インターネット広告媒体費、テレビを初めて上回る

 電通は3月11日、2019年(1~12月)の総広告費と媒体別、業種別の広告費を推定した「2019年 日本の広告費」を発表した。これによると日本の総広告費は6兆9381億円となった。2018年に比べて6.2%増え、8年連続のプラス成長となった。

 インターネットの広告費は2兆1048億円で、「マスコミ四媒体由来のデジタル広告費」や「物販系ECプラットフォーム広告費」を増やしたこともあって、前の年より19.7%増加して6年連続で2桁の伸びとなり、初めて2兆円を超えた。

 テレビメディア広告費は1兆8612億円で、2.7%の減少となった。

 この結果、インターネットの広告費がテレビメディアを初めて上回った。マスコミ四媒体広告費(新聞、雑誌、ラジオ、テレビ)の2兆6094億円に迫る勢いであることが明らかになった。

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