保育士確保へ、一時金で復職促す 厚労省

厚生労働省は保育士の不足を解消する緊急対策を打ち出す。「潜在保育士」の復職を促すため、2年勤めれば返済不要となる就職準備への一時金を支払う。保育所向けの貸付制度も新設し、保育士資格を持たない人が保育所で働きながら資格を取れるよう促す。女性が子育てと仕事を両立できるよう保育の受け皿を50万人分増やす政府目標の達成に向け、不足する約9万人の保育士の確保につなげる。安倍晋三政権は出生率を1.8に高める目標を掲げる。今回の対策は目標実現のため共働き世帯の育児支援を強化する狙いだ。

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