HOUSEI株式会社の子会社であるアイード株式会社は、学校向けAI英会話アプリ「AIed English」が、6月から佐賀県立唐津東高等学校に導入されたと発表した。授業内での日常的なスピーキング指導に活用する。
英語教育では、学習指導要領で4技能の育成が重視される一方、生徒一人ひとりに十分な発話機会を確保することや、発音・文法を個別に評価することが課題となっている。生徒側にも、人前で英語を話すことへの不安があり、スピーキング力を伸ばしにくい状況がある。
唐津東高校は、中高一貫教育のもと、グローバル人材やチャレンジ精神を持つ生徒の育成を掲げ、ICTを活用した主体的な学びを推進している。同校では2025年度第3学期に「AIed English」の活用実証を行い、生徒の発話量増加や学習意欲の向上、教員の評価業務の効率化などの効果を確認したことから、本格導入に至った。
「AIed English」は、教育機関向けのAI英会話アプリ。AI音声評価エンジンにより、発音、流暢さ、文法、内容を即時に評価し、生徒にフィードバックを返す。AIとの対話により、人前で話す恥ずかしさを軽減し、授業中だけでなく、放課後や自宅でも繰り返し英会話練習に取り組める。
教員向けには、生徒の学習状況や習熟度を管理画面で確認できる機能を備える。音読、単語、AIとのロールプレイなどの課題作成・配信にも対応し、スピーキング評価にかかる負担軽減につなげる。
唐津東高校の英語科教員は、40人規模の授業で全員に十分な発話機会を与え、個別に発音や文法を評価することに難しさがあったとし、導入により生徒が自分のペースで何度も発話練習できるようになったとコメントしている。
大学入試や国際社会で英語スピーキング力の重要性が高まる中、AIを活用した発話練習と即時評価は、学校現場の新たな支援策となる。今後、授業内外で継続的に「話す力」を伸ばす仕組みとして注目されそうだ。



