KUMON創立60周年記念式典が開催 7500人以上が集う

2月11日、KUMON創立60周年記念式典がパシフィコ横浜で開催され、7500人を超える人々が集った。

 第1部「KUMONの価値の確認」には、国内外で活躍する3人の学習経験者に加えて、公文式学習の学習効果を共同研究している松繁寿和氏(大阪大学COデザインセンター長、大阪大学大学院国際公共政策研究科教授)が登壇した。

式典には国内外から7500人を超える人々が集った

 松繁氏は、公文式学習について、「スモールステップになっており、自分で課題に取り組んでいける。これは、社会で課題解決をする上で大事なこと」と分析する。

 3人の学習経験者は、公文式での学習経験などを語った。共通して口にしたのは、公文式学習を通して「自分で考えようとする姿勢」「最後までやり抜こうとする姿勢」を自然に身につけられるということだ。中村智広さんは、弁護士、薬剤師、弁理士として社会に貢献。森田麻里子さんは、医師、小児睡眠コンサルタントとして従事している。アメリカのKUMONで学んだモーガン・ヘンリーさんは、データサイエンティストとしてInstagram社で勤務し、活躍している。

第2部「この仕事の価値と誇り」では、4人の指導者が登壇した。例えば、「AIが進化した時代においてもKUMONの指導者だからこそ果たせる役割とは?」の議題では、

「将来、自学自習力をつけるという見通しを持って子供に向き合うこと」(永山京子先生)

「『見続ける』こと。家族に寄り添いながら子供の力を信じて成長の過程を見ていく」(宇多村由美子先生)

「自学自習に導くために『承認』すること」(書写:藤森満貴子先生)

「子供の頭の中を想像し『寄り添う』こと」(ギリシャ:エヴァンゲリア・ロンポー先生)

と述べ、4人の指導者は、子供たちへの眼差し、それぞれの仕事に対する想いを語り合った。

そして第3部「未来への挑戦」には、学習経験者である棋士の羽生善治九段、バングラデシュで公文式を導入する世界最大のNGOであるBRAC創始者・責任者のファズレ・ハサン・アベド氏が登壇し、それぞれメッセージを送った。

握手を交わす池上秀徳氏と
ファズレ・ハサン・アベド氏

最後に、公文教育研究会代表取締役社長の池上秀徳氏が登壇。今後は本格的にICTを活用し、指導者のサポートを充実させるなど新たな展望を発表した。そして、

「この60周年を期に、公文式教育を指導者、社員が一体となって盛り立てる。互いにシステムの向上を図り、この公文式教育の限りない発展を目指し、さらに大きく前進させて参りたい」と語った。

 式の最後には、指導者たちが国内外のグループごとに「未来への宣言」を行った。日本だけでなく、海外で活躍する指導者たちの多さに驚く。また、俳優の谷原章介さんとフリーアナウンサーの木佐彩子さんが式典の司会を務めた。自身が通っていたなど、二人もKUMONに縁を持つ。公文式教育の裾野の広さを感じずにはいられない式典だった。

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