Category: 塾ニュース|教育ICT

「チャート式数学」が電子書籍発売 数研出版公式HPで販売中

 数研出版株式会社(東京・千代田区、星野 泰也 代表取締役社長)は、「学習者用 デジタル版 チャート式 基礎からの数学」「学習者用 デジタル版 チャート式 解法と演習 数学」の電子書籍を数研出版公式HPで販売する。

 学習支援機能を豊富に備えた専用電子書籍アプリ「エスビューア」上で利用できる。解説動画などのデジタルコンテンツはもちろん、「エスビューア」ならではの機能である、教材間の類似単元や類問を行き来できる教材連携機能や、学習履歴の保存によって自らの成長の軌跡が”見える化”される「学びのポートフォリオ」機能も搭載されている。

【商品概要】
「学習者用デジタル版 チャート式 基礎からの数学Ⅰ+A」(青チャート)
「学習者用デジタル版 チャート式 解法と演習 数学Ⅰ+A」(黄チャート)
税込価格:青チャート2,145円、黄チャート2,024円
リリース日:2022年4月1日
リリース元:数研出版株式会社
形式:電子書籍(電子書籍アプリ「エスビューア」)
対応環境:iPad、Windows、Chromebook ※スマートフォンでは利用できません

■ 購入は数研出版公式ホームページへ。
https://www.chart.co.jp/software/digital/p/sugaku/?utm_source=prtimes&utm_campaign=220411&utm_medium=press(公式ホームページ)

プログラミング能力検定、テキスト言語版上位レベルを開始

 株式会社プログラミング総合研究所(東京・豊島区、飯坂 正樹 代表取締役社長)は、2022年6月検定より、JavaScriptによるテキスト言語版上位レベルを開始する。これにより、プログラミング能力検定全レベルの受検が可能となり、高校「情報Ⅰ」のプログラミング領域をカバーするだけでなく、大学入学共通テスト「情報」科目に必要なプログラミング能力の土台作りにも活用できるようになった。

■プログラミング能力検定テキスト言語版上位レベル検定概要
申し込み期間:2022年4月4日(月)-2022年5月9日(月)
検定日程:2022年6月13日(月)-2022年6月19日(日)
レベル:全レベル受検可能(2022年6月検定より開始されるのはレベル3,4,5,6)
使用言語:JavaScript
2022年内にはPython による受検も可能となり、その後も随時他言語に対応する予定

■プログラミング能力検定 公式サイト
https://programming-sc.com/

『ぷよぷよプログラミング』 小・中学校・高等学校の学習指導要領に対応した副教材のデータ提供を開始

 株式会社セガ(東京・品川区、杉野 行雄 代表取締役社長COO)は、プログラミング学習教材『ぷよぷよプログラミング』について、小・中学校・高等学校の学習指導要領に対応する副教材を新たに製作した。アシアル株式会社が提供するプログラミング教育プラットフォーム「Monaca Education(モナカ・エデュケーション)」のサイト内で2022年4月8日(金)から、データを無料で公開する。また、データの公開に合わせ、数量限定で製作した「製本版」を抽選で50校に進呈するキャンペーンも実施する。

◆『ぷよぷよプログラミング』副教材 概要URL:https://edu.monaca.io/puyoschool

◆「製本版」進呈キャンペーンについて
応募があった学校の中から抽選で50校に、「取り組むにあたって」「学習指導要領とぷよぷよプログラミング」「題材の指導計画と評価規準(例)」「授業概要」の4種類の内容を1冊にまとめて製本した「資料集」と、「授業資料(製本版)」、「配布資料(プリント版)」をセットで提供する。
 また、セットの抽選からもれた学校の中から、さらに抽選で、小・中学校・高等学校各200校(計600校)に、教員用「資料集」3部を提供する。

【提供内容】
<製本版セット>
・教員用「資料集」3部
・児童/生徒用「授業資料(製本版)」
・児童/生徒用「配布資料(プリント版)」
【応募期間】
・2022年4月8日(金)~2022年4月20日(水)
【応募方法】
・下記「Monaca Education」内の『ぷよぷよプログラミング』特設ページへ。

応募URL:https://edu.monaca.io/puyoschool

暗算学習法「そろタッチ」Android・HUAWEI版リリース

 株式会社Digika(東京・千代田区、橋本 恭伸 代表取締役社長)は、Digikaが開発する「そろタッチ」をGoogle play・HUAWEI app gallery に公開した。
「そろタッチ」は、タブレットを使ってそろばん式暗算を短期効率的に楽しく習得する新しい暗算学習法。5~8歳の子どもが毎日「そろタッチ」を進めると、2年間で一生の財産となるそろばん式暗算上級レベルが身につけられる。四則計算を「見て解き・聞いて解き」バランスよく学習することで、数字を読み解く力が向上し、算数はもちろんのこと、日常生活にも役立つ実用的な暗算力が身に付きく。伝統的なそろばん式暗算と最新のテクノロジーを組み合わせて開発された「そろタッチ」は日々進化しつづけており、2017年日本e-Learning大賞の頂点となる「最優秀賞」、2018年キッズデザイン賞受賞、2019年には日本企業初のSXSW EDU Launch Competitionのファイナリストに選出、2020年には経済産業省・JETROの「未来の教室」海外展開支援等事業に採択された。

【Android版】
必須環境:Android10.0以降、64bitCPU、マルチタッチ対応ディスプレイ、オーディオスピーカー
推奨スペック:メインメモリ4GB以上、ディスプレイサイズ8~11inch、10点マルチタッチ
Android OS動作確認端末は以下の通りです。

メーカー/動作確認済端末:製品シリーズ名/型番・製品番号
Lenovo / Lenovo Tab M10 FHD Plus/ ZA5T0292JP
Lenovo / Lenovo Tab M8 FHD/ ZA5F0028JP
NEC / Lavie Tab E/ PC-TE710KAW
NEC / Lavie Tab T8/ PC-TAB08F01

Google Playからのそろタッチダウンロード
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.digika.admin.app.soroTouch

【HUAWEI版】
必須環境:HarmonyOS1.0以降、64bitCPU、マルチタッチ対応ディスプレイ、オーディオスピーカー
推奨スペック:メインメモリ4GB以上、ディスプレイサイズ8~11inch、10点マルチタッチ

※両デバイスににおいて必須環境を満たしていたとしても、一部の端末ではご利用できない場合がございます
※両デバイスににおいて動作確認端末でも、一時的に正常に起動しない場合があります。その場合は、アプリや端末の再起動、メモリ開放、空き容量の確認等をお試しください。
※アプリやOSのアップデート等により、随時変更しております。動作確認端末の追加予定については個別にはお答えしておりません。
※HUAWEI社デバイスの動作確認については、開発工程内でのみ実施しています。一般の利用者様に確認頂いていない事から、機種記載は控えております。

プログラミング総合研究所、 初の『プログラミング能力検定 公式過去問題集』を発刊

 株式会社プログラミング総合研究所(東京・豊島区、飯坂 正樹 代表取締役社長)は、 初の公式過去問題集『プログラミング能力検定 過去問題集 ビジュアル言語版」を発刊した。

プログラミング総合研究所は、検定開始当初より多くの受検者よりお寄せいただいていた検定対策用書籍のニーズに応えるべく、初の公式過去問題集を発刊した。 本書はビジュアル言語版のレベル 1∼4 に対応しており、2021 年に実施したプログラミング能力検 定ビジュアル言語版の過去 3 回分を収録している。また、プログラミング能力検定テキスト 言語版への対応も今後行っていく。

■『プログラミング能力検定 公式過去問題集』の特徴
 2021 年 6 月・9 月・11 月に実施した検定の全問題をカラーで収録しており、各問題にスマホやパソコンから視聴できる分かりやすい解説動画を付属した。間違えた問題はこの 解説動画を視聴することで、自身のプログラミング能力の向上と、プログラミング能力検定の合 格へ近づくことができる仕組みとなっている。

プログラミング能力検定 公式過去問題集概要
販売価格:880 円∼1,210 円
発売日 :2022年3月8日(火)
レベル 1:https://www.amazon.co.jp/dp/4906725538
レベル 2:https://www.amazon.co.jp/dp/4906725546
レベル 3:https://www.amazon.co.jp/dp/4906725554
レベル 4:https://www.amazon.co.jp/dp/4906725562

学校向けオンラインプログラミング教材「Life is Tech ! Lesson 」【Python・AIコース】を【情報Ⅰ全対応コース】として拡充

 ライフイズテック株式会社(東京・港区、水野 雄介 代表取締役CEO) は、2022年度からの高等学校「情報Ⅰ」必履修化に合わせ、学校向けオンラインプログラミング教材「Life is Tech ! Lesson(ライフイズテック レッスン)」の【Python・AIコース】を【情報Ⅰ全対応コース】としてリニューアルした。「Life is Tech ! Lesson」は一人一人の理解度に合わせて個別最適なプログラミング学習を実現する、中学校・高校累計導入校数 No.1(日本マーケティングリサーチ機構調べ)のEdTech教材。
 プログラミング教育未経験の先生でも簡単に導入可能で、これまで全国の300以上の自治体、約1,650校の公立・私立学校、約32万人に利用( 2021年9月末時点)が広がっている。

「Life is Tech ! Lesson 情報Ⅰ全対応コース」特設サイト:https://lit.sh/joho1

リニューアルの背景 2022年4月より実施される高校の新学習指導要領では、プログラミングやデータ活用などを学ぶ共通必履修科目「情報Ⅰ」が新設される。加えて、新高校1年生が受験する2025年の大学入学共通テストでは「情報」が教科として取り入れられる。
 GIGAスクール構想のもと、デジタル教育が広がりをみせる中で、これからの子供たちはSociety5.0時代を豊かに生きる力の育成が不可欠となっている。ライフイズテックは、教材の提供を通じて、社会の情報化の進展に主体的に対応できる力や、課題解決の力を育む学校教育の支援をしていく。
 今回のリニューアルにあたっては、高校において実習環境の整備が課題となるプログラミングとデータサイエンスを含む「情報Ⅰ」の全単元を網羅。
 これまでの【Python・AIコース】では、情報Ⅰの(3)にあたる、プログラミングやAIを使った問題解決の学習までをカバーしていたが、【情報Ⅰ全対応コース】では、新たに(4)データの活用(データサイエンス)分野をはじめとする(1)〜(4)の全ての単元に対応した。「つくる」ことで学びながら、体系的に知識も身に付くワンストップ型教材として、提供を開始する。

1日1時間以上家庭学習する児童の割合が約2倍に 吉岡町立明治小学校が『スタディサプリ』活用の成果を報告

 群馬県北群馬郡吉岡町立明治小学校は2020年11月より導入している「スタディサプリ」活用の成果を報告した。株式会社リクルート(東京・千代田区、北村 吉弘 代表取締役社長)が提供している『スタディサプリ』において、ICT活用による教員の指導方法の変化とともに、児童の基礎学力や家庭学習時間、学習意欲に関する成果が見えた。

 明治小学校では、これまで実施してきたNRT(相対評価による標準学力検査)・CRT(絶対評価による標準学力検査)および全国学力・学習状況調査の結果、知識や思考に課題があり、学力最上位層に当たる児童も少ない傾向にあった。そのため、児童の基礎学力を全体的に底上げするとともに、学力上位層の児童の学力をさらに高められるよう「個別最適な学び」を実現する必要があった。
 一方で、基礎学力の向上だけでなく、学びに向かう力・人間性や思考力・判断力・表現力などを含めた「生きる力」を育むために、知識のインプットに充てる授業時間を減らしその分アウトプットに充てる授業時間を増やす「協働的な学び」の実施も求められていた。

『スタディサプリ』を活用した授業改善を実施
「個別最適な学び」と「協働的な学び」を一体的に実現するため、明治小学校では、『スタディサプリ』を活用した授業改善を実施した。

1. 知識のインプットは『スタディサプリ』を活用し家庭学習で補充
2. 学びの多様性と楽しさ伝える取り組み
3. 児童同士の話し合い、自ら考える時間を増強

児童の自主性・学習時間に加え、学力向上にも兆し
授業改善を通じて、先生の意識が「何を教えるか」ではなく「どのように学びを促すか」に変化。その結果、児童にも変化が見えてきた。

1. 自主学習の習慣が身に付き、児童の約9割が平日1時間以上の家庭学習を実施
2. 児童の学習姿勢が変化、学力向上にも好影響の兆し

 これらの学習姿勢の変化の影響は学力にも表れ始めている。小学5年生時点および小学6年生時点で実施したCRTテスト(目標の達成状況を観点別に測定する絶対評価型のテスト)において、小学5年生時点の点数より小学6年生時点の点数の方が高い結果が出てきた。また、小学5年生時点、小学6年生の5月時点、小学6年生の1月時点の3定点で実施したアンケート調査において、通塾率は低下傾向(通塾する児童が14%低下し、対象児童全体の約7割が通塾なし)にあることから、『スタディサプリ』を活用した授業改善が学力向上にもつながっていると考えられる。

モリサワ 「Google Fonts」へユニバーサルデザインに配慮した「BIZ UDフォント」を提供

 株式会社モリサワ(大阪市・浪速区、森澤 彰彦 代表取締役社長)は、Google の提供するフォントサービスライブラリ Google Fonts へ、ユニバーサルデザインに配慮した「BIZ UDフォント」を提供する。

 BIZ UDフォントは、「文字の形がわかりやすい」「文章が読みやすい」「読み間違えにくい」をコンセプトに開発されたユニバーサルデザイン(UD)フォント。読みやすく使いやすいように設計されており、ユーザ評価に基づく読みやすさのエビデンスを取得している。ICT化が進む教育現場やビジネスでの書類作成をはじめ、正確な情報伝達が必要な場面で使用できる。2017年からモリサワが展開する、日常的なビジネス文書作成のためのUDフォントソリューション「MORISAWA BIZ+」で初めて提供が開始されたフォント。Google Fonts に導入され、 Google Workspace でも利用できるようになることで、データ互換性が高い文書が作成できるようになる。
  Google Fonts への提供により、Chrome OS™ や Google Workspace でも「BIZ UDフォント」を利用できるようになる。また今回は「SILオープンフォントライセンス」として提供され、そのライセンスに基づいて利用することが可能となる。

提供開始日
2022年4月1日(予定)

提供書体
BIZ UDゴシック Regular
BIZ UDPゴシックRegular
BIZ UDゴシック Bold
BIZ UDPゴシック Bold
BIZ UD明朝 Regular
BIZ UDP明朝 Regular
BIZ UD明朝 Bold(2022年11月以降提供開始予定)
BIZ UDP明朝 Bold (2022年11月以降提供開始予定)

株式会社COMPASS EdTech導入補助金の実証自治体・学校の募集を開始

 AI型教材「Qubena(キュビナ)」を開発・提供する株式会社COMPASS(東京・文京区、小川 正幹 代表取締役)は、経済産業省が実施する「EdTech導入補助金2022」における実証自治体・学校の募集を開始し、それに伴い「Qubena 小中5教科」のサービスおよびEdTech導入補助金への応募についてのオンライン説明会を開催することを発表した。EdTech導入補助金では、EdTech事業者である株式会社COMPASSを通して応募すると、補助金交付対象に採択された場合に、対象期間中「Qubena 小中5教科」を無償で利用できる。

 AI型教材「Qubena 小中5教科」は、児童生徒一人ひとりの習熟度や定着度に合わせて最適な問題を出題するアダプティブラーニング(個別最適化)教材。現在、全国100以上の自治体の小中学校約1,800校に導入され、約50万人に利用されている。

 小中学校の算数/数学・英語・国語・理科・社会の5教科に対応しており、タッチパネルに対応したPCやタブレット端末とインターネット環境があればどこでも学習が可能で、先生用の管理画面では児童生徒の学習履歴をリアルタイムに管理できる。2018年度より3年連続で経済産業省「未来の教室」実証事業に採択、東京都千代田区立麹町中学校で行われた実証では授業時間を約半分に短縮、成績向上や学習意欲向上などの成果が出ている。

 EdTech導入補助金は、Society5.0時代における教育現場での個別最適な学びの実現と、プログラミング教育をはじめとする創造性を喚起するSTEAM学習環境の構築のため、EdTechツールの学校等教育機関への導入を促進し、学校等設置者等と教育産業の協力による教育イノベーションの普及を後押しすることを目的として交付される。GIGAスクール構想によって一人一台環境が実現されたことでハードウェアでの差がなくなった一方で、今後は各自治体・学校においてEdTechツールを含めたソフトウェアの整備状況が子どもたちの教育の格差に直結するとも言え、早急な整備が期待されている。

<EdTech導入補助金 実証自治体・学校の募集について>
◆募集対象: 自治体の教育委員会・学校
◆対象サービス: 「Qubena 小中5教科」
◆応募方法:
以下のオンライン説明会へご参加ください。説明会参加後、導入計画等について協議させていただくため株式会社COMPASSよりご連絡させていただきます。
◆本募集についてのお問い合わせ先: info@compass-e.com

<オンライン説明会について>
◆対象者: 教育委員会・学校のご担当者様
◆内容: 「Qubena 小中5教科」のサービス・EdTech導入補助金への応募についてのご説明
◆開催日時・申し込みフォームURL: 
  ※各回の内容は共通です。ご都合の良い日時の申し込みフォームよりお申し込みください。
 ① 4月4日(月)16:00~17:00
   https://peatix.com/event/3199905/view
 ② 4月8日(金)16:00~17:00
   https://peatix.com/event/3199927/view
 ③ 4月11日(月)16:00~17:00
   https://peatix.com/event/3199930/view
 ④ 4月15日(金)16:00~17:00
   https://peatix.com/event/3199933/view
◆注意事項:
オンラインでの開催。
開催日時の追加などのお知らせがある場合には、以下のページにて随時発表がある。
EdTech導入補助金に関するお知らせページ: https://qubena.com/blog/pr-20220328/

個人の学びや活動実績をNFTでデジタル化し、クレデンシャル管理する実証実験を実施

 株式会社電通グループ(東京・港区、五十嵐 博 取締役社長執行役員 CEO)、シビラ株式会社(大阪・北区、藤井 隆嗣 代表取締役)およびソニー株式会社(東京・港区、槙 公雄 代表取締役社長 兼 CEO)は、NFT(Non-Fungible Token)で個人の学びや活動実績をデジタル化し、クレデンシャル管理する実証実験を共同で行う。実証実験では、今年4月29日(金・祝)~5月1日(日)に山口市で開催される、メディアアーティスト 落合陽一氏による特別カリキュラムが受講できる「Table Unstable – 落合陽一サマースクール2022(山口編)の卒業証明書を、NFTで発行する。

 今回の実証実験では、個人の活動実績をNFTとして表現することの実現性や、ICカード型ハードウェアウォレットによるNFT化の利便性、実績情報のセキュリティを担保するクレデンシャル管理サーバーの有効性、デジタルアイデンティティ型NFTの流通基盤の構築の実現性などについて、課題の精査と分析、検証を行う。

■ことば解説:クレデンシャル
ユーザー認証に用いられる情報。今回の実証実験におけるクレデンシャルは秘密鍵(公開鍵暗号方式における一対の鍵のうち、持ち主によって秘密に保持されるもので、仮想通貨をはじめとしたデジタルアセットの取引を行うために必要な情報)であり、その秘密鍵をICカード型ハードウェアウォレットで管理することで、実績情報のセキュリティを担保する。

 このサマースクールに参加する小学4~6年生に、受講終了後に卒業証明書をNFTで発行する。参加者は、認証用スマートフォンアプリを起動し、ICカード型ハードウェアウォレットをリーダー/ライター機能を搭載したスマートフォンにかざすことで、受講実績を証明することができます。将来的には、NFTで実績証明を行い、その実績に応じたインセンティブとして、大学入学や留学、就職等で活用できるようにすることを目指す。