Category: 未之知也BLOG

あけましておめでとうございます

旧年中は大変お世話になり、ありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、昨年は学習塾を取り巻く環境が大きく変化しました。まず、大学入試は、高等学校教育、大学教育、大学入学者選抜の一体改革に向けて、高大接続システム改革が実施されることが決定しました。昨年9月に同改革の有識者会議がまとめた「中間まとめ」では、学力の3要素を「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」としています。このことからも、2020年を目処にセンター試験に代わって導入される新テスト(原稿執筆時点では、「高等学校基礎学力テスト(仮称)」と「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」の2つのテストが新設される予定)では、ただ記憶力で高得点を獲るだけでは希望する大学に入学できなくなるという方向性が明確に示されました。

また、昨年から新たに「一億総活躍社会の実現」の提言をはじめた安倍政権の政策によって、「子育て支援」の面では待機児童ゼロをめざして、小規模保育園や民間の学童保育所の増設が求められることになり、学習塾も次々と参入しはじめています。その中には、インターナショナルスクールのメソッドを採り入れ、「読む」「書く」「聞く」「話す」4つの能力を問うことになる新たな英語試験への対応も早々と済ませ、高大接続システム改革を睨み、着々と準備を整えている学習塾もあります。

これらのことから、5年後に高大接続システム改革がいよいよ山場を迎える頃には、学習塾の業態も大きく変化しているだろう、という兆しを感じとることができます。そして、こうした流れは、今年から一段と加速し、全国に波及していくものと考えられます。

もう一つ、目を見張るような変化が現れたのは、学校現場において、学習塾が公教育を支援する形の「官民連携」が全国各地でおこなわれていることです。例を挙げると、公益社団法人全国学習塾協会が取り組む大阪府の大東市や門真市をはじめ、佐賀県武雄市、京都府八幡市、東京都東村山市、清瀬市、瑞穂町といった地域でも、学習塾が様々な形で公教育を支援し、子供たちの学力増進に貢献しています。

このような新たな動きが、塾の在り方を大きく変えようとしています。もはや、塾は日向の存在となりました。社会的責任を負う教育サービス事業者として何ができるか、ということが地域から求められています。

この先の動向をしっかりと見定めながら、是々非々で対応策を練り、間髪入れずにタイミングよく施策を講じていただくことを切にお願い申し上げます。そのような機微な対応こそ、民間の立場だからこそ実現できるものと考えております。『月刊私塾界』本誌や、私どもが主催するセミナーやフォーラムでも、そういった最先端で獅子奮迅されている皆さまの声をしっかりと受け止めながら、ネットワークをさらに広く深く強固なものにしてまいりたいと考えておりますので、今後とも皆さまのご指導を賜りますようお願い申し上げます。

寒さが一段と厳しくなってまいりました。どうかご自愛ください。重ねまして、皆さまの益々のご活躍とご発展をお祈り申し上げます。

2016年1月1日

株式会社 私塾界 | 全国私塾情報センター
代表取締役 山田 未知之
社員一同

【未之知也BLOG】衣替えの時期ですね

本誌では4月号と10月号を改編期と定め、新しいコラムの連載などをはじめています。今号も四本の新たなコラムがはじまります。

一本目は、教育ジャーナリストの小林哲夫さんが、近現代における塾の興りから、学習塾業界が隆盛を誇るまでを史実に基づいて描く「咲かせよ桜」です。

意外と知られていない塾の草創期から、塾長の皆さまに懐かしんでいただきながら、毎月読み物として楽しみにしていただけるような連載です。

そして二本目は、習い事や学習指導と学童保育を融合させた「こども未来塾」を設立し、子育て支援ビジネスのコンサルタントもされている末木佐知さんに「塾の新ビジネス開拓論」として、これからの塾の経営や、保護者との向き合い方、女性スタッフの研修方法等、あらゆる角度から、塾の新たなビジネスチャンスの拓くヒントを書いてもらいます。

また、今年5月に名古屋で開催した私塾界リーダーズフォーラムで石田淳さんとの特別対談のゲストとして登壇していただいた、作家の中谷彰宏さんによるコラム「自ら動き出すチームにする方法」が始まります。経営層の方々が常に抱えられている悩みを具体的に解決するためのヒントが得られます。

そして四本目は、早稲田大学大学院商学研究科の博士課程に在学中の中谷淳一さんによる「学習塾とマーケティング」です。彼の研究テーマである最新のマーケティング理論と学習塾が、今後どのようにリンクしていくのか楽しみです。

また、今号で特集した「塾長の本棚」では、塾の経営者の皆さまが座右の書とされている本をお寄せいただきました。興味深いコメントもたくさんいただき、秋の夜長の友として、これから私も一冊ずつ読んでまいりたいと思います。

2014年10月号表紙

今だからこそ教育サービスにできることを考える 10月5日は東京でリーダーズフォーラム

今だからこそ教育サービスにできることを考えていくために「私塾界リーダーズフォーラム2014 Season2 東京大会」を10月5日(日)に、御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターで開催いたします。

「日本の教育再生は民間教育から」と題した今回のパネルディスカッションでは、パネラーとして新たに文部科学省 生涯学習政策局 政策課 教育改革推進室の神山弘室長をお迎えし、4人のパネラーの皆さんとともに、教育再生実行会議の舞台裏や、これまで提言のあった第三次「大学改革」、第四次「大学入試改革」、第五次「学制変更」を中心に議論を展開していただきます。

パネルディスカッション

今回パネリストにお迎えしているのは、近畿大学の増田大三副学長、渋谷教育学園の田村哲夫理事長、日能研関東の小嶋隆社長、そして文科省・教育改革推進室の神山弘室長とコーディネーターとして、森上教育研究所の森上展安代表にご登壇いただく予定です。

高等教育、中等教育、進学塾、それぞれ立場から「教育再生」で目指すべきもの、変えてはならないもについて持論を展開していただきます。

基調講演

フォーラム当日は、13時からビジョナリージャパンの鎌田洋代表が「価値を高める“顧客満足度”向上のための具体策」として、鎌田氏が携わってきた東京ディズニーランドで実践されているナイトカストーディアルの体験をもとに、こだわりと妥協しない清掃のあり方は誇りを喚起させ、清掃の価値を変える程の感動をベースにした教育のあり方についてレクチャーをいただきます。

特別対談

続く、特別対談では、今年8月に軽井沢に開校したインターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢(ISAK)の代表理事である小林りん氏と、11年前にニュージーランドで創立したオークランド・インターナショナル・カレッジ(AIC)代表の桑原克己氏をお迎えして、「これから求められる真のグローバル教育とは」ということを考えてまいりたいと思います。

私塾界EXPO 2014

さらに、会場では、12:30の開場から18:30まで終日、教育ICTやグローバル人材育成、新規ビジネスの開拓に関する最新の教材やソリューションが各ブースに展示されるほか、積極的に学校改革を続けられている私立学校をお迎えして「私塾界EXPO2014」を同時開催しております。

特に、スペシャルセッションで予定しております、イージアのテスト作成「スパトレ2」、思考力テスト(はま道場)、ISC留学ネットの「留学は塾に聞け」、最先端クラウド教材「すらら」、株式会社ネットラーニング社長でJMOOCの理事もされている岸田徹氏の「反転学習ソリューション」、「教務力強化をタブレット講座で実現する」FLENSのショートセミナーも目が離せません。

10月5日は、ぜひ顧客満足度の向上、教育ICT、グローバル人材育成、新規ビジネスの開拓、教育再生について教育サービスができることを考えてまいりたいと存じます。

 

私塾界リーダーズフォーラム

9月28日、グランフロント大阪で私塾界リーダーズフォーラム テーマは「民間教育から考える教育格差の是正」

9月28日(日)に、グランフロント大阪で私塾界リーダーズフォーラムを開催いたします。

大阪会場の対談

今回は、特別対談として灘校の和田孫博校長先生と須原英数教室の須原秀和塾長にこれからの私教育を問うというテーマで、私学・私塾各々の立場から、日本の子ども達にとって必要な教育とは何か、を論じ合っていただくほか、中盤のスペシャルセッションでは、広島のAICJ鷗州学園からグローバル人材育成の取り組みについての講演や、タブレットを使った最新教材や、海外留学の現状など私学でも導入可能な最新のソリューションに関する発表が行われます。

大阪会場のパネルディスカッション
また、後半のパネルディスカッションでは、中原徹氏をはじめ、開成教育セミナーの太田明弘代表や成基学園の佐々木喜一代表、文科省の社会教育課の鍋島豊様などにご登壇いただき、官民が連携することで子供の貧困と教育格差の連鎖を断ち切っていくための糸口を探ってまいりたいと考えております。

つきましては、ぜひこの機会に、私塾・私学をはじめとする教育サービス産業に従事する皆さまから多数のご参加をいただき、塾と学校の垣根を越えて、日本の子ども達のために必要な教育について考えてまいるフォーラムにしたいと存じます。

皆さまのご参加をお待ち申し上げております。お申し込みは以下の特設ページからオンラインでおこなうことができます。

 

大阪会場の詳細

皆さまとともに、おかげさまで400号

1978年に前身となる『塾たいむ』が創刊され、その後、父・山田雄司が一念発起して1981年5月に産声を上げた『私塾界』。毎月1号ずつ、33年4ヶ月にわたって、1号も欠かすことなく発行を続け、おかげさまで400号を迎えることができました。これもひとえに、この業界を創り、それぞれの企業の成長とともに塾業界の発展を支えてこられた先生方のご尽力があってこそと確信しております。先生方が培われてきた叡智を、私どもに情報としてお寄せくださり、本誌を通して全国の塾を経営されている先生方に発信させていただくとともに、時に遠隔地の先生同士をお引き合わせすることで、それぞれの企業が持つ文化や理念を共有なさる機会を橋渡しさせていただくお役目を頂戴できたのだと実感しております。

また、これまで本誌の製作にあたって多くの皆さまの力をお借りすることができたからこそ、これまで1号も途切れることなく月刊誌を発行して来ることができました。今回は一つの節目を迎える号でもありますので、本誌に携わって下さったお一人お一人に改めて「ありがとうございます」と感謝の気持ちをお伝えしたいと存じます。

そして、今号には皆さまから本当にありがたいメッセージを沢山頂戴いたしました。また、文章だけではなく取材先やお電話でも多くのお祝いの言葉もかけていただきました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。この思いを先に繋ぎ、500号、1000号に至るまで、皆さまからの声に真摯に耳を傾け、民間教育にとって良質な情報を、より早く正確に、逐一お届けしてまいります。

そのために私たちは常に中立な立場で、それぞれ異なる意見をお持ちでも、互いが足を引っ張ったり、相手を卑下するのではなく、協力できることは力を合わせ、切磋琢磨しながら高め合いながら、さらなる成長と発展を遂げられる業界を築いていきたいと願っています。

それこそが、教育という仕事に携わっていらっしゃる皆さまが、これからの日本を担う子どもたちにより良い教育を提供され、20年後、30年後に、大人になる多くの日本人が世界の第一線で活躍する人財に育つことと信じています。

だから私たちは、これからも誇りを持ってこの『月刊私塾界』を発行し続け、これまでお世話になってきた皆さまからの御恩に感謝しながら、日本の民間教育のさらなる発展と成長に、微力ながら寄与してまいる所存です。

しかしながら、私自身まだまだ若輩者でございます。本誌ともどもこれからもご指導の程よろしくお願い申し上げます。

『月刊私塾界』9月号

【未之知也BLOG】故 田中幸穂先生へ

田中幸穂先生が2日の午後に帰らぬ人となりました。当日のお昼まではお元気で、昼食を召し上がってから突然体調を崩され、息を引き取られたそうです。

田中先生は、昨年公益社団法人となった全国学習塾協会や塾全協、そして社団法人日本青少年育成協会といった業界団体に立ち上げ当初から関わり、業界発展のために私を擲って全国を奔走されたという意味で、いまの塾業界の礎を築く偉大な貢献をされました。

4年前に他界した私の父も、1981年に『月刊私塾界』の創刊する数年前に創刊した『塾たいむ』のころからずっと田中先生にお世話になってまいりました。 昨年の5月末にご訪問した際はお元気で、ずっと教室に保管して下さっていた『塾たいむ』のバックナンバーをすべて私にお譲り下さいました。

この度の悲報に接し、ご遺族の皆様には心からお悔やみ申し上げますとともに、謹んで哀悼の意を表します。

2013年5月に田中先生を訪問した際に『塾たいむ』をお譲りいただいた

2013年5月に田中先生を訪問した際に『塾たいむ』をお譲りいただいた

【未之知也BLOG】大阪の「私塾界リーダーズフォーラム」にご参加くださいました皆さまへ

昨日はお忙しい中、ご参加賜りまして誠にありがとうございました。
朝倉千恵子さんと立志塾の髙木悦夫代表の基調講演、6名の識者の皆さまにご登壇頂いたパネルディスカッションでは、公教育と民間教育の連携について議論をグッと前に進められました。詳細は『月刊私塾界』8月号で詳しくレポートいたします。

朝倉千恵子さんの講演 立志塾の髙木悦夫代表 パネルディスカッション

今週末7月6日(日)は、Season1の最終開催地である札幌にまいります。
元スターバックス・ジャパンCEOの岩田松雄さんとベリタス・アカデミーの坂木俊信社長の基調講演。さらに練成会グループ/株式会社れんせいの今村明広社長、アオイゼミの石井貴基代表、慶應義塾大学 総合政策学部の中室牧子准教授を加えてお届けする「教育ICT」について考えるパネルディスカッションをお送りします。

これからの塾を問う議論が続々と沸き起こりそうで、今から楽しみです!

 2014年6月30日

『月刊私塾界』編集長
山田 未知之

下村博文 文部科学大臣にインタビューしてまいりました

下村博文氏が文部科学大臣に就任されて1年が過ぎ、4月号に掲載するインタビューを取材するため、1年振りに文部科学省を訪れました。
下村博文文部科学大臣この1年で「公私の私がなくなりました」と仰る下村大臣は、ダボス会議やソチ五輪の開会式出席のため、0泊3日という強行スケジュールのなか世界を駆け巡り、2月からはじまった衆議院予算委員会では重要法案を決めるために、連日国会で議論を繰り広げてされていらっしゃいます。そんななか、貴重なお時間をいただきお話しを伺うことができました。

「一人ひとりの子どもたちが意欲を持って人生を切り拓いていくことができるようなチャンスや可能性を提供できる教育が、世界の中で最も享受されている環境を、これからオールJAPANで創って行きましょう!」という熱いメッセージをいただいてまいりました。
本日のインタビューは『月刊私塾界』4月号に掲載予定です。

大臣の取材後に

取材後には大臣と記念撮影も

 

 

『学習塾白書2013』発行遅延のお詫び

各位

平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
このたびは、『学習塾白書2013』の発行につきまして、大変お待たせいたしており、誠に申し訳ございません。
印刷にあたりデータの確認・点検を致しました所、記載データに正確性を欠く箇所が複数見受けられました。
万全を期すために、誠に恐れ入りますが、再度、確認をさせていただきたく存じます。

先日も『月刊私塾界』2013年11月号を刷り直した経緯があり、出版物としての基本的なミスがありましたことを反省しております。
『学習塾白書2013』を楽しみにお待ち頂いている皆さまにおかれましては、多大なご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。
調査データの確認のためにご協力と、いましばらくお時間を頂戴いたしますようお願い申し上げます。

現在のところ、11月上旬のお届けとお伝えしておりましたが、15日以降になる模様です。
正確な発送日が決まり次第、即時にご案内申し上げます。
重ねまして、お待ちいただいている皆さまには、ご迷惑をお掛けしておりますことをお詫び申し上げます。申し訳ございません。
どうか今後とも変わらぬご指導の程、よろしくお願い申し上げます。

『学習塾白書2013』編集制作委員会

【未之知也BLOG】秋らしくなってまいりました。秋といえば・・・

爽やかな風が吹き、朝晩の涼しさは秋の訪れを感じられるようになりました。
明日(19日)は、2010年代で中秋の名月が満月で見られるラストチャンスとなるようです。すっきり晴れるといいですね!

秋といえば○○の秋とよく言いますが、私の場合は断然「食欲」です。
ところが、最近ちょっとお腹がポッコリしてきたのが気になり始めているので、「スポーツ」の秋に変えた方がいいかなぁとも思っています。

このところ私は、各地に取材に伺って皆さまから貴重なお話しをたくさんお伺いしています。

早いところでは、もう冬期講習のご案内を出している塾もあるようですね。