AOIが全国の高校教員へ向けて総合型選抜(旧AO入試)の指導者向け動画コンテンツを無償提供へ

 株式会社花形(京都府京都市、小澤忠代表取締役)が運営する「総合型選抜専門塾AOI」(以下「AOI」)が、総合型選抜(旧AO入試)に関する指導補助教材プログラム「AOI for Teachers」を全国の高校教員へ無償提供している。また、同時に、指導時の課題教員の質問に答える会員制のチャットサービスの無償提供も開始した。

「AOI for Teachers」は、生徒ではなく、先生のためのツール。コンテンツは、10本の動画教材で構成され、総合型選抜の基礎知識と小論文、プレゼンテーションなどの指導・対策が学べる(2021年7月現在)。また、会員制のチャットサービスを設けることで、受験情報の共有、他校の先生との意見の交換や指導課題へのアドバイスなどを受けられるようにした。

 AOIは、総合型選抜専門塾で、科目別ではなく、「ロジカルシンキング」や「社会課題分析」など、人づくりをベースとしたカリキュラムを用意する。また、生徒の学校成績や活動実績などの基礎情報のみならず、定性評価も含めより多くのデータベースを蓄積し、総合型選抜に特化した学びを提供。これまで、ここで学んだ約1500名の生徒が、総合型選抜(AO入試)で大学に入学している。

カリキュラムは「志望理由書」などの基礎的な部分から「指導方法&方針」などの応用的な部分までを網羅(画像は「指導方法&方針」のカリキュラム例)

 同社は「AOI for Teachers」を通して、受験生やその周りの学校教員などに総合型選抜の本質を深く理解してもらうこと、それによって偏った判断ではなく正しいスタンスで選択肢を選べるような教育現場の実現を目指す。また、その先に「地域・教育格差の是正」と、総合型選抜が日本全国で主流になることで「“学校”歴社会への脱却」を図ろうとしている。

 今、全国の大学で入学者選抜改革が進められ、いわゆる5教科の点数だけで合否を決めるのではなく、様々な視点で評価する総合型選抜などの入試が存在感を高めている。このような背景の中、AOIは指導者へ向けた指導コンテンツを提供することは意義深い。

 今後、総合型選抜、推薦入試をはじめとした多様化する入試への対応を推進する塾がどのように成長するか注視したい。

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