22年卒学生の公務員志望度上昇

 マイナビは3月4日、学生向けの就職情報サイト「マイナビ2022」の登録会員を対象に実施した「マイナビ2022年卒公務員イメージ調査」の結果を公表した。

 マイナビ2022年卒公務員イメージ調査は1月18日~2月8日に行われ、有効回答数は3081。選択肢は「考えている」「考えたがやめた」「もともと考えていない」。その結果、減少傾向が続いていた「考えている」が前年比2・1ポイント増の23・3%となった。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて志望度が変化したかを訊ねたところ、「志望度が上がった」(32・4%)と回答し、「志望度が下がった」(13・2%)を上回った。

 「考えている」と回答した学生の公務員志望の理由は1位「安定している」、2位「休日や福利厚生が充実している」、3位「社会貢献度が高い」となっている。「社会貢献度が高い」や「地域に密着した仕事ができる」といった項目が前年比で上昇した。

 志望している公務員の種類を訊いたところ、国家公務員(総合職)や教員は2年連続で志望割合が減少する一方、地方公務員(市区町村)67・0%、地方公務員(都道府県)52・1%が2年連続で上昇する結果となった。

 各公務員の労働環境のイメージでは国家公務員では「きつそう」という割合が昨年より6・4ポイント増の60・2%となった。地方公務員(市区町村)では「きつそう」30・6%、「楽そう」33・8%となり、「楽そう」のイメージが「きつそう」を上回った。

 公務員志望に影響を与えた人物については、最も割合の高かったのは「父親・母親」で前年比1・2ポイント増の48・1%となった。

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