東京ガス×さいたま市 小学校で燃料電池自動車を使った燃料電池教室を開催

 東京ガスは2021年6月16日、さいたま市と協働し、さいたま市立芝川小学校で燃料電池に関する講義や実験および燃料電池自動車を活用したエネルギー・環境プログラム『燃料電池ってなんだろう』を開催した。

 東京ガスは、エネルギーに携わる企業として「未来を担う子どもたちにエネルギーや環境の大切さを伝えたい」「次世代に向けてお役に立ちたい」という思いから、2002年より「出張授業」「先生向け研修会」「教材提供」などを通じて、学校教育支援活動を行っている。(https://www.tokyo-gas.co.jp/kids/ )

 また、2019年11月19日に東京ガスと包括連携協定を提携したさいたま市は、持続可能な脱炭素社会の実現に向けて、国の推進する地球温暖化対策のための国民運動「COOL CHOICE(=賢い選択)」及び電気自動車普及施策「E-KIZUNA Project」を推進している。

 東京ガスとさいたま市は協働し、未来の地球を担っていく子供達を対象に、環境学習を通じて環境についての理解を深めるため、地域密着型の啓発活動の一環として、燃料電池の実験及び燃料電池自動車を活用した実技による燃料電池教室を開催した。

■学習内容
(1)講義・実験「燃料電池ってなんだろう?」
 燃料電池は、水素と酸素から電気と熱を作る、環境にやさしいエネルギーの利用方法。
 燃料電池の仕組みについて学び、実際に燃料電池を使用して「LED電球をつける」「オルゴールを聴く」「プロペラを回す」という3種類の実験を行った。
 実験を通じて、エネルギーの有効利用のために、自分たちにできることは何かを考える。
【講師】東京ガス株式会社

(2)実演及び体験 プロペラを回す実験
 燃料電池自動車を活用した外部給電デモンストレーション、燃料電池自動車試乗体験を行なった。
(展示車両 燃料電池自動車 ホンダ「クラリティ FUEL CELL」/トヨタ「MIRAI」)

(3)事前学習 燃料電池自動車の試乗体験
 この教室を実施するに当たって、東京ガスが事前に準備したワークシートを活用し、家で使っているエネルギーを調べる事前学習を実施。

• 参加児童の感想
「今日勉強して、燃料電池やガス、電気のことがよくわかった。」
「東京ガスの詳しい説明を聞き、実験を近くで見たことで、水素や燃料電池のことがよくわかって良かった。」
「燃料電池のことを学んで、もっと地球のためになることを考えて一人ひとりが生活しないといけないと思った。」
「自分の家の車と同じ会社が作った車なのに、全く音がしなかった。」
「自分の家の車だとあのスピードでも音がするのに、この車では周りがギャーギャー言ってる声しか聞こえないくらい静かだった。」

• 実施概要
<日時> 2021年6月16日(水)
<対象> さいたま市立芝川小学校 5年生  3クラス(約120名)
<場所> さいたま市大宮区天沼町2-1077(理科室・校庭など)

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