麗澤中高、英語学習で「Monoxer」活用

外部模試で過去最高水準 基礎定着で学力底上げ

 モノグサ株式会社は、記憶定着のための学習プラットフォーム「Monoxer」が、麗澤中学・高等学校の英語学習で活用され、複数学年の外部模試で過去最高水準の成績を記録したと発表した。学力分布では下位層の割合が減少し、学年全体の底上げが進む一方、英検1級合格者も出るなど、上位層の伸長にもつながっている。

 麗澤中学・高等学校は、「国際的日本人」の育成を教育理念の一つに掲げ、英語教育に力を入れている。英語を母語とする専任グローバル教員6人が在籍し、日本人教員と連携しながら、生徒が英語を積極的に使う授業環境を整えている。

 一方で、英語学習の土台となる語彙や文法の定着には、生徒ごとの習得度に差が生じる課題があった。生徒自身は「覚えたつもり」でも、実際のテスト結果との間に乖離が生じることもあり、家庭学習の質が個人に委ねられやすい状況があった。

 こうした課題を受け、同校はMonoxerを導入した。生徒ごとの学習状況や記憶度を可視化し、理解度に応じた学習支援を行える点に加え、小テスト運用の効率化によって学習機会を増やせる点を評価した。

 運用面では、Monoxer上の日々の学習進捗や記憶度を評価に反映させ、任意課題ではなく日常的な学習として位置付けた。また、スピーキング機能を活用し、人前で英語を話すことに苦手意識を持つ生徒も、一人で発音や表現を繰り返し練習できる環境を整えた。

 さらに、英語科教員だけでなく、学年担任や部活動顧問にも管理画面を共有し、生徒の学習状況を学校全体で把握する体制を構築した。進捗が遅れている生徒には、担任からも具体的な声掛けを行うなど、教科を越えた学習支援につなげている。

 導入後は、語彙や文法の基礎定着が進み、外部模試で複数学年が過去最高水準の成績を記録した。GTECなどのライティングスコアでも全国平均を大きく上回る成果がみられ、基礎力の強化が応用力や表現力の向上にもつながっているという。

 また、学習状況の可視化により、英語に苦手意識を持つ生徒も小さな成功体験を積み重ねやすくなった。上位層にも学習習慣が波及し、英検1級に合格した生徒は、Monoxerを活用して英検1級用単語帳1冊分の記憶度を100%にするまで学習を継続したという。

 英語学習での成果を受け、同校では2026年度から古文や日本史など他教科への導入も拡大している。ICTを単なる補助教材としてではなく、学習状況の可視化、評価、指導を一体化する仕組みとして活用する取り組みは、学校全体で「やり切る力」を育てる事例として注目されそうだ。

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