「子ども食堂」全国各地で食事支援

 コロナウイルス感染拡大防止のため学校は休校に。そのため給食がなくなるなどの子どもたちの食事問題に、各地の「子ども食堂」が応えている。

■秋葉原 子ども用チャーハンをテイクアウトで無料提供
 2017年9月から小学校6年生以下に無料で食事を提供する「子ども食堂」を運営してきた、秋葉原にあるラーメン店「麺屋のろし」では、現在、新型コロナウイルス対策の一環として、テイクアウトで子ども用のチャーハンを無料提供している。休校に伴い、外出が難しくなった子どもたちにも、自宅で栄養のある食事ができるようにと、テイクアウトという新たな形をとったという。
 営業時間は11時~21時。子ども用チャーハンのテイクアウト無料提供期間は、3月13日まで。(当日準備分無くなり次第終了)。

■沖縄 子ども食堂へ企業らが物資提供 カップ麺・マドレーヌ
 NexSeed沖縄校と琉球新報社が実施する「りゅうちゃんランチサポート」は、新型コロナウイルスによる学校の臨時休校を受け、「子ども食堂」へ企業から寄せられた飲食物を提供する取り組み。
 3月9日から協賛企業から集まった支援物資の配布が始まった。前日に集まったのは、イオン琉球がカップ麺560ケース、御菓子御殿がマドレーヌ3千個。
 琉球新報本社、中部支社、北部支社で「子ども食堂」の運営団体に、3月9日~4月3日(土日を除く)午前10時~11時半、寄せられた飲食物の無償配布を行う。

■横浜 給食食材を子ども食堂に提供
 3月9日、横須賀市教育委員会は、市内の子ども食堂に給食用として調達していた食材を提供した。NPO法人「神奈川フードバンク・プラス」を通じ提供された、子ども食堂「よこすか なかながや」は、共働きやひとり親家庭の小学生対象に昼食に弁当を提供している。

■子ども食堂とは
地域住民や自治体が主体となり、子どもやその親、および地域の人々に対し、無料または安価で子どもたちに食事を提供するコミュニティの場。子ども食堂の形態は、運営者次第で様々な運営形態があり、食堂ごとに違いがあり、明確な定義はない。

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