放課後の学習時間増加、小学生は最長 ベネッセ調査

ベネッセ教育総合研究所(東京)は1月28日、家庭や塾など学校外での学習時間が高校生は増加に転じ、小学生は過去最長になったことを発表した。授業を除く平日の学習時間を尋ねたところ、小学生は平均で95.8分、中学生は90.0分、高校は84.4分で、いずれも前回を上回った。高校生は初回の90年(93.7分)から減少が続いたが、初めて増加。小学生は過去最長だった90年(87.2分)を上回った。同研究所は「『脱ゆとり』などで学校が指導を強め、宿題を増やしている側面が大きい」と分析している。

 調査には昨年6~7月、公立校に通う小学5年生2601人(33校)、中学2年生2699人(20校)、高校2年生4426人(18校)が回答。これまで90年、96年、2001年、06年にも調査し、今回も含めおおむね同じ学校が答えた。

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