Category: 月刊私塾界

小中部門と東進部門が連携し次なる高みへ

小中学生を集団指導する早稲田スクールは、熊本県内のトップ高校に多くの生徒を送り出している。この塾を運営する株式会社早稲田スクール(熊本県熊本市)は、他に個別指導ブランドも展開しているほか、東進衛星予備校にも加盟している。高校部担当 執行役員の竹下臣治氏と、東進衛星予備校 熊本水前寺校 校長の蓑田朋和氏に、現在抱えている課題を中心に取材した。

小中部門と高校部門の間にあった見えない壁

まずは早稲田スクールの歩みをお聞かせください。
竹下 1971年に創業した早稲田スクールは、地道に校舎を増やし2003年には個別指導部の「早稲田アイ・スタディ」を立ち上げ、学研ホールディングスとも資本提携し、近年は積極的に教室を展開しています。また、2007年には東進に加盟しています。
 課題に感じているのは、小中部門と高校部門(現東進衛星予備校)との間にあるセクショナリズムです。本来であれば小中部門の社員が携わるべきだったと感じますが、高校部門を立ち上げるにあたって新たに人財を採用したんです。そのため以前はかなり距離感がありました。

どのような状態だったのでしょうか?
竹下 お互い別会社かのような感覚があったため遠慮していましたし、個人間の交流もほとんどなかったと思います。
 しかし段々と東進の素晴らしさに気づき、高校部門において小中部門のよさを残しながらも東進のよさを打ち出そうとしてきました。
 そうした経緯があるなか、私は3年前に現職に着任。AIに負けないスピードで進化している東進コンテンツをよりよく運営できるよう、試行錯誤しているところです。
 目指しているのは、社員たちが臆することなく行動でき、発言ができる。そんな環境作りです。

具体的にはどのような働きかけをされているのでしょうか。
竹下 メールでのやり取りを増やしたほか、高校部門の職員が小中部門で説明会をおこなうなど、双方が交わるきっかけを作っています。
 そしてまさに今日、1回目の新高1生向け研修を小中部門でおこなったところです。距離感のある時期が長かったので一気に解消とはいきませんが、少しずつ前進していかなくてはと感じています。

本音でぶつかるバーチャル校の継続率が高い

蓑田朋和氏

高校部門への継続状況はいかがでしょうか。
蓑田 以前は継続率が高い時期もありましたが、今は正直あまりうまくいっていません。少子化やコロナ禍、物価高といった社会情勢のせいにしても仕方ありませんので、巻き返さなくてはと考えています。
 しかしながら高校部門の職員に任せず、自分で継続面談をする小中部門の先生もいて、そうした先生がいる校舎は継続率が高いです。やはり小中部門と高校部門は密に連携すべきだと感じます。
 また、2年前には小中部門において早稲田スクールバーチャル校を開校したのですが、そこも継続率が高いですね。

早稲田スクールの高校部門は東進衛星予備校を運営している

バーチャル校のどんなところがよいと感じられますか?
竹下 とにかく校舎長の熱意がすごいんです。バーチャルだと生徒との関係作りが大変ではないかと感じていましたが、熱意があればそれも関係ないことが証明されました。
 またその校舎長は、我々高校部門にも本音をぶつけてくるんですよね。遠慮をしていては何も生まれない、と実感しました。
 月1回の全体会議でこの好事例を共有しようとするのですが、属人的な部分が大きく、まだ「何をすべきか」が明確に捉え切れていません。そこをしっかり言語化し、再現性を高めていきます。

東進の志教育を活かし切る「志部門」を設立

高校部門の東進衛星予備校では「志作文」に力を入れていると思いますが、御社での取り組みについてお聞かせください。
蓑田 志作文は興味のある校舎から進めてもらいました。最初は数校が走り出した形でしたが、他の校舎もそれに追随しようと動き出しています。
 そして今年からは、全高1生が必須で取り組むものとしました。志作文の提出率は年々高まっていますので、来年は8割以上の生徒が提出できるよう進めています。
 それから熊本県の高校生は成績上位校であっても、大学を意識する時期が遅いんです。志作文は受験に本腰を入れるべきいいタイミングでおこなわれるので助かっていて、生徒たちには「難しく考えず、まずはありのままを表現しよう」と伝えています。
 それゆえネガティブな内容になる生徒もいますが、これを書くことによって考えが改まり、受験への意識が着実に高まっていると感じます。

高校部門で定期的に実施しているチームミーティングは、「非認知能力」の育成にも役立っている

効果を実感されているわけですね。
竹下 ええ。東進のコンテンツは、生徒の非認知能力にもしっかり働きかけてくれるので有り難いですね。「志部門」を新たに立ち上げ、そうしたコンテンツを十分活用できるよう取り組んでいます。

今後の目標をお聞かせください。
竹下「高校別対応の個別指導コース」を東進本部は新たに開講しました。学校の勉強に不安を抱えている中位下位層の生徒への切り札になると思いますし、これまでとは違った角度から生徒を導けるのは大きいと感じていますので、今後、積極的に提案していくつもりです。
 また最近は、担任助手をしっかり指導する必要性も感じてきました。担任助手に任せなければならないことはたくさんあり、それができればかなり運営側の底上げが図れます。思い切ってそこに踏み込めるよう、周りをリードしてまいります。

■株式会社早稲田スクール https://www.wasedaschool.com
■東進衛星予備校 https://www.toshin.com/es/

月刊私塾界2024年10月号(通巻522号)

巻頭言

私大の定員割れとその対策

 2024年度、私立大学の定員割れが史上最悪の割合に達した。全国の私立大が354校、59・2%が該当し、三大都市圏でも定員充足率が100%を下回る事態に。少子化の影響が顕著であり、小規模校や地方校だけでなく、都市部の大学も厳しい状況に直面している。

 定員割れの背景には、18歳人口の減少が直接的な原因として挙げられる。入学者数の減少とともに、定員充足率も下降し、特に中小規模の大学でその傾向が顕著である。教育機関は、学生確保のための施策に躍起になっているが、状況は年々厳しさを増している。

 この問題の解決策としては、教育の質の向上と国際化の推進が不可欠である。高等教育のグローバルスタンダードへの適応、外国人学生の受け入れ拡大、産学連携による新たな学びの場の提供などが考えられる。また、地方創生と連動した大学の特色化や、オンライン教育の充実が求められるだろう。

 私立大学の存在意義を再確認し、時代に即した変革を進めること。それが、これからの高等教育機関が直面する課題への挑戦である。

 一方で、塾や予備校は進学指導だけでなく、生徒のキャリア形成をサポートする役割へとシフトする必要がある。教育内容の国際化、産学連携の促進、地方創生への貢献など、より広範な教育サービスを提供することが求められる。

(如乙 一)

目次

  • 6 CatchUp 1 むぎ進学教室 東進コンテンツを信じてやり抜く指導で成績も生徒数もアップ
  • 8 CatchUp 2 FLENS株式会社 スマホでできる「学習機能」をSchool Managerに搭載。学習に改革を起こす
  • 10 CatchUp 3 Be高等学院 赤ペンメンターが伴走するベネッセの通信制サポート校「Be高等学院」が来春開校
  • 16 HOT TOPICS ★塾・予備校経営者必読!教育ビジネスの新領域〈シリーズ第1回〉 元祖AO・推薦合格指導館でブルーオーシャンを切り拓け!
  • 20 挑む私学 成田高等学校・同付属中学校
  • 23 目次・巻頭言
  • 24 NEWS ARCHIVES
  • 52 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 53 【特集】 塾長の決断2024
  • 66 TOP LEADER Interview すべての人と社会に貢献できる企業へ。 VisualVisionグループ
  • 76 現代学習塾経営概論(19)
  • 79 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(368)
  • 80 疾風の如く(182) まつたに数学塾(京都府) 塾長 松谷 学 さん
  • 82 PAPER REVIEW(8)
  • 84 For Whom the 塾 Tolls(38)
  • 86 自ら動き出すチームにする方法(121) 中谷彰宏
  • 88 シン・ジュクジン(35)
  • 89 芸術見聞録(135)
  • 90 わが子、就学中(43)
  • 91 塾長の机
  • 92 為田裕行の「教育ICT行」(115)
  • 93 10¹⁵ PETA(43)
  • 95 Opinion from School(63)
  • 96 林明夫の「歩きながら考える」(230)
  • 98 塾ソムリエの講師研修指南 西村則康(名門指導会代表 塾ソムリエ)(57)
  • 100 私塾界インサイト(79)
  • 104 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(35)
  • 106 咲かせよ桜(115) 小林哲夫
  • 110 論点2024(10) 令和7年度 文部科学省概算要求のポイント
  • 114 編集後記
  • 116 Book Review
  • 118 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2024年9月号(通巻521号)

巻頭言

日本の多文化共生を支える日本語教育の展望

 文部科学省の調査によると、日本に住む外国籍の子どもたちの数は増加しており、多くが日本語教育の必要性を抱えているという。これは、公立学校に在籍する日本語指導が必要な子どもたちが過去最多を更新し、その数が6万9123人に達していることからも明らかだ。また、外国籍の子供たちの中には学校に通っていない不就学の可能性があるケースも8601人確認されている。

 この現状は、日本の教育システムにとって重大な課題となっている。民間の教育機関は、これらの課題に対して独自の解決策を提供することができるだろう。例えば、オンラインプラットフォームを活用した日本語教育や、多文化理解を深めるためのプログラムを導入することが考えられる。さらに、民間教育機関は、地域社会と連携して、これらの子供たちが社会に溶け込むための支援を強化することも可能だ。

 2040年に向けて、日本社会はさらに多様化していくことが予想される。この多様化を教育の場でどのように取り扱うかが、今後の教育政策の中心的なテーマの一つとなるだろう。日本に移住してくる家族や子供たちが直面する言語の壁を低減し、彼らが活躍できる環境を整えることは、教育機関の使命として今後確実に重要性を帯びてくる。

(如乙 一)

目次

  • 12 HOT TOPICS【一般選抜39.7%の衝撃!】大学受験の新たな成長市場「総合型・学校推薦型選抜のカリキュラム化」は、「幼・小・中」の低学年マーケティングで決まる!
  • 16 挑む私学 神戸星城高等学校
  • 19 目次・巻頭言
  • 20 NEWS ARCHIVES
  • 48 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 50 【特集①】株式公開企業塾 2025年2・3月期 第1四半期(1Q)決算を読む
  • 60 【特集②】2024生徒募集
  • 72 企業研究(138) 株式会社DeltaX
  • 75 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(367)
  • 76 疾風の如く(181) GoTo早慶MARCH塾(東京都)塾長 後藤 進一 さん
  • 78 現代学習塾経営概論(18)
  • 80 For Whom the 塾 Tolls(37)
  • 82 自ら動き出すチームにする方法(120) 中谷彰宏
  • 84 シン・ジュクジン(34)
  • 85 芸術見聞録(134)
  • 86 わが子、就学中(42)
  • 87 塾長の机
  • 88 為田裕行の「教育ICT行」(114)
  • 89 10¹⁵ PETA(42)
  • 90 Opinion from School(62)
  • 92 林明夫の「歩きながら考える」(229)
  • 94 新・授業改革を目指して(140) 石川幸夫
  • 96 私塾界インサイト(78)
  • 100 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(34)
  • 102 咲かせよ桜(114) 小林哲夫
  • 106 論点2024(9) 「学校教師の働き方」これからどうなる?
  • 110 編集後記
  • 112 Book Review
  • 114 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2024年8月号(通巻520号)

巻頭言

2040年に向けた日本の高等教育の再編

 文部科学省の最新試算によると、2040年頃には大学および短期大学の進学者数が毎年約2万3000人減少すると予測されている。これは少子化の進行によるもので、全国の大学・短期大学における新入生の定員に換算すると、約86・5校分の影響が出る計算になる。

 40年度ごろに大学進学を迎える19~23年に生まれた子供は、平均して前年度から約3万8000人減少する。これに23年度の大学・短大への進学率の61%を掛け、40年度ごろの大学・短大進学者の減少数の予測値を出した。23年度の大学・短大計1070校の入学定員の中央値を270人と設定。留学生や社会人などは含まない。

 この状況に直面して、高等教育機関の再編や統合が急務となっている。中央教育審議会は、高等教育のあり方に関する中間まとめを発表し、今後の具体的な議論を秋以降に予定している。高等教育全体を適正な規模に調整するための措置として、留学生や社会人学生の受け入れ促進、および学生確保の見通しを踏まえた設置認可審査の厳格化が提案されている。

 この大きな変革期において、教育機関は新たなチャレンジを迫られている。特に、学生数の減少に直面する中で、どのように教育の質を維持し向上させるかが重要な課題となる。また、教育の国際化を推進し、より多様な学生層を取り込むことで、日本の高等教育が持続可能な未来を築くための基盤を強化する必要があるだろう。(如乙 一)

目次

  • 16 CatchUp 小中部門と高校部門が連携し次なる高みへ
  • 24 HOT TOPICS1 株式会社サインウェーブ主催の英検®対策無料オンラインセミナー開催 英検®2024年度のリニューアル内容と効果的な勉強法 
  • 26 HOT TOPICS2 個学舎 創立 周年記念式典
  • 28 HOT TOPICS3【特別掲載】人財採用の新時代が到来!「職場を腐らす人を見抜く10の問い」とは?
  • 32 挑む私学 同志社中学校・高等学校
  • 35 目次・巻頭言
  • 36 NEWS ARCHIVES
  • 64 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 65 【特集】私塾界リーダーズフォーラム2024S/S
  • 78 TOP LEADER Interview  独立自尊の社会・世界に 貢献する人財を育成する 株式会社 ナガセ
  • 90 現代学習塾経営概論(17)
  • 95 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(366)
  • 96 疾風の如く(180) あすれっぷ学習塾(兵庫県) 塾長 花井 淨 さん
  • 98 PAPER REVIEW(7)
  • 100 For Whom the 塾 Tolls(36)
  • 102 自ら動き出すチームにする方法(119) 中谷彰宏
  • 104 シン・ジュクジン(33)
  • 105 芸術見聞録(133)
  • 106 わが子、就学中(41)
  • 107 塾長の机
  • 108 為田裕行の「教育ICT行」(113)
  • 109 10¹⁵ PETA(41)
  • 110 Opinion from School(61)
  • 112 林明夫の「歩きながら考える」(228)
  • 114 塾ソムリエの講師研修指南 西村則康(名門指導会代表 塾ソムリエ)(56)
  • 116 私塾界インサイト(77)
  • 120 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(33)
  • 122 咲かせよ桜(113) 小林哲夫
  • 126 論点2024(8) あまり知られていない、教育振興基本計画
  • 130 編集後記
  • 132 Book Review
  • 134 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2024年7月号(通巻519号)

巻頭言

より安全な学習環境を目指して
 この夏、全国の教育サービス事業者は重要な節目を迎えることになる。子供と接する仕事に就く者の性犯罪歴を事業者が確認できる「日本版DBS」法案が参議院内閣委員会で可決され、近年増加している教育現場での性犯罪を防ぐための新たな歩みが始まろうとしている。
 この制度は、特に学校や学習塾などの教育機関で働く約230万人の職員に影響を与え、子供たちの安全を確保するための重要なステップとなるだろう。
「日本版DBS」導入のメリットは明らかだ。教育現場での安全が強化され、保護者や生徒にとっては通っている教室の信頼性の向上に繋がる。しかし、このシステムは性犯罪歴がある者の就労に制限を加える点で、職業選択の自由への影響も懸念されている。さらに、性的動機が不明確な犯罪に対する線引きや、誤認識の可能性も課題として残る。
 教育サービス事業者は今後、この制度の適正な運用と、課題への対応策を検討しながら、すべての子供が安心して学べる環境を整えることが求められることになる。
 教育に携わる者としては、新たな責任を果たすとともに、常に変化する社会のニーズに応じた教育の質を高める努力を続けなければならない。
 法案の施行まで時間があるものの、教育サービス事業者はすぐに安全な学習環境を確保するための準備と対策を開始すべきだろう。
 これは、単なる法的義務を超え、子供たちへの責任を果たし、教育機関の信頼を守るためにも不可欠だ。

(如乙 一)

目次

  • 14 HOT TOPICS1 教え方日本一を競う全国模擬授業大会が開催
  • 16 HOT TOPICS2 教育の未来を築く日本教育士検定およ び全国名教師授業大会が開催
  • 18 HOT TOPICS3さらば偏差値! 時代は「正解」から「探究」へ 元祖AO・推薦合格エンジン[H100]が育む「真の 人財」とは?
  • 24 挑む私学 大阪偕星学園高等学校
  • 27 目次・巻頭言
  • 28 NEWS ARCHIVES
  • 56 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 57 【特集】 新課程入試
  • 72 TOP LEADER Interview  幼児期に考える力の土台を構築。株式会社 幼児教育実践研究所
  • 83 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(365)
  • 84 疾風の如く(179)高木塾(京都府) 代表 高木 宏章 さん
  • 86 現代学習塾経営概論(16)
  • 88 For Whom the 塾 Tolls(35)
  • 90 自ら動き出すチームにする方法(118) 中谷彰宏
  • 92 シン・ジュクジン(32)
  • 93 芸術見聞録(132)
  • 94 わが子、就学中(40)
  • 95 塾長の机
  • 96 為田裕行の「教育ICT行」(112)
  • 97 10¹⁵ PETA(40)
  • 99 Opinion from School(60)
  • 100 林明夫の「歩きながら考える」(227)
  • 102 新・授業改革を目指して(139) 石川幸夫
  • 104 私塾界インサイト(76)
  • 108 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(32)
  • 110 咲かせよ桜(112) 小林哲夫
  • 114 論点2024(7) 外国人児童生徒等の教育について
  • 118 編集後記
  • 120 Book Review
  • 122 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2024年6月号(通巻518号)

巻頭言

AI個別指導の現実味

 昨春のリーダーズフォーラムで、英進館の筒井俊英社長とManabieの本間拓也CEOがChatGPTをベースにした教育の個別最適化の可能性について語られていたことは記憶に新しい。

 それからわずか1年弱で新たにリリースされたOpenAIのChatGPT4oは、自然言語理解と生成の能力において大きな進歩を遂げた。この技術を教育現場に応用することで、学生一人ひとりの理解度に合わせたパーソナライズされた学習が可能になるだろう。特に、カーンアカデミーとの連携による個別指導は、AIが具体的な学習コンテンツを提供し、学生の疑問点を即座に解決する例を見せている。

 さらに、この技術の進化は生徒の自学自習の質を飛躍的に向上させる可能性がある一方で、これまでの学校教育や学習塾における現場の価値を問い直す機会を提供する機会にもなった。

 ともすれば、解き方を教えるだけの講師は必要とされなくなる時代はもうそこまで来ているのかもしれない。しかし、教室での学びが提供する「共有された体験」や「社会性の育成」といった側面が、今後の教育においても重要であることに変わりはないことから、技術の進歩とともにこれらの価値をどのように維持し発展させていくかが課題となることは間違いない。

 これからの教育現場は、AI技術を上手く取り入れつつ、人と人との血の通った対話や協働を促進する環境をどう整えるかが鍵を握るだろう。

(如乙 一)

目次

  • 6 CatchUp1 ベスト学院 東進衛星予備校の運営手法を見直したことで東大合格者が続出
  • 8 CatchUp2 リード進学塾+ライフイズテック株式会社 共通テストの「情報I」対策を強力に後押しする「情報AIドリル」
  • 12 HOT TOPICS1 塾フェス2024が開幕 全国の個性豊かな塾長たちが集う
  • 14 HOT TOPICS2 私塾ネット「第 回全国塾長職員研修大会」を開催 ステップの龍井郷二代表が記念講演
  • 16 HOT TOPICS3 サインウェーブがセミナーを開催 ESAT J対策を始め、英語4技能試験への対応策を提供へ
  • 18 HOT TOPICS4 特許エンジン搭載 進路発見プラットフォーム WEBSTAR「元祖AO・推薦合格指導館」で一変する日本の教育業界
  • 24 挑む私学 ノートルダム女学院中学高等学校
  • 27 目次・巻頭言
  • 28 NEWS ARCHIVES
  • 56 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 57 【特集①】株式公開企業塾2024年 2・3月期決算を読む
  • 70 【特集②】 教育ICT考2024 S/S〈後編〉
  • 88 TOP LEADER Interview 次なる10年に向け 興学社が描いている夢とは 株式会社 興学社
  • 102 現代学習塾経営概論(15)
  • 104 企業研究(137) 株式会社プロレドパートナーズ
  • 107 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(364)
  • 108 疾風の如く(178) GS進学教室(東京都) 代表 後藤 高浩 さん
  • 110 PAPER REVIEW(6)
  • 112 For Whom the 塾 Tolls(34)
  • 114 自ら動き出すチームにする方法(117) 中谷彰宏
  • 116 シン・ジュクジン(31)
  • 117 芸術見聞録(131)
  • 118 わが子、就学中(39)
  • 119 塾長の机
  • 120 為田裕行の「教育ICT行」(111)
  • 121 10¹⁵ PETA(39)
  • 123 Opinion from School(59)
  • 124 林明夫の「歩きながら考える」(226)
  • 126 塾ソムリエの講師研修指南 西村則康(名門指導会代表 塾ソムリエ)(55)
  • 128 私塾界インサイト(75)
  • 132 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(31)
  • 134 咲かせよ桜(111) 小林哲夫
  • 138 論点2024(6) 高等教育の目指すべき姿とは
  • 142 編集後記
  • 144 Book Review
  • 146 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2024年5月号(通巻517号)

巻頭言

DXハイスクールと民間教育の融合
 文部科学省がデジタル教育の充実を目的とした「DXハイスクール」の設立に向けて準備を進める中、民間の教育サービス事業者が果たす役割は大きくなるだろう。
 高校生を預かる学習塾でも、地域の高校と連携し、専門的なデジタルスキルのトレーニングを提供したり、高校内では不足しがちなリソースを補ったりすることで、DXイニシアティブ(デジタルトランスフォーメーションの推進を目的とした取り組み)を支援することができる。また、高度な学習のためのプラットフォームを提供したり、生徒がデジタル分野で実体験を積めるような業界との提携を促進したりすることも考えられる。
 DXハイスクールに通う生徒のために、学習塾は¥はメンターシップ・プログラムや放課後のコーディング・クラブ、AI(人工知能)やビッグデータなどの新興テクノロジーに関する週末のワークショップを提供することもできるだろう。
 また、「情報Ⅱ」コースのカリキュラム作成を支援することで、通常の学校スタッフを圧倒するような高度な内容を教えるという課題を軽減することもできる。
 専門知識を共有し、教員にトレーニングを提供することで、民間セクターの関与は、DXハイスクールのプログラムを強化するだけでなく、急速に進化するデジタル環境の中で、その持続可能性と妥当性を確保することができるのではないか。


(如乙 一)

目次

  • 6 CatchUp1 FCEグループ+日本コスモトピア 先生と生徒をタッグで支え、主体性教育と自立学習を推進 FCEグループに日本コスモトピアがグループイン
  • 18 HOT TOPICS【ウィザスグループ CSカンパニー主催】オンラインセミナー言語生成AIが外国語学習に与える影響
  • 16 挑む私学 仁川学院中学校・高等学校
  • 19 目次・巻頭言
  • 20 NEWS ARCHIVES
  • 48 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 49 【特集】 教育ICT考2024 S/S〈前編〉
  • 74 TOP LEADER Interview 教育は人対人。集団授業を通じて、学力と気質を育てる。株式会社 文理学院
  • 84 企業研究(135) 株式会社 PIGNUS
  • 87 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(363)
  • 88 疾風の如く(177) 爆裂松江塾(埼玉県) 代表 真島 剛太郎 さん
  • 90 現代学習塾経営概論(14)
  • 92 For Whom the 塾 Tolls(33)
  • 94 自ら動き出すチームにする方法(116) 中谷彰宏
  • 96 シン・ジュクジン(30)
  • 97 芸術見聞録(130)
  • 98 わが子、就学中(38)
  • 99 塾長の机
  • 100 為田裕行の「教育ICT行」(110)
  • 101 10¹⁵ PETA(38)
  • 103 Opinion from School(58)
  • 104 林明夫の「歩きながら考える」(225)
  • 106 新・授業改革を目指して(138) 石川幸夫
  • 108 私塾界インサイト(74)
  • 112 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(30)
  • 114 咲かせよ桜(110) 小林哲夫
  • 118 論点2024(5) MEXCBTとは
  • 120 編集後記
  • 124 Book Review
  • 125 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2024年4月号(通巻516号)

巻頭言

未来をデザインする教育
 東京大学が新たな5年制の新課程「カレッジ・オブ・デザイン」を設立するという発表は、日本の高等教育における一大変革を予感させる。学部と大学院の境界を越え、留学生を積極的に受け入れ、全授業を英語で行うこの新課程は、グローバルな視野と文理融合の学びを推進する。
 この新課程は、日本の教育が直面する課題への新たな取り組みとして、教育のあり方を再考する機会を提供している。高等教育の国際競争が激化する中で、初等中等教育もまた、生徒たちに世界で活躍するための力をつけるための変革が求められているのである。
 具体的な方策として、STEAM教育の強化を通じて探究心と実践的な問題解決能力を養うプログラムの導入が挙げられる。プロジェクトベースの学習を取り入れ、生徒が現実の問題に取り組みながら学ぶ環境を作ることも重要だ。
 さらに、多文化理解を深めるための国際交流プログラムや、異なる文化背景を持つ生徒が共に学び合う機会を提供することも必要になる。
 民間教育の領域では、生徒たちがグローバルな視点と多様な価値観を尊重する能力を育てるために、実世界の課題を取り入れたプロジェクトや国際的なコラボレーションを促進するプログラムを提供できるだろう。学校教育の枠を超えて、生徒たちが実践的なスキルや世界観を身につけ、将来、国際社会で活躍するための基盤を築くことができるだろう。


(如乙 一)

目次

  • 6 CatchUp1 サクセスリンク株式会社 愛の力を源として、人々の自己実現を支援する
  • 8 CatchUp2 MSGnetwork 高校営業を再開し過去最多の生徒数を実現
  • 10 CatchUp3 株式会社ウイングネット 「ソリューション」から「デザイン」へシフト 更なる進化を遂げるウイングネット
  • 18 HOT TOPICS① 親の教育観や子供の学びに大きな変化 学研教育総合研究所が「小学生白書・中学生白書」最新版を公開
  • 20 HOT TOPICS②〈緊急速報〉最新2024年度入試の変化は まさに時代を映し出す鏡!【後編】
  • 24 挑む私学 大日向小学校・中学校
  • 27 目次・巻頭言
  • 28 NEWS ARCHIVES
  • 56 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 57 【特集】 私塾界Outsight 2024
  • 74 TOP LEADER Interview カンパニー制を導入、グループシナジーを高め事業拡大へ。株式会社 ウィザス
  • 84 現代学習塾経営概論(13)
  • 88 企業研究(134) 株式会社 ローカルイノベーション
  • 91 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(362)
  • 92 疾風の如く(176)学塾ミライ(京都府) 代表 山下 大輔 さん
  • 94 PAPER Review(5)
  • 96 For Whom the 塾 Tolls(32)
  • 98 自ら動き出すチームにする方法(115) 中谷彰宏
  • 100 シン・ジュクジン(29)
  • 101 芸術見聞録(129)
  • 102 わが子、就学中(37)
  • 103 塾長の机
  • 104 為田裕行の「教育ICT行」(109)
  • 105 10¹⁵ PETA(37)
  • 107 Opinion from School(57)
  • 108 林明夫の「歩きながら考える」(224)
  • 110 塾ソムリエの講師研修指南 西村則康(名門指導会代表 塾ソムリエ)(54)
  • 112 私塾界インサイト(73)
  • 116 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(29)
  • 118 咲かせよ桜(109) 小林哲夫
  • 122 論点2024(4) ウェルビーイング
  • 126 編集後記
  • 128 Book Review
  • 130 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2024年3月号(通巻515号)

巻頭言

 経済の大波に乗じ、民間教育サービスにも変革の波が押し寄せている。日経平均株価が34年ぶりの高水準を記録する中、教育業界には新たな投資と期待が寄せられている。

「空白」とも揶揄されたこの30年余り、日本の学校教育も大きな転換期を迎えている。経済の停滞は教育投資の縮小を意味し、学校の現場も疲弊感を隠しきれない。

 この状況を打破するために、民間の力が前進を促すカギとなりつつある。民間の教育企業と学校の現場が協力し、実践的なスキルと知識を教える新しい形のカリキュラムが生まれている。

 民間教育サービスは、こうした学校教育のギャップを埋める機会を提供し、学びの質を高めることで、新たな時代の教育を牽引していける可能性がある。

 教育の枠を超えた産業界との連携により、子供たちに現実世界で役立つ能力を育成することが、今後の改革の主眼になるのではないか。

 技術の進化は教育の形を変え、オンライン学習プラットフォームやAI(人工知能)によるパーソナライズド学習が可能になった。

 しかし、これからの教育サービスには、単なる技術の革新だけでなく、教育の質の向上という本質的な目的を追究する変革が求められている。

 このためには、企業、教育者、技術者がともに協力し、学習者のニーズに応える柔軟なカリキュラムや、生涯学習を支えるサポート体制の構築が不可欠だ。未来への投資として、教育は最も重要な資産であり続けるだろう。

(如乙 一)

目次

  • 6 CatchUp1 教育アライアンスネットワーク(NEA) 千島克哉理事兼事務局長が語る『あすがく』リニューアル
  • 8 CatchUp2 若竹塾 保護者も学校も巻き込む教室運営で東進が好調
  • 10 CatchUp3 サインウェーブ 英会話の発音をAIがフィードバック 共通テスト対策にも役立つELST®
  • 12 HOT TOPICS 受験も人生も、成功のカギは「非認知スキル」にあり… 灘中合格者日本一の浜学園が新カリキュラム開始
  • 16 挑む私学 森村学園初等部
  • 19 目次・巻頭言
  • 20 NEWS ARCHIVES
  • 48 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 50 【特集】① 株式公開企業塾2024年2・3月期  第3四半期決算を読む
  • 60 【特集】②『学習塾白書2023』を読む
  • 78 TOP LEADER Interview ミライ思考で、楽しく新しい学びを塾から。 株式会社 学研スタディエ
  • 88 企業研究(133) 株式会社 ローカルイノベーション
  • 91 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(361)
  • 92 疾風の如く(175)株式会社サムライプラン(大阪府) 代表取締役 小笠原 一磨 さん
  • 94 白書界隈徘徊話(107)
  • 96 For Whom the 塾 Tolls(31)
  • 98 自ら動き出すチームにする方法(114) 中谷彰宏
  • 100 シン・ジュクジン(28)
  • 101 芸術見聞録(128)
  • 102 わが子、就学中(36)
  • 103 塾長の机
  • 104 為田裕行の「教育ICT行」(108)
  • 105 10¹⁵ PETA(36)
  • 106 現代学習塾経営概論(12)
  • 107 Opinion from School(56)
  • 108 林明夫の「歩きながら考える」(223)
  • 110 新・授業改革を目指して(137) 石川幸夫
  • 112 私塾界インサイト(72)
  • 116 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(28)
  • 118 咲かせよ桜(108) 小林哲夫
  • 122 論点2024(3) スーパーサイエンスハイスクールの現在地
  • 122 編集後記
  • 124 Book Review
  • 126 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2024年2月号(通巻514号)

誤:1 正:2

【お詫び】月刊私塾界 2024年2月号 背表紙の誤りについて

月刊私塾界 2024年2月号背表紙において、月の表記に誤りがございました。
後日、修正シールをお手元にお送り致します。

お手数をおかけし、誠に恐縮ですが、本誌に貼付していただければ幸いです。

以後このようなことがないよう、再発防止に努めてまいりますので、今後とも、何卒よろしくお願いいたします。

巻頭言

不屈の進路

 元旦に発生した能登半島地震において、お亡くなりになられた方々、そのご家族、ご親族、関係者の方々に対しまして、心よりお悔やみ申し上げるとともに、被災者の皆様に心よりお見舞いを申し上げます。また、救急救助並びに復旧活動にあたられている皆さまに感謝いたします。

 まだまだ不安な日々が続いておりますが、皆様が今まで以上に気を落とされることなく、被災地の一日も早い復旧・復興を祈念しております。

 2024年は、能登半島の地震と羽田空港の事故という予期せぬ出来事によって幕を開けた。

 これらの事態にもかかわらず、各地の中学入試、大学入学共通テストは予定通りに実施された。これは、日本社会が突発的な困難に対しても柔軟かつ迅速に対応できる能力を備えていることの証である。

 特に教育分野では、このような強靭さが求められている。未来を担う学生たちにとって、試験の実施はただのルーティンではなく、社会が彼らの学びと成長を最優先事項として扱っていることを示す重要なサインである。

 こうした経験は、教育のあり方においても、常に変化に対応し続ける必要があることを示している。

 先行きが見えない時代において、変化を恐れずに新たな挑戦を続けることこそが、未来を切り開く鍵となる。常に変わる世界に適応し、それを学びの機会に変えていく勇気を持ち続けよう。

(如乙 一)

目次

  • 6 CatchUp1 英俊社+モノグサ  「赤本」の英俊社とモノグサが協働 入試過去問のデータベースを基にしたオリジナル単元別問題を『Monoxer』に搭載し、記憶の定着を図りながら過去問演習が可能に
  • 8 CatchUp2 株式会社学書 顔写真付き入退室管理システム「Kazasu」に学童版が登場
  • 10 CatchUp3 慶生学院 東進に加盟したことで広がった塾としての可能性
  • 12 CatchUp4 株式会社日能研関西 日能研関西が満を持して提供。 全ての学力の土台を作るオンライン学習システム「チアスタディ」
  • 14 CatchUp5 一般社団法人教育アライアンスネットワーク(NEA) 堀川直人代表理事が語る2024年の塾業界とNEAの展望
  • 18 HOT TOPICS 01 Amazon Web Service主催 第1回教育業界向け生成AI活用勉強会開催
  • 20 HOT TOPICS 02 ポートフォリオが、非認知スキルに最大効果を発揮する理由とは?【前編】 
  • 24 挑む私学 逗子開成中学校・高等学校
  • 27 目次・巻頭言
  • 28 NEWS ARCHIVES
  • 56 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 58 【特集】 Seminar Report 私塾界プレミアムセミナー 2023
  • 72 TOP LEADER Interview 教室だけでは終わらない多様な学びの場。 株式会社 全教研
  • 84 企業研究(132) 株式会社 K Village Tokyo
  • 87 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(360)
  • 88 疾風の如く(174) EIMEI教育学習塾グループ(埼玉県) 代表 川上 大樹 さん
  • 90 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(129)
  • 92 白書界隈徘徊話(106)
  • 94 For Whom the 塾 Tolls(30)
  • 96 PAPER Review(4)
  • 98 自ら動き出すチームにする方法(113) 中谷彰宏
  • 100 シン・ジュクジン(27)
  • 101 芸術見聞録(127)
  • 102 わが子、就学中(35)
  • 103 塾長の机
  • 104 為田裕行の「教育ICT行」(107)
  • 105 10¹⁵ PETA(35)
  • 106 現代学習塾経営概論(11)
  • 107 Opinion from School(55)
  • 108 林明夫の「歩きながら考える」(222)
  • 110 塾ソムリエの講師研修指南 西村則康(名門指導会代表 塾ソムリエ)(53)
  • 112 私塾界インサイト(71)
  • 116 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(27)
  • 118 論点2024(2) オンライン授業
  • 122 編集後記
  • 124 Book Review
  • 126 塾長のためのガジェット講座