アメリカ ワクチン接種後もマスク着用推奨

 米疾病対策センター(CDC)は7月27日、感染者の数などが一定の水準を超えた地域では、ワクチン接種の有無にかかわらず屋内でのマスクの着用を推奨するという新たな指針を発表した。インドで確認され、感染例の8割を占めると推定される変異ウイルス「デルタ株」への対応だ。

 屋内でマスクを着用する必要がある感染率が高い地域は、CDCの全米感染率マップで参照できる。首都ワシントンやニューヨーク、ロサンゼルスなどの大都市を含む39の州や地域が対象だ。

 CDCはことし5月、ワクチン接種を完了した人はほとんどの状況でマスクなどを着用する必要はないと表明していたが、デルタ株の急速な拡大で大きな方針転換を余儀なくされた。

 CDCはまた、教職員や学生はワクチン接種の有無にかかわらず、屋内でマスクを着用するよう勧告した。

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