教育DXプラットフォームを提供するManabie International Pte. Ltd.(シンガポール、本間拓也CEO、以下Manabie)は、シリーズBラウンドで総額約33億円(23百万米ドル)の資金調達を実施したことを発表した。これにより累計調達額は約60億円(41.2百万米ドル)に達した。
今回のラウンドは、政府系ファンドであるJICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社をリード投資家とし、三菱UFJキャピタル、ヒューリック、増進会ホールディングスなど国内外の教育関連企業や創業者が参加。既存投資家のGlobis Capital Partners、Genesia Ventures、千葉道場ファンドも引き続き支援している。
株式会社スプリックス(東京・渋谷区、常石博之 代表取締役社長)は、2025年4月26日、エジプト・アラブ共和国教育・技術教育省(エジプト教育省)と、エジプト国内における教育分野でのさらなる協力推進に向け、エジプト・カイロにて、エジプト教育省カリキュラム開発中央局監督官であるアクラム・ハッサン教授と、スプリックス海外事業部長 左右真哉 との間で、基本意向書(Letter of Intent、以下「LOI」)を締結した。
この締結式には、ムハンマド・アブデル・ラティーフ教育・技術教育大臣および岩井文男 在エジプト日本国特命全権大使を立会人として迎え、両者は協力体制をより一層強化していくことをすることを確認した。 スプリックスはこれまで、基礎学力の国際的な測定を目的とした「TOFAS(Test of Fundamental Academic Skills)」を通じて、エジプト国内約14,000校・約100万人の生徒に対し試験を実施し、高い評価を得てきた。今回のLOI締結は、2022年10月に締結された最初の基本協定書(以下「MOU」)に続くものであり、エジプト教育省との連携をさらに深化させる。 エジプト教育省では現在、対面授業とオンライン学習を組み合わせた教育の拡充に取り組んでおり、この合意に基づき、スプリックスのカリキュラム開発における知見と、豊富なデジタルアセスメント・学習コンテンツを活用し、小学1年生から高校3年生を対象とした数学カリキュラム、教科書、およびデジタルプラットフォームの共同開発を進める。 今後は、基本意向書に基づき、早期に新たなMOU締結を目指し、具体的な実施内容や役割分担について合意を図る予定だ。取り組みは、スプリックスの教育理念である「教育を通して世界中の人に人生の新たなステージを提供する」というビジョンを体現するものであり、当社の取り組みが中東・アフリカ地域への更なる展開に向けた大きな一歩となる。
FLENS株式会社は、塾生保護者のファン化を謳うコミュニケーションアプリ「FLENS School Manager(FSM)」を、株式会社ケイシン(リキュウグループ)「啓真館」が2025年3月より全教室で利用開始したと発表した。
これまで啓真館では、生徒・保護者に対して、紙やメールでの連絡の他、コミュニケーションルートやシステムが複数存在していた。また、業務効率化やセキュリティ対策など、現場が指導・生徒対応により集中できる仕組み作りが喫緊の課題となっていた。 今回、スマートフォン向けに最適化されたアプリ・サービス「FLENS School Manager」の利用開始により、課題解決の他、DX(デジタルトランスフォーメーション)および社内業務効率化を促進。さらに、お知らせ配信・予約・申込/回答などの機能を活用し円滑なコミュニケーションルートを構築することで、さらなる顧客満足度向上・塾生保護者のファン化を目指すとしている。
■FLENS School Managerの概要 「FLENS School Manager(FSM)」は、2020年からFLENSがサービスを開始し、利用ユーザ数が16万人(2024年4月時点)を超える「教育機関向けコミュニケーションアプリ」だ。お知らせ、入退室通知、ライブラリ、相互メッセージ、デジタル帳票、予約、アンケートや成績の回収、ポイント付与、映像配信、契約請求管理、口座登録・振替、学習管理など、教育機関の業務効率化に必要な機能を揃えている。複数利用中のツールやサービスをFSMに一本化することで、業務効率化とコスト削減が期待できる。また、FSM専用アプリに「内部広報」も一本化することで『保護者のファン化』が促進できる。さらにFSMには「社員向け機能」も備わっており、社内全体の業務管理も一本化できるコミュニケーションプラットフォームだ。 URL :https://flens.jp/