奈良先端科学技術大学院大学と武蔵精密工業が『MuSASHi植物バイオ研究室』を立ち上げ

 武蔵精密工業株式会社(愛知豊橋市、大塚浩史代表取締役社長)は国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学(奈良県生駒市、塩﨑一裕学長)と共同で、2023年4月1日より「MuSASHi植物バイオ研究室」を設置した。

 武蔵精密工業は、2020年10月に植物バイオ事業の構築を目的とした研究機関、M Labを本社・植田工場内に開設。社内から選抜した研究員に加え、2021年8月からは奈良先端大と包括連携契約を締結し、共同研究を開始した。愛知県の東三河地域特有の土壌で生育される植物の機能性成分や、その処方を研究、開発することで、人々の健康に寄与することを目指している。また「MuSASHi植物バイオ研究室」では、植物のストレス耐性を強化する新たな因子を用いた圃場での効果実証を進め、持続可能な農法開発を目指し、これまでの奈良先端大との共同研究の成果をさらに深化させていく。

 研究室の設置は、奈良先端大が2023年度に創設した「共同研究室制度」を活用したもの。産学連携研究の新たな取り組みとして、特定の企業と奈良先端大の教員が連携して深く広く研究することが可能な制度で、制度活用第1号が「MuSASHi植物バイオ研究室」となる。

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