総合人材情報サービスの株式会社アイデムは、総合求人サイト「イーアイデム」の会員を対象に実施した「仕事探しに関するアンケート調査」の結果を公表した。調査では、ビジネスマナーとして「挨拶」を重視する回答が最も多く、自身が気を付けている点、相手に求める点の双方でトップとなった。調査は、2026年3月に「イーアイデム」経由で求人に応募した会員341人を対象にインターネットで実施した。
ビジネスマナーについて「自分で気を付けていること」(最大3つ)を聞いたところ、「挨拶」が61.6%で最多となり、「時間を守る」56.0%、「話し方、聴き方」38.4%が続いた。一方、「相手に求めること」でも「挨拶」が50.1%で最も多く、「話し方、聴き方」40.2%、「時間を守る」32.8%という結果となった。同社では、上位項目が共通している点について、求職者が基本的なコミュニケーションや時間管理を重要視している傾向の表れと分析している。また、「自分で気を付けていること」が「相手に求めること」を大きく上回った項目として、「時間を守る」(23.2ポイント差)や「身なり(服装・髪色など)」(13.2ポイント差)が挙がった。一方で、「相手に求めること」が上回った項目では、「役職や立場といった上下関係」(12.6ポイント差)や「年長者への敬意、年少者への配慮」(6.2ポイント差)が目立った。
ビジネスマナーを学びたいタイミングについては、「仕事を進める中で必要だと思ったとき」が50.4%で最多となり、「新しい仕事が決まったとき」33.4%、「新しく仕事が始まったとき」29.9%が続いた。雇用形態別では、正社員希望者で「誰かにビジネスマナーについて教える立場になったとき」の回答割合が高く、管理・指導を見据えた意識もうかがえた。一方、パート・アルバイト希望者では、「仕事を進める中で必要だと思ったとき」が半数を超え、実務を通じて必要性を感じながら学びたいという傾向がみられた。パート・アルバイト希望者に理由を尋ねたところ、「自分の都合のよい時間や曜日に働きたいから」が57.9%で最多となり、「生活との両立を図りたいから」33.5%、「すぐに働き始めたかったから」24.9%が続いた。一方、正社員希望者では、「将来にわたって安定して働きたいから」が58.9%でトップとなり、「自身のキャリアを維持・向上したいから」41.1%、「社会保険に加入できるから」30.4%という結果だった。
調査担当者は、「『挨拶』『時間を守る』『話し方、聴き方』といった基本的なマナーが重視されている一方で、立場に応じた対応や配慮を相手に求める意識も見られた」とコメントしている。



