鹿児島大学教育学部附属小学校が英語の授業でメタバースを活用

 XRコンテンツ制作などを行う株式会社リプロネクスト(新潟市、藤田 献児 代表取締役)は、鹿児島大学教育学部附属小学校(鹿児島市、佐野 輝 学長)の英語教育向けメタバース空間を制作した。児童たちが、外国語科によるコミュニケーションにおける見方・考え方を働かせながら、やりとりを工夫することができるようにするために、メタバース空間を使用する。

 2023年5月26日(金)に鹿児島大学教育学部附属小学校にて行われた『令和5年 鹿児島大学教育学部附属小学校 公開研究会』では、全国から集まった先生・教育関係者など約800名がメタバース空間を使った公開授業を視察した。

 インターネット上で、自分自身の分身となるアバターを通じてコミュニケーションが取れる3DCGの仮想空間「メタバース」。リプロネクストはビジネスユースに特化したメタバース制作・開発を行っており、今回は小学校高学年の児童が、外国語の学習で使用するメタバース空間を制作した。パソコンやスマートフォンからアプリレスで接続できるNTTコノキュー社が提供するプラットフォーム「DOOR」を使用。空間は日常生活で馴染みのあるショッピングモールを再現し、フードコート/スーパーマーケット/観光案内所/フリースペースを用意した。

 このメタバースは今後、外国語の授業の冒頭等で活用される。児童と先生が英語でコミュニケーションを取り、授業内容へとスムーズに移行するオーラル・イントロダクションのツールとして導入。児童はアバターを介して「行ってみる」「触れてみる」といったアクションを起こすことが可能で、体験しながら学ぶことで学習内容の定着を図ることができる。

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