「将来の職業や夢は?」現役中高生約1,700人を調査 男女ともに将来なりたい職業1位は「教師・教員・大学教授」給与・待遇より働きがい・やりがいを重視

 株式会社ベネッセコーポレーション(岡山市、小林 仁 代表取締役社長)の無料の自習室×学習記録アプリ「StudyCast(スタキャス)」は、2022年11月30日から12月5日まで、現役中高生のユーザーを対象に「中高生の将来の夢や職業に関するアンケート調査」を実施し、結果を発表した。調査には1,738人の回答があった。

調査サマリーと調査分析コメント
■結果サマリー
1. 「教師・教員・大学教授」がなりたい職業として人気。女子は「看護師」や「医者」などの医療系、男子は「国家公務員・地方公務員」の人気も高い。
2. 興味がある業界は、男子は「教育」「鉄道・航空・運輸・物流」「電子・電気機器」、女子は「医療・福祉」「教育」「繊維・化学・薬品・化粧品」が上位。
3. 職業選択については男女ともに給料・待遇よりも働きがい・やりがい・やりたいことを重視。
4. 男女ともに人生の中で「趣味を楽しみたい」「好きな仕事がしたい」を大事にしたいと回答。仕事もプライベートも大切にしたいという考えがうかがえる。

■調査分析

 価値観やキャリアが多様化するなか、Youtuberやゲームクリエイターなどの職業が人気になると考えていたが、教育・医療・インフラ関係の業界や職業に人気が集まった。コロナ禍で子どもたちに身近な教師や医療現場のスタッフ、物流の配達員などが自分たちの日常生活を支えるために奮闘する姿を目の当たりにし、働きがいややりがいを求める中高生の心に火をつけたのではないかと考えている。他方で、長年続く日本の低成長経済を背景に、人生では好きな仕事だけでなく、プライベートも充実させ楽しみたい傾向も強くなっていると考えている。とスタディキャスト調査担当の加地さんはコメントした。

■本調査の概要

調査対象 :  全国の「StudyCast」ユーザー(中高校生)、1,738名
調査方法 :  インターネット調査
調査時期 :  2022年11月30日〜12月5日
主な調査内容:勉強への意欲や意味・必要性の実感度によって将来の夢の具体性がどう変わるか、希望年収、学年別人気職業ランキング・業界ランキング、職業選択基準や人生で大事にしたいことの学年別ランキングなど

 StudyCastは、勉強へのやる気が上がらない子どもたちのモチベーションを喚起する自習室×学習記録アプリ。全国のユーザーと安心・安全につながりながら勉強できるオンライン上の学習ルームで、累計ダウンロード数は58万を超えるアプリ。(2023年1月時点)

​調査詳細​
​ ■なりたい職業、働きたい業界
・「教師・教員・大学教授」が男女問わず人気。女子は医療関係が上位にランクインする傾向が強かった。
・コロナ禍を背景に教師との接点が相対的に厚くなったり、現場で日々奮闘する医療スタッフが活躍したりする報道をみたことで教師・医療関係の職業が上位に入っているのではないかと考えられる。

Q.あなたの将来の夢を教えてください。複数ある方は1番実現したいものを選んでください。
※単一回答、N=男子183、女子1479

Q.働いてみたい業界・分野を教えてください。※複数回答、N=男子183、女子1479

■職業選択の基準
・男女ともに「働きがい・やりがいがある」「自分のやりたいことができる」「給料・待遇がいい」が上位。
・低成長経済が続いていることもあり、給料や待遇よりも、その仕事を楽しめるか、その仕事に意味を感じられるかということに子どもたちの関心がシフトしていっていることが考えられる。

Q.職業を選ぶとき、どんなことを大切にしたいと思いますか?※複数回答、N=男子183、女子1479

■人生の中で大事にしたいこと
・男女ともに「趣味を楽しみたい」「好きな仕事がしたい」が上位。男子は趣味や恋愛・結婚、女子は仕事に関するものがより上位となっている。
・全体的な傾向として、仕事と趣味や恋愛などのプライベートの両方を充実させ、バランスを取りたいと考えている子どもが多い傾向。

Q.人生の中でどんなことを大事にしたいと思いますか?※複数回答、N=男子183、女子1479

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