永谷園などの食品メーカー5社が食物アレルギーに関するオンライン出前授業を実施

 プロジェクトA (オタフクソース、ケンミン食品、永谷園、日本ハム、ハウス食品)は、2021年5月より小学校向けに配布している副読本「知ろう!学ぼう!食物アレルギー~みんなでいっしょにおいしく食べよう~」を活用し、子どもたちに食物アレルギーに対する理解・関心を深めてもらう取り組みの一つとしてオンライン出前授業を実施している。2022年12月14日(水)に大阪府にある豊中市立西丘小学校において、プロジェクトAとして食物アレルギーに関するオンライン出前授業を開催した。

オンライン出前授業の2年目は10月から実施し、今期3回目は「永谷園」が講師を担当
 オンライン出前授業は、プロジェクトAが2021年5月から発行・全国の小学校へ無料配布している副読本を活用し、子どもたちの記憶に残る機会をつくり、食物アレルギーに対する理解・関心を深めてもらうことを目的に、小学校5・6年生向けに2021年10月からスタートした。2021年度は計4校で実施し、延べ287人の児童が参加。2022年度も副読本10万部を全国で配布しており、オンライン出前授業も10月から開始した。今回の授業は、「永谷園」が講師を担当し、小学5年生4クラス・123名を対象に授業を実施した。

■オンライン出前授業内容 ≪2022年12月14日 大阪府の豊中市立西丘小学校で5年生を対象に実施≫

  1. 副読本を活用した食物アレルギーについてのクイズと解説
  2. 食物アレルギー配慮商品を作っている、永谷園の工場についての説明とクイズ
  3. 実際に食物アレルギー配慮商品を手に取り、表示の工夫や見方を学習
  4. 児童からの事前質問への回答

◇授業の様子
 食物アレルギーに関するクイズや、実際に商品を手にしながら表示を見てもらうワークを実施した。また、食物アレルギー配慮商品に取り組む企業として、普段見ることのできない製造の様子などを紹介しながら、少しでも食物アレルギーに興味を持ってもらえるように楽しく学べる内容にした。児童からは「自分は食物アレルギーではないから興味がなかったけれど、授業を受けて興味がわいた」「同じ料理でも人やお店によって使う材料が違うことを初めて知ってびっくりした」「これからは色々な食品の表示を見たり聞いたりして確認してみたい」等の感想があり、食物アレルギーへの関心や知識が深まった様子がうかがえた。

監  修:今井 孝成(昭和大学医学部 小児科学講座 教授)
編集委員:曽我部 多美(前全国小学校家庭科教育研究会会長)
桂 恵美(東京都府中市立府中第一小学校養護教諭)
編集協力:長谷川 実穂(小児アレルギーエデュケーター 管理栄養士)
発  行:プロジェクトA(オタフクソース株式会社・ケンミン食品株式会社・株式会社永谷園、日本ハム株式会社・ハウス食品株式会社)
制  作:株式会社全教図

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