都の職員採用試験 受験申込者13%減

日本経済新聞社がまとめた都道府県の職員採用調査で、首都圏でも受験申込者の減少が鮮明となった。東京都では2016年度の大卒・院卒の申込者が前年度比13%減。埼玉県は9%、千葉県も4%減った。秋の採用試験を控える神奈川県は集計対象外だが、6月の試験の申込者は6%減った。企業が旺盛な採用を続ける中、学生の民間志向が強まっているようだ。

 東京都の大卒・院卒程度の採用予定者数は、前年度比4%減の1021人。これに対し、受験申込者数は13%減の1万2083人だった。競争倍率は11.8倍で、前年度より1.1ポイント低くなった。申込者が減った背景について、都人事委員会は「民間の採用状況がよいため」とみている。

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