内郡)
⑦ 一般社団法人やかげ小中高こども連合 (岡山県小田郡)
⑧ 徳島県上板町立高志小学校 (徳島県板野郡)
⑨ econnect project北九州市立霧丘中学校特別支援学級 (福岡県北九州市)
⑩ 西表ヤマネコクラブ (沖縄県八重山郡)

■ 第26回コカ・コーラ環境教育賞 「次世代支援部門」選出5団体
① 市立札幌旭丘高等学校生物部 (北海道札幌市)
② 青森県立名久井農業高等学校環境研究班 (青森県三戸郡)
③ 埼玉県立久喜工業高等学校 (埼玉県久喜市)
④ 大阪府立堺工科高等学校定時制の課程 (大阪府堺市)
⑤ 熊本県立岱志高等学校理科部 (熊本県荒尾市)
—————————————————————
■「第26回コカ・コーラ環境教育賞」 概要
名称 第26回コカ・コーラ環境教育賞
主催 公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団
協力 読売新聞社
後援 文部科学省、環境省
部門 <活動表彰部門>
   小中学生とその指導者を対象に環境教育・環境保全・環境美化活動の実績を表彰
     <次世代支援部門>
   高校生、高専生、大学生、大学院生およびそれら学生を活動主体とする非営利団体による環境保全・ 環境
   啓発・環境美化に寄与する新しい企画を支援
支援内容 <活動表彰部門>
     最優秀賞(1組) 活動助成金30万円 優秀賞(9組) 10万円
      <次世代支援部門>
     最優秀賞(1組) 企画支援金50万円 優秀賞(4組) 30万円

自民党議員連盟に3つの提言 よりよい教育を子供たちに

6月25日、「第4回民間教育推進のための自民党国会議員連盟総会」が衆議院第二議員会館で開催された。全国から関係団体や関係者約100名が集い、文部科学省、経済産業省、厚生労働省の各担当者も出席するなど注目度の高さが伺えた。

議員連盟会長の下村博文氏

 冒頭、議員連盟会長の下村博文衆議院議員(元文部科学大臣)は、「子供たちの視点に立ったときに学習効果が上がり、尚それが一人ひとりの子供たちのさらなる学力向上だけでなく、これからのチャンスを生かしていく。そのためにはオールジャパンでトータル的に一人ひとりの子供たちを応援するような教育をさらにしていくことは大変重要なことです」と語った。

 全国の教育団体を代表して、全国学習塾協会の安藤大作会長が3つの提言をした。安藤代表は、提言に先立って「民間教育は専門性の高い先端的な教育を提供させていただいているだけではなくて、社会的マイノリティを支えるという機能も有しており、今後子供たちを中心とした学校教育と民間教育の強固なパートナシップは、我が国を取り巻く様々な教育課題の改善、解決に貢献すると考えています」と語った。今回提言は、大きく分けて3つ。

  • 多様な学びの自由化に向けた子供の時間確保(部活動にかかる指導の徹底)
  • 学校教育と民間教育を繋ぐICT環境整備の推進
  • 低所得者層等を対象とした学校外教育バウチャー支給

 今回の総会では、特に①の課題について議論が交わされた。放課後、あるいは休日の個々の学びをここが主体的に学びを選択できる学びの確保。子供たちが多様性を持って豊かに学びためには、個々の理解度や将来の目標に沿って、学びを自由に選択できる時間が必要。中学では、放課後に部活動を励む生徒が大半だが、学習指導要領において「部活動は生徒の自主的な自発的な参加により行われる」と記されている。

 一方で、内申書や調査書の心理的強制も働きながら91・9パーセントの生徒が部に入部しているのが現状。自主練習と称した朝練や夜練、定期テスト前、土日の過度な部活動も散見される。子供たちの多様性を持って豊かなに学ぶ時間を奪うだけでなく、学びを選択する主体性も奪われていると考えられる。

全国から関係団体や関係者約100名が集い、文部科学省、経済産業省、厚生労働省の各担当者も出席するなど注目度の高さが伺えた。

 文部科学省及びスポーツ庁はこのような部活動問題を是正するために、運動部活動のあり方に関する総合的なガイドラインを出した。その執行情報を調査、公表して、各教育委員会に向けてのガイドラインの遵守の徹底をしてもらうことも提言された。

「未来の教室」とEdTech研究会 第2次提言に3つの柱

「未来の教室」とEdTech研究会の第2次提言が6月25日、経済産業省で発表された。

記者発表の様子

 子供たちが好奇心を持って問題に取り組んでいく。知識の習得は必要だが、それを使い、繋ぎ合わせ新しいものを作っていく。そのためには、PBL(プロジェクト・ベースド・ラーニング)のような課題学習を繰り返しながら、その循環を進めていくことが重要になる。

 その中で、一人ひとり個性の違う子供たちの能力をどのように伸ばしていくか。それを的確に把握しながら、個々に最適な教育のあり方を提供していくことが重要になる。そのため、現在の教室は変わらなければならない。

 そこで未来の教室は「3つの柱」を掲げる。

  • 学びのSTEAMスティーム化

 STEM教育にArtを加えたSTEAM教育。人間の感性の中から新しいものを見出して創るという側面を強化するが、現在のところ十分な教材、教育方法は少ない。

 そこでまず、授業編成モデル、評価手法の不足に対して、様々な手法をインターネット上に集めて活用していく「STEAMライブラリー」を設置する。

 あるいは、リアルな場として「STEAM学習センター」を構築していく。さらに高等専門学校でファブラボの構築を進めSTEAM学習センターとして使うことで、今までの閉ざされた学校から開かれた学校へ変えていく。

 STEAM学習のコンテンツの開発に加えて、授業編成や指導方法のモデルプランも作っていく。

 学習には、EdTechを使って効率的に学習をし、早く知識を習得できる子にはどんどん先に進んでもらい、残った時間でさらに学習を深め、PBLに活用していく。

 幼児期から学齢期にかけて、探究型・PBLの前提となる基礎的なライフスキルや思考法を育むことも提言している。

  • 学びの自立化・個別最適化

 知識の習得は、一律・一斉・一方向授業から EdTechによる自学自習と学び合いへと重心を移行することで、学習者の個性に細やかに対応が可能に。同時に学習ログとして蓄積しながら「個別学習計画」を作っていく。そうすることで、幼児期から「個別学習計画」を策定し、 蓄積した「学習ログ」をもとに修正し続けるサイクルを構築する。

 この学習ログは学習者本人のためだけでなく、傾向を分析することで、教育方法の改善や新しい教材の開発に結びつけ、教育政策を考えるにあたっても利用することを想定している。

 多様な学び方の保障(到達度主義の導入、個別学習計画の認定、ネット・リアル融合の学び方の導入)も盛り込まれた。

  • 新しい学習基盤づくり

 ICTを使った学びのSTEAM化と個別最適化を実現していくためには、現在の教室のあり方を変える必要がある。そのためには、学校ICTインフラの整備をしなければならない。

 また、教師も忙しいこともネックになっている。学校BPR(業務構造の抜本的改革)の試行・普及を目指し、教師の働き方をもう一度見直し効率化し、教室を閉ざされたものではなく、開かれたものにすることが提言された。

 今回、未来の教室の工程も発表された。すぐに着手していく超短期、2022年までに実施する短期、そして、中長期に目指すものの3つの時間軸ですべきことを整理した。

ベネッセ 情報活用能力を測定する「P検」の小学生・学校団体向け新商品「デジタル・情報活用検定 Pプラスジュニア」を2020年度より提供開始

株式会社ベネッセコーポレーション(岡山市、小林 仁 代表取締役社長)は、2020年度より、小学生向けの「デジタル・情報活用検定 Pプラスジュニア」(以下「Pプラスジュニア」)を導入するにあたり、2019年度に、無料お試し版の実施をおこなう。申し込み受付は、2019年6月下旬から2月28日まで、検定の実施は9月10日~3月13日までとなる。

この商品は、2020年度から小学校で必修化されるプログラミングを含む「デジタル・情報活用能力」を総合的に測定する小学生向けの検定。学校現場で情報教育をスタートする際や、児童の情報活用能力を把握するほか、プログラミングの指導などに活用できる。

「Pプラス」のPは、「P検」のPであり、知識や技能を現実の状況に応じて発揮する能力「プロフィシエンシー(proficiency)」のPを表す。そして、「プラス」はそのプロフィシエンシー(proficiency)と測定(assessment)の頭文字をとって「pr・as→プラス」という成り立ちのほか、「P検」に新たな価値をプラスした商品であること、受検者にとって測定を通じて新しい可能性がプラスされていってほしい、という想いを込めている。
公式サイト:https://www.p-pras.com

「Pプラスジュニア」商品概要
「Pプラスジュニア」は、これからの時代に必要な「デジタル・情報活用能力」を総合的に測定する小学生向けの商品。測定内容は、小学校で取り組みが始まる「プログラミング」のほか、「情報モラル・セキュリティ」「情報活用(タイピングを含む)」を含めた3領域で、インターネットを通じてパソコン上で取り組み、その場で結果を知ることができる。

■検定の特長
● 新学習指導要領を踏まえた出題。
●社会の傾向を踏まえた思考力・判断力・表現力を問う「問題解決型」の出題を含む。
●単純な合否型ではなく、成績に応じた評価で児童が継続して学ぼうとするやる気を支援。
●CBT方式で、児童の受検結果はその場で確認ができる。
●2019年度は学校団体において「無料お試し版」の受検が可能。お申し込み期間は6月下旬から2月28日まで、受検期間は9月10日から3月13日まで。

■出題領域

「Pプラスジュニア」の問題は、新学習指導要領の内容を
踏まえた出題。身近な課題に対して知識・技能を活用して
どう対応できるかを問う思考力・判断力・表現力も意識し
た問題解決型の問題を含み、受検を通じて能力の測定だけ
ではなく、実社会でも通用する力の育成をめざす。

■問題例

■受検結果
 児童には、得点に応じて4段階(ダイヤモンド、金、銀、銅)で評価した結果帳票を返却する。結果は各領域の分野別にチャート図で示し、よくできたところ、あまりよくできなかったところについてアドバイスが出る。また、すべての領域で金メダル、ダイヤモンドというクリアレベルの成績を修めた児童には、マスター認定証が出る。これにより、マスター認定をめざして頑張る児童の気持ちを支援する。
 また、教師・団体主催者用の結果帳票もあわせて返却する。学年、クラス別の結果、各児童の結果について、領域別、領域内のサブカテゴリー別の評価がわかり、施策・指導による成果確認に活用できる。児童別の成績の詳細がわかるため、児童について個別にできたところ・できなかったところについて細かなフィードバックにも使用できる。

※ 児童用結果帳票、マスター認定証、教師用結果等はPC画面で確認するものですが、打ち出しも可能。
※ ここで紹介の内容・デザインは現在開発中のものです。実際のものと異なる場合がある。

詳細の商品概要については公式サイトへ(https://www.p-pras.com