コクヨ株式会社が、神山まるごと高専(仮称)の開校に向けて1億円の寄付を実施

 2023年4月開校を目指す私立高等専門学校「神山まるごと高専(仮称・設置構想中)」は、文房具やオフィス家具、事務機器を製造・販売するコクヨ株式会社(大阪市)が、神山まるごと高専の開校に向けて、企業版ふるさと納税を用いた1億円の寄付を実行したことを発表した。

 コクヨ株式会社は、2021年2月に策定した「長期ビジョン CCC2030」を契機として、自らの強みを「共感共創」であると再定義し、従来のお客様起点での価値提供から一歩踏み出し、「社会課題に向き合う人々」をサポートすることで、社会課題の解決にも寄与する取組みをしている。今回のパートナーシップを通して、コクヨの「共感共創」を活かして、学生、教師、企業、町が共創的に学び合える空間やツールを共に生み出し、未来のあるべき学びについて共に探求していく。

■企業版ふるさと納税を活用した、日本初の学校づくり
 企業版ふるさと納税は、国が認定した地方公共団体の地方創生プロジェクトに対して企業が寄附を行った場合に、法人関係税が最大90%税額控除される仕組み。この取組は、日本で初めて企業版ふるさと納税を活用した学校が設立される事例となる。

今回の企業版ふるさと納税があてがわれる設立経費の項目は以下の通り。
・校舎予定の神山中学校の改築費用
・教具・校具の購入費用
・図書の購入費用
・開設後数年間の運転費用
・学生の奨学金

■「神山まるごと高専」とは
 神山まるごと高専は、2023年4月開校予定の私立高等専門学校。「奇跡の田舎」と称される徳島県神山町に設置され、神山町をまるごと、学びのフィールドに活用した、実践型教育を展開する。
 学校のミッションは、「テクノロジー x デザインで、人間の未来を変える学校」。
従来の技術教育中心の高専とは異なり、ソフトウエアを中心としたテクノロジーや、UI・UX・アートなどに関連したデザイン教育。また、起業家マインドを育成する教育を実施し、どんな社会でも、世の中を変えていける人材を育成する。

ウェブサイト: https://kamiyama-marugoto.com
公式note:http://note.com/kamiyama_kosen
公式twitter:https://twitter.com/kamiyama_kosen

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