韓国 センター試験の感染対策、交通機関の調整を発表 感染者専用試験会場設置、リスニング時の航空機離着陸禁止

 韓国・ソウル市で11月3日に行われる予定の2021年度の大学センター試験当日の新型コロナ感染拡大を防止対策についてソウル市は12月1日に発表した。
 今年度の受験者数は、前年に比べ9.2%ほど減となる10万6000人だが、ウイルス対策のためソウル市内の試験場数を41か所増の249試験場とした。
 感染者及び自宅隔離者のための別途の試験場を設け、試験官全員を対象に新型コロナの検査を実施。受験生のスムーズな移動を支援し公共交通期間の混雑を減らすために、試験当日午前は地下鉄やバスの配車数を増やす。
 センター試験直後の4・5日には、移動型の診療所を設置し、センター試験官らの検査を実施。ソウルでセンター試験を行った受験生と保護者もホームページの申請により無料で検査が可能。

■英語リスニング時間、航空機離着陸が禁止
 12月1日、国土交通部(国土交通省に相当)は、英語リスニング試験が実施される12月3日午後1時5分から40分までの35分間、韓国全地域で全ての航空機離着陸を禁止すると発表した。飛行中の航空機については、地上3キロ以上の上空で待機する。
 本措置により、国際線10便と国内線79便の運航時間などを調整する予定だ。

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