Category: 月刊私塾界

学習塾白書2025

 

 学習塾白書2025発刊致しました。2026年2月28日までのご注文は早期お値引き価格で販売しています。さらに調査割引もございます。ご協力頂いた塾・企業様には、5,500 円をお値引きさせて頂きます。

目次

ご購入は下記のフォームから受け付けております。

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必要事項をご入力の上ご注文ください。
※「早期割引」は2026年2月28日(土)までのご注文となります。
※「調査割引」は、Ⅱ章の企業情報調査にご協力いただいた企業が対象となります。
(企業調査は2025年10月下旬にメールもしくはFAXでご協力をお願いしております)

価格改定のお知らせ

 拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
 平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 さて、この度は、「学習塾白書」の価格改定をお願いしたく、ご連絡いたしました。
 ご承知の通り、昨今の原材料費や物流コストは著しく高騰しております。弊社といたしましても、生産性の向上や経費削減など、あらゆるコストダウンに努めてまいりましたが、もはや企業努力のみで吸収することは極めて困難な状況となりました。
 つきましては、誠に心苦しい限りではございますが、下記の通り価格を改定させていただきたく存じます。

 今回の改定でお客様のご負担が大きくなってしまいますことを心よりお詫び申し上げます。今後とも、より一層の品質・サービス向上に努め、ご満足いただける製品をお届けする所存でございますので、何卒諸事情ご賢察の上、ご理解賜りますようお願い申し上げます。

2025年11月吉日

『学習塾白書2025』編集委員会

山田 未知之

月刊私塾界2026年2月号(通巻538号)

巻頭言

 貴塾ではAIを導入しているだろうか。
 世間では、AIが人間の仕事を奪う、と言われることがあるようだ。
 大規模な技術革新では、仕事の性質は変化するのが常だ。自動車の登場で、馬車の御者が自動車の運転手になったように。AIの普及でも同様の変化は避けられない。
 一方で、AIが多くの職種を完全に代替できるとは考えられない。
 LLM(大規模言語モデル)は主にテキストデータを学習するが、仕事の大半はマニュアル化できるものではない。ノウハウは上司と部下、社員同士の信頼関係に基づくものだ。人間同士のつながりを、インターネット上のテキストデータで学習したAIが完全に代替することはできない。
 AIを使えば、過去の取引情報を要約し、営業担当者がより多くの知識を持って商談に臨める。重要なのは、顧客は機械ではなく人間と話したいという点である。
 人間の社員は会社のために働くが、LLMは誰のためにも働いていない。単なるソフトウエアに過ぎない。これは非常に重要なポイントだ。私たちが人財を採用するのは、その人が会社のために働いてくれるからである。
 AIは生産性を高めるが、仕事そのものはできない。「タスク」は「作業」であり、「ジョブ」は「仕事」に近い概念だ。AIはタスクに適しているが、人の仕事を担うことはできない。仕事とは、人と人との関係性に基づくからである。
 如何だろうか。読者諸氏が塾内でAIを活用する際の指針になりはしないだろうか。 

(如己 一)

目次

  • 6 HOT TOPICS 注目のRobloxを使ったプログラミング教育とは?
  • 10 Special Report カンリー×私塾界 共同オフラインセミナー デジタル時代における 新たな入塾生獲得戦略と未来展望
  • 14 塾長の決断(5) 株式会社育星舎 代表取締役 村東 慎右 氏 引き継いだ塾を立て直し、本領発揮へ
  • 16 挑む私学 京都光華中学校・高等学校
  • 19 目次・巻頭言
  • 20 NEWS ARCHIVES
  • 50 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 51 【特集】Seminar Report
 私塾界PREMIUM SEMINAR 2025
  • 68 企業研究(154) 株式会社SAMURAI
  • 71 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(384)
  • 72 疾風の如く(199) Tkechiyo塾(愛知県) 塾長 守田 浩規 さん
  • 74 現代学習塾経営概論(35)
  • 76 For Whom the 塾 Tolls(54)
  • 78 自ら動き出すチームにする方法(137) 中谷彰宏
  • 80 One Target(14) 的場一成
  • 82 PAPER REVIEW(23) 浅見貴則
  • 84 シン・ジュクジン(51)
  • 85 芸術見聞録(151)
  • 86 わが子、就学中(59)
  • 87 塾長の机
  • 88 為田裕行の「教育ICT行」(131)
  • 89 10¹⁵ PETA(58)
  • 90 キクチカラ(14) 菊地香江
  • 91 Opinion from School(79)
  • 92 林明夫の「歩きながら考える」(246)
  • 94 塾ソムリエの講師研修指南 西村則康(名門指導会代表 塾ソムリエ)(65)
  • 96 私塾界インサイト(95)
  • 100 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(51)
  • 102 咲かせよ桜(131) 小林哲夫
  • 106 論点2026(2) 令和8年度 文部科学省 概算要求のポイント
  • 110 編集後記
  • 112 Book Review
  • 114 塾長のためのガジェット講座

生徒・家族・地域とともに歩む学び舎志学門の挑戦

受験期の生徒を守るため、事業承継に手を挙げた志学門の横山愛子代表。大阪の下町にある2校舎を拠点に、地域から絶大な信頼を集めている。生徒の成績向上はもちろん、「この場所で出会って人生が変わった」と思ってもらえる校舎を目指し、生徒・保護者・社員が共に成長できる学び舎づくりに取り組んでいる。

事業承継の覚悟と社名に込めた想い

──志学門の設立の経緯について教えてください。
 私はもともと、志学門の前身にあたる会社の社員だったのですが、当時の社長が高齢ということもあり、
事業承継の話が持ち上がりました。ただ、当時は財政状況もあまり良くなく、事業を引き継いでくださる方もいない状態だったんです。そこで私が、もちろん勇気も必要でしたが、「やらせてほしい」と手を挙げ、志学門という会社を設立し、校舎の運営を引き継ぐことにしました。もし、私が名乗り出なければ、預かっている生徒たちを受験の最中に放り出すことになる。そうした状況は避けなければいけないという気持ちが大きかったです。現在、志学門は3 期目で2校舎を運営しています。

横山愛子氏

──志学門という社名には、どんな想いが込められているのですか?
「志学」は論語の「吾十有五にして学に志す」から引きました。15歳の高校生たちが、学びを始める場所でありたいという想いです。そして「門」は学びの始まりの場所という意味を込めています。

──素晴らしい名前ですね。以前の会社は、東進衛星予備校のみを運営されていたのですか?
 元々は小中学生を対象にした塾から始まった会社だったのですが、20年以上前から東進衛星予備校に加盟していました。ただ、加盟校の中でも知名度が低く、加盟はしているけれど東進のコンテンツを十分に活かしきれていない状態が続いていました。私は、その会社に入社して、まずその状況を変えていきました。最後に入った最年少の社員の意見を、社長と当時の上司二人が聞いてくださり、ありがたいことにこの上司たちは、今も志学門で働いていただいています。

家族全体を支える〝人生が変わる場所〟

──志学門の強みはどこにあると思いますか?
 満足度の高さ、生徒との距離の近さ、保護者との関係性ですね。私たちは、生徒だけでなく保護者を含めた家族全体で同じ方向を向いて戦っていくことを大事にしています。

──満足度を上げるために心がけていることはなんですか?
 成績を上げることはもちろん大事ですが、それ以上に「この場所で私たちと出会ったから人生が変わった」と思ってもらえるようにすることです。特に保護者との関わりはうちのこだわりで、「みんなで戦っていくんだ」と言える関係性を築いています。
 本人だけでなく、ご家族全体の満足度向上を意識しています。だからこそ、保護者からの厳しいお声も「ありがたい」と本気で思っています。不安があるからこそ言ってくださるので、それをケアするのも仕事の一部。ある意味、メンタルケアクリニックのような校舎です(笑)。
 卒業後もご家庭とのつながりが続き、3年前に卒業した生徒が志学門を紹介して入学してくれたり、兄弟での入塾も多く、本当にありがたい限りです。少子化で業界全体は厳しい状況ですが、うちは逆に生徒数が増えています。最近は2校舎のうち1校舎で、高1・高2の生徒が増えてきました。

生徒同士の交流の場となるようにと設計されたエントランスホール

──高1・高2が増えている要因を教えてください。
 低学年の生徒こそ大切にすべきだと考え、手厚いケアをしています。登校率は70〜80%と非常に高く、週4〜5回通う生徒もいます。1年生でも学年トップになるなど成績が上がり、それが楽しさやモチベーションにつながっています。さらに、高3の先輩が「1年生から頑張れるなんていいな」と声をかけてくれることで、後輩のやる気も引き出されています。
 また、「高0生」という形で意欲の高い中学生も受け入れ、6年計画で大学受験を見据えています。

人を宝とする組織づくりと未来構想

──社員やチームを増やしていくことも考えていますか?
 そうですね。担任助手からも採用を増やしていきたいと思っています。そのためには、私たちの仕事を見て「楽しそうだな」と思ってもらえることが大事です。教育はとても難しく、社員のメンタルが整っていないとできません。生徒や保護者は勉強や生活面で悩みを抱えて来てくださるのに、私たちが悩みを抱えていてはケアできません。志学門は社員や担任助手をとことん大切にし、愛を与えることを大事にしています。それができなければ、教育は成り立たないと思っています。

事業承継から3年余りの間に数多くの表彰状を授与されてる

──愛を与えるために普段から取り組んでいることはどんな事ですか?
 コミュニケーションの機会を多く設けています。担任助手とも食事に行ったり、今度はバーベキューも予定しています。その子の良いところを見つけ、輝ける場を考えて配置しています。本当に人が宝で、人のおかげで成り立っていると実感しています。

──今後の展開はどう考えていますか?
 新たな校舎展開を目指し、私たちにしか建てられない場所に校舎を作りたいです。下町での運営経験を活かし、私たちにしか救えない層や地域があると感じています。一方で、少子化の影響で東進の中でも生徒が集まりにくい校舎が出てきています。だからこそ、元気のない校舎を立て直すことも今後はやっていきたいです。ボロボロだった校舎を引き継いだ経験があるので、この経験を活かせますし(笑)、私たちだからこそ、もっと生徒を増やせる校舎があると思っています。

桃谷駅前校には100以上のブースが並ぶ

月刊私塾界2026年1月号(通巻537号)

巻頭言

 日本経済は30年ぶりに目を覚まし、少しずつ回復軌道を歩み始めているようだ。経済力をはじめとする国力を回復させる施策に本格的に取り組む時が来ている。経済力復活のかぎを握るのは人財である。人財の力を高めるためには、日本人が本来重視してきた利他、至誠、知行合一の精神を復活させることが必要だ。
 こうした人格形成教育の重視は一見、経済力、人財の質といった国力の基礎を左右する要素と関係がないように見える。しかし、日本が江戸時代以来、国民全体で培ってきた伝統思想に基づく〝利他〟、〝至誠〟、〝知行合一〟といった人間力は、世界からの高い評価につながる。サッカーワールドカップにおいて、日本人観客が自席周辺の後片付けをしたことが世界から称賛されたのはその一例だ。
 特定分野において目覚ましい業績を上げるには特別な素質に恵まれた専門能力が重要だ。だが、それを超一流のレベルまで磨き続け、周囲の人たちから熱い支援を受け続けるには立派な人格を備えていることが必要だ。
 優れた人格は利他の精神、至誠、人一倍の努力、自己規律、他者への思いやりなど、全面的な人間力であり、経済、文化、政治・外交あらゆる面において立派な業績を修める土台となる。日本が国力を回復するためには、幼稚園、小学校から大学、大学院、企業内教育に至るまで、人格形成教育に注力することが重要である。
 我々教育サービス業界もその大切な一翼を担う。

(如己 一)

目次

  • 16 CatchUp1 第一ゼミナール久保塾 業務効率が格段にアップ 「FLENS School Manager」の導入で実現した  第一ゼミナール久保塾の「コア業務集中」とは
  • 18 CatchUp2 練成会グループ 驚異的な合格実績を生み出す仕組みと現場力
  • 22 塾長の決断(4) 株式会社エス・アイ教育総合センター(法)代表取締役塾長 野中 績宏 氏 根を残して枝を伸ばす 野中塾長が貫いた「決断」の設計
  • 24 挑む私学 プール学院中学校・高等学校
  • 27 目次・巻頭言
  • 28 NEWS ARCHIVES
  • 56 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 57 【特集】
  • 編集部が選んだ
  • 2025年重大ニュース
  • 注目のキーワード2026
  • 78 Special Report 授業技術コンテスト 創立50周年の早稲田アカデミー 「第1回 須野田記念 授業技術コンテスト」 を開催
  • 82 TOP LEADER Interview 信州から世界へ向けて教育を発信。 学校法人 信学会
  • 92 企業研究(153) 株式会社Herazika
  • 95 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(383)
  • 96 疾風の如く(198) 郡山俊英スクール(石川県) 代表 橋本 紘樹 さん
  • 98 現代学習塾経営概論(34)
  • 100 For Whom the 塾 Tolls(53)
  • 102 自ら動き出すチームにする方法(136) 中谷彰宏
  • 104 One Target(13) 的場一成
  • 106 PAPER REVIEW(22) 浅見貴則
  • 108 シン・ジュクジン(50)
  • 109 芸術見聞録(150)
  • 110 わが子、就学中(58)
  • 111 塾長の机
  • 112 為田裕行の「教育ICT行」(130)
  • 113 10¹⁵ PETA(57)
  • 114 キクチカラ(13) 菊地香江
  • 115 Opinion from School(78)
  • 116 林明夫の「歩きながら考える」(245)
  • 118 新・授業改革を目指して(148) 石川幸夫
  • 120 私塾界インサイト(94)
  • 124 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(50)
  • 126 咲かせよ桜(130) 小林哲夫
  • 130 論点2026(1)  サプライティーチャーとは
  • 134 編集後記
  • 136 Book Review
  • 138 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2025年12月号(通巻536号)

巻頭言

 興味深い調査結果がある。博報堂生活総合研究所「若者調査」だ。1994年と2024年に19〜22歳の未婚男女を対象に、同一設計・同一質問で実施した時系列調査である。いつくか調査結果を拾ってみる。
「落ち込んだ時、一番そばにいてほしい相手」を父親、母親、同性/異性の一番の友達から一つ選ぶ項目。1994年の調査では、「異性の一番の友達」が55・9%と過半数を占めていたが、2024年には16・0%と40ポイント近く激減している。
 次に、「同性の一番親しい友達と知り合った時期」を聞いてみると、1994年、2024年調査ともに過半数を占めているのは「中学・高校時代」で変わらないが、「小学校入学前」と「小学校」を足した割合が19・6%から34・5%に大幅に上昇している。
 そして、友人関係が途切れる機会自体も減少している。その一つが中高一貫校の増加だ。1999年に制度変更があり、国公立の中高一貫校の設置が可能になったため、その数は急増した。制度が導入された初期はわずか17校しかなかったが、22年には全国で673校と約40倍にまで増加している。6年間という長い時間を固定化されたメンバーで過ごすため、友人関係の入れ替わりが起こりにくくなり、一時的ではない、深く永続的な絆が育まれやすくなった。
 次のような若者が現れているのかも。学習塾で同じクラスだったライバルと中高大と一緒に進む、など。我々は実に重要な役割を担っている。

(如己 一)

目次

  • 6 CatchUp1 個別指導iKUSHiN〝ライブ感〟を大切にしたい iKUSHiNが「メガスタto B」で挑む教師不足の課題解決
  • 8 CatchUp2 株式会社土佐塾 塾生保護者をファン化するアプリ 「FLENS School Manager」
  • 12 HOT TOPICS 第13回ニュース作文コンクール・東京の部表彰式
  • 14 塾長の決断(3) 株式会社fit group 代表 田尾 昭憲 氏 たくさんの縁に恵まれ社会で必要とされる塾へ
  • 16 挑む私学 海陽中等教育学校
  • 19 目次・巻頭言
  • 20 NEWS ARCHIVES
  • 50 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 49 【特集①】 株式公開企業塾2026年 2・3月期中間決算を読む
  • 62 【特集②】 私塾界リーダーズフォーラム 2025A/W
  • 74 【特別企画】Yoreo Paritto
  • 76 Special Report 全国模擬授業大会 in 名古屋 2025 初の二冠誕生で歴史に新たな1ページが
  • 80 TOP LEADER Company TOP LEADER 年末スペシャル対談 教育の可能性を広げる“事業創造プラットフォーム” ベストコ×ユナイテッドが描く次の共創モデル 株式会社ベストコ × ユナイテッド株式会社
  • 92 企業研究(152) Hanji株式会社
  • 95 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(382)
  • 96 疾風の如く(196)子別指導塾 つなぐ(石川県)塾長 田端 孝寛 さん
  • 98 現代学習塾経営概論(33)
  • 100 For Whom the 塾 Tolls(52)
  • 102 自ら動き出すチームにする方法(135) 中谷彰宏
  • 104 One Target(12) 的場一成
  • 106 PAPER REVIEW(21) 浅見貴則
  • 108 シン・ジュクジン(49)
  • 109 芸術見聞録(149)
  • 110 わが子、就学中(57)
  • 111 塾長の机
  • 112 為田裕行の「教育ICT行」(129)
  • 113 10¹⁵ PETA(56)
  • 114 キクチカラ(12) 菊地香江
  • 115 Opinion from School(77)
  • 116 林明夫の「歩きながら考える」(244)
  • 118 塾ソムリエの講師研修指南 西村則康(名門指導会代表 塾ソムリエ)(64)
  • 120 私塾界インサイト(93)
  • 124 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(49)
  • 126 咲かせよ桜(129) 小林哲夫
  • 130 論点2025(12)教育の未来を読み解く全国学力・学習状況調査(経年変化分析調査)
  • 134 編集後記
  • 136 Book Review
  • 138 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2025年11月号(通巻535号)

巻頭言

「忙しいから、『結論』から話してくれ」と、「暴言」を吐いてはいないだろうか。
「そう言ってはいるが、暴言とは何だ」と、お怒りと思われる。
 敢えて「暴言」と言わせていただいた理由を以下に述べる。
 ここで言う「結論」の定義は何だろうか。とどのつまり「相手(多くの場合、上司)が一番知りたいこと」であろう。「結論から言え、と言った本人が知りたいこと」である。言い換えると、「自分が結論から伝えるべき相手の、一番知りたいことこそが『結論』だ」という、まるで循環参照(循環参照とは、複数の情報や物体が互いに参照し合い、ループ状になっている状態)のような話なのだ。
 その「結論」は、「目の前の人が知りたがっていること」なので、それは相手によって異なる。だからどのような話であっても不正解の可能性がある。
 そして、もう一つ問題なのは、「結論から言え」と言っている相手(上司)が、「結論とは何か」を理解しているのか、である。結論が本人の中で曖昧なままだとそれは、「自分が知りたいことを最初に話せ」と言っているだけに過ぎない。
 さらに「最初に話せ」の内容は、「要点」だったり「感想」だったりする。しかも相手(上司)はそれを明文化せずに求めている。かなりハイコンテクスト(コミュニケーションにおいて文脈や状況、文化的な背景といった要素が重視される状態)な話なのである。
 お分かりいただけただろうか。事程左様に言語化は難しい。諸氏、ご注意を。 

(如己 一)

目次

6 CatchUp1 SoRaStars株式会社 地域に根ざす学びが未来をつくる──〝まち〟と子どもをつなぐ塾の挑戦
10 HOT TOPICS 1 練成会グループの「オールインワン」DX ──6000名展開が生んだ「価値時間」
14 塾長の決断 株式会社 TOMONI 代表取締役社長 岩佐 史生 氏〝人で勝つ塾〟 を掲げた塾長の決断
16 挑む私学 和洋国府台女子中学校高等学校
19 目次・巻頭言
20 NEWS ARCHIVES
48 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
49 【特集】「どこまで使える? 塾とAI」
76 HOT TOPICS 2 第32回興学社大学『君よ、教育改革を推進する真の教育者たれ!』
84 TOP LEADER Company 社員のやりがいを創出し、 ビジョン実現に向かう熱き教育集団へ。 株式会社 城南進学研究社
96 企業研究(151) コクヨ株式会社
99 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(381)
100 疾風の如く(195) 株式会社ポラリス(神奈川県) 代表取締役 石塚 和 さん
102 現代学習塾経営概論(32)
104 For Whom the 塾 Tolls(51)
106 自ら動き出すチームにする方法(134) 中谷彰宏
108 One Target(11) 的場一成
110 PAPER REVIEW(20) 浅見貴則
112 シン・ジュクジン(48)
113 芸術見聞録(148)
114 わが子、就学中(56)
115 塾長の机
116 為田裕行の「教育ICT行」(128)
117 10¹⁵ PETA(55)
118 キクチカラ(11) 菊地香江
119 Opinion from School(76)
120 林明夫の「歩きながら考える」(243)
122 新・授業改革を目指して(147) 石川幸夫
124 私塾界インサイト(92)
128 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(48)
130 咲かせよ桜(128) 小林哲夫
134 論点2025(11) こども性暴力防止法
138 編集後記
140 Book Review
142 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2025年10月号(通巻534号)

巻頭言

人財獲得は上手く行っているだろうか。
「能力が高い人を採用できない」、「欠員をなかなか補充できない」などの声をよく聞く。
 アメリカで構築された人材獲得の手法(ジョブ型雇用)を真似することが、一時期提唱された。しかし、多くの企業で導入が進んでいない。
 ではどうするか。
 ポテンシャル採用を検討してみてはどうだろうか。
 「伸びしろ(=ポテンシャル)」を評価するのである。経験・知識・スキルやコンピテンシー(好業績者に共通する行動特性)よりも深く人に埋め込まれている、「人間の器」のようなイメージだ。
 ポテンシャルは好奇心・洞察力・共鳴力・胆力という四つの因子から構成される。中でも好奇心は最も重要な役割を果たすとし、他の三つの因子を育む土壌となる。
 ただしポテンシャルを評価することは難しい。
 一つの解決方法は、人の素の姿が現れているエピソードを面接で引き出すのだ。例えば小学校低学年頃の話を聞き出すこと。面接の場で、小野壮彦氏が著書「世界標準の採用」で薦める質問は、「将来役に立たなさそうなのに、すごく熱中したことは何ですか?」だという。
 日本企業に特徴的なメンバーシップ型雇用とポテンシャル評価との親和性は高く、この手法を磨き上げれば、独自の強みとなる可能性がある。
 如何だろうか。一度検討してみていただきたい。

(如己 一)

目次

  • 6 CatchUp1 SoRaStars株式 地域に根ざす学びが未来をつくる──〝まち〟と子どもをつなぐ塾の挑戦
  • 10 【新連載】塾長の決断 学習塾PEG 塾長 永濱 茂夫 氏 優れた先見性で自立学習を一早く導入
  • 12 挑む私学 明星Institution中等教育部
  • 15 目次・巻頭言
  • 16 NEWS ARCHIVES
  • 44 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 45 【特集】国語教育の多様な形を一望する
  • 62 TOP LEADER Company 社員がまず本気になって、生徒の本気を引き出す。株式会社 早稲田アカデミー
  • 72 企業研究(150) 株式会社オトバンク
  • 75 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(380)
  • 76 疾風の如く(194)社会科専門塾sky(東京都)塾長 道向 洋平 さん
  • 78 現代学習塾経営概論(31)
  • 80 For Whom the 塾 Tolls(50)
  • 82 自ら動き出すチームにする方法(133) 中谷彰宏
  • 84 One Target(10) 的場一成
  • 86 PAPER REVIEW(19) 浅見貴則
  • 88 シン・ジュクジン(47)
  • 89 芸術見聞録(147)
  • 90 わが子、就学中(55)
  • 91 塾長の机
  • 92 為田裕行の「教育ICT行」(127)
  • 93 10¹⁵ PETA(54)
  • 94 キクチカラ(10) 菊地香江
  • 95 Opinion from School(75)
  • 96 林明夫の「歩きながら考える」(242)
  • 98 塾ソムリエの講師研修指南 西村則康(名門指導会代表 塾ソムリエ)(63)
  • 100 私塾界インサイト(91)
  • 104 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(47)
  • 106 咲かせよ桜(127) 小林哲夫
  • 110 論点2025(10)学習指導要領改訂 論点整理素案
  • 114 編集後記
  • 116 Book Review
  • 118 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2025年9月号(通巻533号)

巻頭言

高校野球の季節。連日熱戦が繰り広げられる。
 ところが筆者は高校野球があまり好きではない。それは、絶対的な監督と生徒という縦社会の象徴とも言え、選手の一挙手一投足に監督が指示を出し、それに唯々諾々と選手が従う姿に違和感を抱いているからだ。
 しかし、そのような甲子園にも新しい風が吹き始めている。
 青森県代表の弘前学院聖愛高校である。その特徴は「ノーサイン野球」だ。試合中、監督は作戦を指示するサインを出さない。高校野球では、送りバント、盗塁などの指示が1球ごとに出されるのが一般的だ。だが聖愛では選手が状況を判断し、自ら考えて動く。
 また「エンジョイ・ベースボール」を掲げて23年の夏の甲子園を制した慶応義塾高校なども含め、変化の芽は出てきている。従来の慣習にとらわれず、一人ひとりの力を引き出しながら成長を目指す。
 これら指導者の試行錯誤から、ビジネスの現場におけるマネジメントや人材育成の要諦を探ることができる。
 社員一人ひとりの裁量や自立を重視する風潮はビジネスの現場でも強い。ただ、やり方を間違えればそれは「放置」にもつながりかねない。一人ひとりが自ら考えて動くには信頼関係の構築と、価値観の共有が欠かせない。
 監督が選手と価値観を共有し、選手の考えを聞きながら成長を後押しする。そのようなスタイルが、個を尊重しつつ成果を上げていくという現代の経営現場にも生きるのではないだろうか。

(如己 一)

目次

  • 6 CatchUp1 株式会社志学門 生徒・家族・地域とともに歩む学び舎 志学門の挑戦
  • 8 CatchUp2 けいおう学院 教室ごとの個性を活かす教材づくり──けいおう学院のKAWASEMI活用術
  • 10 CatchUp3 株式会社日本コスモトピア+進学塾MUGEN 成功事例から学ぶ自立学習のススメ
  • 14 【特別企画】Yoreo Paritto
  • 16 挑む私学 目白研心中学校・高等学校
  • 19 目次・巻頭言
  • 20 NEWS ARCHIVES
  • 50 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 51 【特集①】 株式公開企業塾 2026年2・3月期 第1四半期(1Q)決算を読む
  • 62 【特集②】小学生を集めるコンテンツ
  • 76 TOP LEADER Company チャレンジを称賛するような文化を醸成。 NSGグループ
  • 88 企業研究(149) アイード株式会社
  • 91 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(379)
  • 92 疾風の如く(193) 大学受験pispis(東京都) 塾長 山本 晃嗣 さん
  • 94 現代学習塾経営概論(30)
  • 96 For Whom the 塾 Tolls(49)
  • 98 自ら動き出すチームにする方法(132) 中谷彰宏
  • 100 One Target(9) 的場一成
  • 102 PAPER REVIEW(18) 浅見貴則
  • 104 シン・ジュクジン(46)
  • 105 芸術見聞録(146)
  • 106 わが子、就学中(54)
  • 107 塾長の机
  • 108 為田裕行の「教育ICT行」(126)
  • 109 10¹⁵ PETA(53)
  • 110 キクチカラ(9) 菊地香江
  • 111 Opinion from School(74)
  • 112 林明夫の「歩きながら考える」(241)
  • 114 新・授業改革を目指して(146) 石川幸夫
  • 116 私塾界インサイト(90)
  • 120 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(46)
  • 122 咲かせよ桜(126) 小林哲夫
  • 126 論点2025(9) 学校から地域へ── 広がる部活動の「地域展開」。
  • 130 編集後記
  • 132 Book Review
  • 134 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2025年8月号(通巻532号)

巻頭言

 組織には営利と非営利とがある。
 オープンAIはNPOとして2015年に創業した。私欲を捨てて安全性を重んじる開発体制を志向し、非営利組織による運営を選んだ。だからこそ18年に公表した行動原則「オープンAI憲章」では、互角以上の実力を持つライバルが現れたら開発競争を降り、他社の支援に回ることを誓った。
 しかしAI開発の資金や技術を集める必要に迫られると、理念は薄れていった。サム・アルトマンCEOは19年、NPOの傘下に営利企業を設けてマイクロソフトの出資を受け入れる決断を下した。
 そして打ち出した組織再編の計画は、営利企業に経営権を移す内容だった。
 しかし、「ChatGPT」の開発元のオープンAIに在籍して研究方針の策定に携わった経歴を持つページ・ヘドリー氏の「Not For Private Gain(私的利益のためであってはならない)」などの活動により、その方針は撤回された。
 営利企業の多くはビジネスを通して社会課題の解決を掲げる。であるなら課題解決の専門組織として、収益化を考えずに取り組むNPOから受ける刺激は多いだろう。
 にもかかわらず営利企業とNPOは相いれない。水と油の関係なのだろうか。
 読者諸氏の組織はどのような社会課題を解決しようとしているのか。営利と非営利の垣根を乗り越え、社会課題の解決に臨む組織にとっては、新しいビジネスの芽をうかがうチャンスにもなるはずだ。
 一度自らの組織を振り返ってみては如何だろうか。

(如己 一)

目次

  • 20 挑む私学 足立学園中学校・高等学校
  • 23 目次・巻頭言
  • 24 NEWS ARCHIVES
  • 52 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 53 【特集】 オンライン塾は構造変化をもたらすのか
  • 72 TOP LEADER Company「人間七分・学力三分」 人間力を高める指導で可能性を引き出す 株式会社 ナガセ
  • 84 企業研究(148) EEO株式会社(北京翼鴎教育科技有限公司)
  • 87 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(378)
  • 88 疾風の如く(192) オーバーフォーカス(東京都) 代表 神田 直樹 さん
  • 90 現代学習塾経営概論(29)
  • 92 For Whom the 塾 Tolls(48)
  • 94 自ら動き出すチームにする方法(131) 中谷彰宏
  • 96 One Target(8) 的場一成
  • 98 PAPER REVIEW(17) 浅見貴則
  • 100 シン・ジュクジン(45)
  • 101 芸術見聞録(145)
  • 102 わが子、就学中(53)
  • 103 塾長の机
  • 104 為田裕行の「教育ICT行」(125)
  • 105 10¹⁵ PETA(52)
  • 106 キクチカラ(8) 菊地香江
  • 107 Opinion from School(73)
  • 108 林明夫の「歩きながら考える」(240)
  • 110 塾ソムリエの講師研修指南 西村則康(名門指導会代表 塾ソムリエ)(62)
  • 112 私塾界インサイト(89)
  • 116 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(45)
  • 118 咲かせよ桜(125) 小林哲夫
  • 122 論点2025(8) 大学・高専機能強化支援事業とは? 国際卓越研究大学と何が違うのか?
  • 126 編集後記
  • 128 Book Review
  • 130 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2025年7月号(通巻531号)

巻頭言

「不確実で変化の激しい時代を生き抜くには、企業や組織だけでなく、『個』の成長や進化も必要になると思います。一人ひとりの働き手にとって、どのようなマインドセットやスキルが重要になってくると考えていますか。
 個々人が意識すべきことは数多くありますが、最も重要なのは、適応力を備え、生涯にわたって学習し続けることです。常に学び続けようとする成長意識が何より必要です。私はよく、学んだことを手放し、再び学ぶという『能力』が今の時代に最も重宝するスキルであるという話をしています。そして、学ぶという行為は他人に代わってもらうことはできません。好奇心と順応性を持ち、『生涯学習者』であるというマインドセットを持つことは、イノベーターになるために不可欠です。テクノロジーを歓迎し、日常生活においても活用を考えてほしいと思います。恐れや拒否反応を示さず、自分の能力を最大限に生かすために取り入れていくべきです」(日経ビジネス電子版25年6月10日号「不透明な時代と向き合う変革、生き残りの鍵に」参照)。
「再び学ぶという『能力』」は、生涯学習が言われてかなり長い年月を経ているため、多くの方々が実践できているものと思われる。
 しかし、「学んだことを手放」すことが、果たしてどの程度取り入れられているだろうか。頭で理解していても、実際に実施することはかなり難しい。
 是非これらスキルを活かし、新しい学習塾を切り拓いて行っていただきたい。 

(如己 一)

目次

  • 6 Special Report 第22回 私塾ネット 全国塾長職員研修大会2025
  • 8 Special Talk 「人が育つ現場が、成果をつくる」 ─研修と現場改革が生んだ入会率向上の軌跡
  • 12 Round‐Table Educational Talk 主体的に学ぶ子を育てる ─自立学習探究ラボの実践報告
  • 16 挑む私学 神戸山手グローバル中学校・高等学校
  • 19 目次・巻頭言
  • 20 NEWS ARCHIVES
  • 50 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 51 【特集】  私塾界リーダーズフォーラム2025S/S
  • 68 TOP LEADER Interview「楽しく生きている!」と本気で言える未来に。必要な人が誰でも通える一大教育グループに。 株式会社 こうゆう
  • 80 追憶 福島清三先生
  • 84 企業研究(147) 株式会社公募ガイド社
  • 87 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(377)
  • 88 疾風の如く(191)  化学専門予備校 花塾(東京都)  塾長 山本 咲希 さん
  • 90 現代学習塾経営概論(28)
  • 92 For Whom the 塾 Tolls(47)
  • 94 自ら動き出すチームにする方法(130) 中谷彰宏
  • 96 One Target(7) 的場一成
  • 98 PAPER REVIEW(16) 浅見貴則
  • 100 シン・ジュクジン(44)
  • 101 芸術見聞録(144)
  • 102 わが子、就学中(52)
  • 103 塾長の机
  • 104 為田裕行の「教育ICT行」(124)
  • 105 10¹⁵ PETA(51)
  • 106 キクチカラ(7) 菊地香江
  • 107 Opinion from School(72)
  • 108 林明夫の「歩きながら考える」(239)
  • 110 新・授業改革を目指して(145) 石川幸夫
  • 112 私塾界インサイト(88)
  • 116 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(44)
  • 118 咲かせよ桜(124) 小林哲夫
  • 122 論点2025(7) 給特法改正が成立
  • 126 編集後記
  • 128 Book Review
  • 130 塾長のためのガジェット講座