チロルチョコと日本数学検定協会、高校でPBL型学習プログラムを実施

チロルチョコ株式会社と公益財団法人日本数学検定協会は、企業連携による探究型学習プログラムを東京都内の高等学校2校で実施している。対象校は東京女子学園高等学校(現・芝国際中学校・高等学校)および麹町学園女子高等学校で、2025年11月から順次取り組みが進められている。

 本プログラムは「一粒100円の新たなチロルチョコを提案してみよう!」をテーマに、生徒が実在の商品を題材として価値創造やマーケティング戦略を検討し、最終的に商品提案を行うもの。企業が提示する実社会の課題に対し、生徒がチームで解決策を構想・発表する問題解決型学習(PBL)の手法を採用している。

 授業では、アイデア発想やプレゼンテーションに加え、需要と供給、損益分岐点といったビジネス数学の基礎概念を扱い、数学が実社会でどのように活用されているかを具体的に学ぶ構成とした。日本数学検定協会は、数学の実用性を体感的に理解してもらうことを狙い、身近で親しみやすい商品であるチロルチョコを教材として選定した。

 同社代表取締役社長の松尾裕二氏も授業に登壇し、商品開発の視点や企業活動の実際を紹介。生徒からは「一つの商品を多角的に考える力が身についた」「コストや利益の仕組みを知り、ものづくりへの見方が変わった」といった声が寄せられている。担当教員からも、生徒の主体的な議論や継続的な探究姿勢を評価する声が上がった。

 日本数学検定協会は、企業や学校との連携を通じて、算数・数学の学びを社会と結びつける取り組みを今後も強化する方針だ。今回のプログラムは、知識習得にとどまらず、正解のない課題に向き合う思考力や創造力を育む教育モデルとして、注目されそうだ。

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