深谷市と株式会社渋沢栄一学が包括連携協定を締結

 埼玉県深谷市(小島 進 市長)と、株式会社渋沢栄一学(埼玉・深谷市、金田 隼人 代表取締役)は、2025年10月29日(水)、渋沢栄一翁の精神を次世代へ継承し、深谷市を起点として全国に広めることを目的に「渋沢栄一翁の顕彰に関する包括連携協定」を締結した。
 この協定により、深谷市と株式会社渋沢栄一学は、教育・経済・観光など多様な分野において包括的な連携を推進し、渋沢栄一の「道徳経済合一」の理念を、AIやデジタルを活用した新たな形で現代社会に実装していくことを目指す。

協定の目的
 渋沢栄一の精神を後世へ繋ぎ、深谷市を起点として全国へ広めるため、それぞれが持つ特徴を活かしながら、多様な分野で連携・協働による事業を推進し、魅力ある地域社会の形成と住民サービスの向上を図ることを目的としている。

主な連携項目

  1. 渋沢栄一に係るAI・デジタルを活用した教育・研究に関すること
  2. 渋沢栄一を活かした産業・経済の振興に関すること
  3. 渋沢栄一の精神の普及啓発、観光の振興に関すること
  4. その他、目的を達成するために必要な事項に関すること

今後の主な取り組み
 協定締結後は、スタートアッププログラムとして深谷市をフィールドに以下の3事業を展開し、今後は市内の小・中学校や全国への展開を目指す。
・高校生向け教育プログラム
探求学習やアントレプレナーシップ教育を通じ、次世代を担う若者に渋沢精神を伝承。
・渋沢栄一学AI開発プロジェクト
栄一翁の膨大な言行録・資料をもとに、対話形式で学びや気づきを得られるAIを開発。
・深谷 渋沢栄一学視察 ワークショップツアー
経営者・教育者を対象に、渋沢栄一の思想を体感的に学ぶツアーを企画。地域と経済をつなぐリーダー育成を図る。

協定締結式 概要
日時:2025年10月29日(水) 深谷市長定例記者会見終了後
会場:深谷市役所 本庁舎3階 災害対策本部室
出席者:
深谷市 小島 進 市長、長原 一 副市長、片桐 雅之 教育長 ほか
株式会社渋沢栄一学 金田 隼人 代表取締役
有限会社STUDIO G VOICE 平松 嵩 代表取締役
株式会社Unitrans 斎藤 悠輔 代表取締役
株式会社ワトソン 中村 知嗣 代表取締役


今後の展望
 今回の協定を通じ、深谷市を起点とした「渋沢栄一学」の取り組みは、教育・経済・テクノロジーの領域を横断しながら、日本各地で“新しい公”の価値創造モデルとして展開していくことを目指す。

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