第75回カンヌ国際映画祭が5月28日に行われ、コンペティション部門でスウェーデンのリューベン・オストルンド監督『トライアングル・オブ・サッドネス』を最高賞パルムドールに選んだ。オストルンド監督の受賞は『ザ・スクエア 思いやりの聖域』以来2度目となる。男優賞は、是枝裕和監督『ベイビー・ブローカー』に主演したソン・ガンホさん。「ある視点」部門の早川千絵監督、長編デビュー作『プラン75』は新人監督賞に贈られるカメラドールの特別表彰を受けた。『プラン75』は、少子高齢化が進み、75歳を過ぎた人がみずから生死を選べる制度が導入された、近未来の日本を舞台にした作品。