携帯番号に「060」追加へ 2026年7月から若者の複数台持ちで需要拡大

 音声伝送用の携帯電話番号として、新たに「060」から始まる番号帯が2026年7月以降に順次利用可能となる。総務省は2024年12月20日に電気通信番号計画の変更を行い、新たな番号の割り当てを正式に決定した。現在普及している番号の残数が減少している事態に対応するための措置である。
 日本の携帯電話番号は1999年に現在の11桁に統一された。利用者の増加に伴い「090」から始まり「080」「070」と新しい番号帯が順次追加されてきた。2024年9月末時点では、最後に追加された「070」番号の残数が530万件まで減少しており、将来的な番号不足を回避するための準備が急務となっていた。
 番号が不足する要因には、一人で複数の端末を所有する利用形態の広がりがある。特に若年層での複数台持ちが顕著で、15歳から19歳の層では男性の16.0%、女性の20.1%がスマートフォンを2台以上契約している。これは全体の平均である11.4%を大きく上回る数字だ。また、通信障害や災害への備えとして、主回線とは別の通信網を確保する「副回線サービス」の普及も番号消費を加速させている。
 今回の決定により新たに9000万件の番号が確保され、総容量は3億6000万件に拡大する。NTTドコモをはじめとする通信各社は、2026年7月以降の順次サービス開始を目指し、システムの改修などの準備を進めるとしている。

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