otonoha、半田市立図書館で環境音による空間ゾーニングを実証

 音環境デザインを手がける株式会社otonoha(東京都千代田区)は、愛知県半田市、株式会社図書館総合研究所、TOA株式会社と連携し、半田市立図書館において環境音を活用した空間ゾーニングの実証実験を実施する。期間は2026年2月5日から3月中旬までを予定している。

 実証では、館内に植栽型サウンドデバイスなどを配置し、BGMや環境音を用いて「会話可能エリア」「音ありの読書エリア」「音無しの読書エリア」の段階的なゾーニングを行う。大規模な改修工事を伴わず、音の設計のみで空間の使われ方を調整できるかを検証する点が特徴だ。

 近年、図書館は読書や貸出機能に加え、地域の学びや交流の拠点としての役割を担う一方、「静かにする場所」という従来のイメージとの両立が課題となっている。子ども連れなど一定の会話を伴う利用と、静穏な環境を求める利用者の双方が快適に過ごせる空間づくりが求められてきた。

 今回の取り組みでは、来館者アンケートなどを通じて、音量や音種、デバイス配置の最適条件を定量・定性の両面から評価する。得られた知見は、築年数を重ねた公共施設でも低コスト・短期間で導入可能な手法として整理し、他の図書館や公共施設への展開も視野に入れる。

 otonohaは、オフィス向け音環境改善サービス「sound veil」で培った知見を公共空間に応用し、多様な利用者が共存できるユニバーサルな空間設計の可能性を探る。図書館の価値向上と地域コミュニティの活性化につながる取り組みとして、今後の成果が注目される。生活

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