中学受験や大学入学共通テストを目前に控える中、コクヨは難関大学に合格・在籍・卒業した子どもを持つ保護者を対象に、「受験期の親子のコミュニケーション」に関する調査結果を公表した。調査からは、受験期に多くの保護者が悩みを抱えつつも、子どもに合った学び方と家庭での関わり方が合格を後押ししていた実態が浮かび上がった。
調査によると、58.9%の保護者が「受験期の子どもとの距離感に悩んだ」と回答。一方で、親子の会話自体は比較的活発で、平日の平均会話時間は30分以上が約7割にのぼった。話題の中心は「勉強」だけでなく、「子どもの趣味」や「学校での出来事」で、受験期であっても日常的なコミュニケーションを大切にしていた家庭が多かった。
また、受験期のサポート方法としては、52.3%が「文具や教本を買ってあげる」と回答。過去問演習や反復学習が増える時期に、文具や教材といった“モノ”を通じて学習環境を整える支援が行われていた。
こうした環境づくりの結果、57.9%の保護者が「子どもは楽しく勉強に取り組んでいた」と感じており、学力が伸びた最大の理由としては「自分に合ったまなびかたが見つかったから」が最多となった。
受験指導の専門家である西村創氏は、受験期の親の役割について「特別な言葉をかけるよりも、これまで通りの雰囲気を保つことが重要」と指摘。子どもの特性を観察しながら、学び方や文具といった“選択肢を手渡す”姿勢が、安心感と集中力につながるとする。
ノ ートブランド「Campus」を展開するコクヨは、こうした調査結果を踏まえ、文具と学習法を組み合わせた「まなびレシピ」を通じて、子ども一人ひとりに合った学び方の発見を支援していくとしている。受験期の親子にとって、適切な距離感と「楽しく学べる環境」が、合格への重要な要素であることを示す調査結果となった。




