
巻頭言
早いもので、今年も残すところ二カ月。冬期講習の計画や、間もなく始まる入学試験へ向けたラストスパートの準備に余念がないことと思う。早いところでは、中学受験コースを中心に生徒募集を開始する学習塾もあろう。
ところで、次年度の計画はできているだろうか。そこには何か新たな事柄、変化、発展が描かれているであろうか。
某チルド・スイーツの大手メーカーでは、毎年新製品を開発することは勿論であるが、既製品も絶えず改良している。売れている既製品には愛好者も多いため、何かわからないが少し美味しくなった、と感じてもらえるように改良を加えているという。そして、それを繰り返えしている、と。
一方で、創業当時から何十年、何百年と同じレシピで、変わらぬ味を提供する老舗がある。どちらも大変重要なことだ。
この二つの事柄は、いつの時代も、どの業種も、企業規模に関係なく当てはまる。
貴塾では如何であろうか。何を変えて、何が不変であろうか。よもや十年一日の如く同じことを繰り返してはいまい。毎年同じ教材、同様のカリキュラム、そして教え方をしているのであろうか。それでは進歩はない。
しかし、同じ時間割、何年も変わらぬ授業分数で授業をしている学習塾が多く見受けられる。如何なものか。
教育理念や経営理念の太い幹がしっかりしていなければ、変化を齎すことができない。貴塾の次年度計画や如何に。
(如己 一)
目次
6 CatchUp 01 志學舎「子供の可能性を信じる」とは何か ──志學舎・松澤保成副塾長が語る、親と塾の伴走
8 CatchUp 02 敬愛塾 生徒の「学びたい」を育む新キャンパス
10 CatchUp 03 KEC近畿予備校+atama plus「質問できない生徒」にも学びの入口を KEC近畿予備校がAI質問ツール「Sketto」で目指す主体的な学習
12 HOT TPICS 1 京都私塾連盟特別セミナー 未来の教育をつくる鍵は「オーナーシップ」 日野田直彦氏が語る、少子化時代の塾・学校の役割
14 塾長の決断(14) 学習塾のBRIDGE 辞めたいと思った塾長が、もう一度教育に賭ける理由
16 挑む私学 サミットアカデミー長聖中等教育学校
19 目次・巻頭言
20 NEWS ARCHIVES
48 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
49 【特集】国勢調査を読む
60 CatchUp 04 早稲田スクール+FLENS「超アナログ」からの転換 早稲田スクールが模索する保護者との関係づくり
62 CatchUp 05 築山塾 東進継続率100%を実現した意外な取り組み
68 TOP LEADER Interview 教育分野における社会課題にソリューションを。 SAPIX YOZEMI GROUP
80 企業研究(162) SOWZOW株式会社
83 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(394)
84 疾風の如く(207) PSIアカデミア(東京都) 代表講師 間中 教文 さん
86 現代学習塾経営概論(44) 小泉正太
88 ぼくの糸島移住とプログラミング塾開塾史(6) 沢津橋紀洋
90 自ら動き出すチームにする方法(146) 中谷彰宏
92 One Target(23) 的場一成
94 PAPER REVIEW(31) 浅見貴則
96 シン・ジュクジン(60)
97 芸術見聞録(160)
98 わが子、就学中(67)
99 塾長の机
100 為田裕行の「教育ICT行」(140)
101 10¹⁵ PETA(66)
102 キクチカラ(23) 菊地香江
103 Opinion from School(88)
104 林明夫の「歩きながら考える」(255)
106 新・授業改革を目指して(153) 石川幸夫
108 私塾界インサイト(104)
112 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(60)
114 白書界隈徘徊話 特別編
118 論点2026(11) 学習塾に入る資本と守るべき教育の価値
122 編集後記
124 Book Review
126 塾長のためのガジェット講座



