GIGAスクール特需の反動 21年パソコン国内出荷台数15%減

 一般社団法人電子情報技術産業協会は1月24日、「2021年度パーソナルコンピュータ国内出荷実績(2021年1月~12月)」を発表した。出荷台数は20年比で15%減の886万9000台、出荷金額は9・6%減の7517億円となった。GIGAスクール構想や新型コロナウイルスの感染拡大によるテレワークの普及の影響を受けた20年と反動が出た21年で状況が大きく変化した。22年も反動は続くとみられる。

 四半期別に見ると、2021年第1四半期(2021年1~3月)は、小中学校へのGIGAスクール構想の整備に向けて、各自治体による駆け込み需要により出荷台数が拡大した。前年同期比83・3%増の358万台と、大きな伸びを見せていた。しかし、GIGAスクールの導入が終了した第2四半期(4~6月)は9・3%減の182万台、第3四半期(7~9月)は41・3%減の175万8000台、第4四半期(10~12月)は、前年同期比51・8%減の171万台となった。中でも、12月単月の出荷台数は、前年同月比54・5%減の73万3000台と、2007年度からの調査開始以降、12月としては過去最低となった。

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