Category: 塾ニュース

やる気スイッチグループ、寺小屋グループを連結子会社化 四国地域での教育サービスを拡充

 総合教育サービスを展開する株式会社やる気スイッチグループ(東京都中央区、高橋直司代表取締役社長)は、2024年12月2日付で、愛媛県を拠点に集団学習塾を運営する寺小屋グループ(愛媛県松山市、吉見達治 代表取締役社長)を連結子会社化したと発表した。同社が地方の学習塾をグループ化するのは初めての試みとなる。
 寺小屋グループは45年にわたり四国地域で地域密着型の学習塾を運営し、高い知名度と実績を誇る企業。一方、やる気スイッチグループは50年にわたる教育ノウハウを基に、個別指導や幼児教育など幅広いサービスを展開してきた。
 寺小屋グループの社名やサービスの名称は変えず、従業員の雇用も継続する。やる気スイッチグループの執行役員ら4人が同日付で、寺小屋グループの代表取締役副社長や取締役などに就いた。
 今回の連結子会社化により、両社の強みを融合し、以下の取り組みを進める予定。

• 地方教育と地場産業の活性化:愛媛県を中心にメディアや金融機関との連携を図り、地域活性化のモデルケースを構築
• 個別指導塾の拡充:両社のノウハウを活用し、「スクールIE」や「TOP-PA」などの個別指導塾を愛媛県内および四国地域で強化
• 幼児教育市場の開拓:寺小屋グループが主に対象としてきた小学生から高校生の受験者層に加え、新たに幼児教育ブランドを愛媛県内および四国地方に導入し、幼児から高校生まで幅広いニーズに対応

 やる気スイッチグループは、子供たちが未来を切り拓く力を育む教育を目指し、地方教育改革の推進を掲げている。本取り組みにより、四国地域での教育機会の拡大と質の向上を目指していく方針だ。

学研HD 東京医療保健大学と協定締結

 株式会社 学研ホールディングス(東京・品川、宮原 博昭 代表取締役社長)のグループ会社、株式会社Gakken(東京・品川、南條 達也 代表取締役社長)と株式会社 学研メディカルサポート(東京・品川、清水 修 代表取締役社長)は、2024年11月15日に、学校法人 青葉学園が運営する東京医療保健大学(東京・品川、田村 哲夫 理事長、亀山 周二 学長)と協定を締結し、産学連携の協力推進に向けた取り組みを開始した。

■包括連携協定 概要
 東京医療保健大学と学研グループがそれぞれ培った知見、アセットを活用して相互に協力することにより、さらに広く医療教育、健康福祉に貢献している。
【協力事項】
(1)それぞれの教育コンテンツについての学習効果実証
(2)医療系教育パッケージの開発・販売
(3)ICT教材の開発・販売

■以下協定についてのコメント
【学研ホールディングス 代表取締役社長 宮原 博昭】
学研グループは15期連続増収と成長を続けておりますが、さらなる成長を目指しています。私たち学研グループは小学生・中学生向け事業に強みを持っていますが、これからの日本の教育を支えていくのは大学です。大学との連携を強化し、新しい価値を創出し続けていくことが、企業として発展していくうえで必要不可欠です。また、海外進出に力をいれていく上では産学連携の実績が重要なファクトになります。大学と企業が連携を強化し、win-winの関係を築いていく。そんな事例を本協定でも体現していきたいと思います。

【東京医療保健大学 学長 亀山 周二氏】
このたび、学研グループとの協定に至りましたことを心より嬉しく思います。ともに品川区五反田を本拠地としており、この地で長年にわたり教育や医療の発展に取り組んでまいりました。これまでも本学の教員は出版やe-learning等を通じて学研グループの教育コンテンツ開発に携わって参りましたが、これからは組織的な取り組みに加速していけることに期待を寄せています。特に、学研グループの持つ幅広い知見や技術力と、本学が培ってきた医療保健分野の専門性を融合させることで、両者がさらなる社会貢献に寄与できると確信しております。

「デジタネ」、イッツコムとの協業を11月28日(木)より開始

 小中学生向けエンタメ型プログラミング教材の開発・提供を手がけるエデュケーショナル・デザイン株式会社(静岡市、脇田 真太郎 代表取締役)は、イッツ・コミュニケーションズ株式会社(東京・世田谷区、金井 美惠 代表取締役社⻑)との協業を2024年11月28日(木)より開始する。
 これにより、イッツコム会員のうちこれまでプログラミングに触れてこなかったお子さまに対し、イッツコムにて「デジタネ」のサービスを提供することで、新しい学びの機会を創出する。

・イッツコムとの協業の背景
 イッツコムは、東急グループで主に東急線沿線エリアでインターネットサービス事業やケーブルテレビ事業を展開している。安心・快適な“学び”の機会の提供を通じて、生き生きワクワクする日常を提案できるよう取り組みを進めている中で、当社のプログラミング教材「デジタネ」との協業を通じて子どものいる家庭にプログラミングを中心としたデジタル領域を学ぶ機会を創出できるのではないかという思いから、エデュケーショナル・デザインに提案を行った。
 エデュケーショナル・デザインとしてもイッツコム加入者に広く認知し、事業連携チャネルを拡大できると考え、イッツコムとの協業に至った。

・「イッツコムラーニング デジタネ」サービス概要
受付開始日:2024年11月28日(木)

イッツコム加入者の特典:
①無料体験会+初期設定などのサポート会を開催 ※開催日程はメルマガで別途お知らせ
②イッツコムのインターネットをご利用の場合は、自宅のネット環境もしっかりサポート
③イッツコム加入者ならおトクな価格に 

料金:
月払いプラン 月額3,980円(税込)    ※通常料金 月払いプラン 月額4,980円(税込)
年払いプラン 年額37,800円(税込)   ※通常料金 年払いプラン 年額39,800円(税込)
※ イッツコムサービス未加入の場合は通常料金

アメリカ航空宇宙局NASAシニアエンジニアが加賀市でAIスタートアップを創業

 アメリカ航空宇宙局NASAシニアエンジニアのジョージ・ゴロスペ氏が2024年11月15日、加賀市でAIスタートアップを創業した。ジョージ氏はe-加賀市民制度および国家戦略特区の特例措置である開業ワンストップセンターを活用し、外国人でかつ米国在住でありながら創業準備をリモートで進めてきた。

■会社概要
 会 社 名:FutureReady Education株式会社
 代表取締役:ジョージ・ゴロスペ
 本店所在地:石川県加賀市大聖寺八間道65番地 加賀市イノベーションセンター
 事 業 内 容:①デジタルに関する教育プログラムの企画及び実施
       ②各種イベント・コミュニティの企画及び運営
       ③起業家の教育及び育成
       ④ベンチャー企業に対する投資及びコンサルティング

■会社設立の背景
 ジョージ氏は、2019年の「加賀ロボレーブ国際大会」に来賓として参加されたのをきっかけに、2020年からNASAの「STARRプロジェクト」の講師として、市内高校生に対してAIロボティクスの自律制御プログラミングの指導を行ってきた。2023年10月に加賀市の人材育成アドバイザーに就任し、2024年11月に加賀市での同大会が10回目の節目のタイミングで、ジョージ氏は自身が代表取締役を務める事業会社を加賀市に設立。AIコンテンツを事業化して展開していくための活動拠点を加賀市で開始する。
 なお加賀市が関係人口の創出を目的に進めている「e-加賀市民制度」を活用した外国人起業家として初のケースであり、当制度の特典のひとつである「加賀市開業ワンストップセンター」を活用することで、外国人でかつ米国在住でありながらリモートでの創業支援をすることで会社設立に至った。

宇宙事業を推進する民間企業が連携したコンソーシアム「SORAxIO(ソラクシオ)」を結成

 宇宙産業における総合的なサービスを展開するSpace BD株式会社(東京・中央区、永崎将利 代表取締役社長)は、有人宇宙システム株式会社、兼松株式会社、株式会社DigitalBlastとともに、宇宙利用に関わる啓蒙活動、利用者支援、政策提言等を連携するための新たなコンソーシアム「SORAxIO(ソラクシオ)」を結成した。

 昨今、世界中で宇宙開発が急速に発展しており、2030年退役予定の国際宇宙ステーション(ISS)を引き継ぐ民間宇宙ステーションの開発も米国を中心に進められている。日本においても、新たな市場開拓と民間企業の参入が相次ぎ、宇宙産業の成長が期待される。
 同社は2017年の創業以来、JAXAよりISS「きぼう」日本実験棟を利用する事業者選定を受け、ISSからの小型衛星放出にて約50機の実績を有する。また、ISS船内/船外利用においては、アーティストや教育機関を含むさまざまな非宇宙事業者のエンタメ・マーケティングでの宇宙商業利用を推進してきた。
 一方、初めて宇宙利用を検討すると「宇宙実験をする際に、どのような準備や費用が必要なのかがわからない」「手順に関する情報収集するだけでも時間がかかる」「費用の全貌が分からず前払いが必要となるため、社内稟議が通せない」などといった参入障壁が高いという声が上がっている。
 こうした背景をふまえ、日本の宇宙産業のさらなる発展に向けて、研究目的から商業利用を加速するための新たなルール作りや、ユーザーフレンドリーな利用ガイドラインの策定を通じた宇宙利用を促進できる環境づくりが非常に重要であると考えられる。
 そこで、同じく宇宙事業を展開する有人宇宙システム株式会社、兼松株式会社、株式会社DigitalBlastとともにそれらを推進するコンソーシアム「SORAxIO(ソラクシオ)」を立ち上げた。


■「SORAxIO(ソラクシオ)」について
・「SORAxIO(ソラクシオ)」の由来
Space Opportunities Revolution And Transfer to(=Xx) Innovative Outcomes
 宇宙(SORA)環境利用機会を革新し、宇宙利用によるイノベーション創出活動(宇宙滞在、宇宙製造、エンタメ等)を推進する。
 このコンソーシアムでは、地球低軌道(LEO)利用の活性化に向けてユーザーの拡大を目指すべく、主にISS利用事業を推進してきた各社と提携し、宇宙環境利用に関する規制および制度を調査し、政府への提言をおこなう。さらに、2025年度以降の「きぼう」日本実験棟(以下:JEM)利用インテグレーション業務を通じて知見を蓄積・共有し、次世代宇宙ステーション時代に向けた経験の獲得を目指す。
 これらの活動を通じて、次なる宇宙ステーション時代における日本の宇宙利用の発展に貢献していく。

子どもが読書にハマるオンライン習い事「ヨンデミー」が大垣書店と連携開始

 子どもが読書にハマるオンライン習い事「ヨンデミー」を運営する株式会社Yondemy(東京・中央区、笹沼 颯太 代表取締役)は、大垣書店との連携を開始したことを発表した。
 子どもの読書離れを解消し、書店業界の新たな収益化を促進することを目指す。また、本連携を記念し、京都・烏丸三条店にて、子どもたちの読書体験をより豊かにするため、絵本や児童書をプレゼントするキャンペーンを実施する。

 Yondemyは、「日本中の子どもたちへ、豊かな読書体験を届ける」をミッションに掲げ、子どもがハマる読書教育のオンライン習い事サービス「ヨンデミー」を提供している。
 深刻化している子どもの読書離れに対して、読書教育の(特に「読み聞かせ」以降の段階の子どもの読書支援)の認知向上やノウハウの普及を目指している。ヨンデミーを通じて、本を読まなかった子どもが本を購入したり、書店に訪れる回数が増えたりなど、新たな読書体験を通じて、子どもたちにとって一生の財産となる「学ぶ力」としての読書の楽しさを広げる活動を進めていく。
 現在、出版業界では絵本の売り上げが好調に推移する一方で、児童書の売上は伸び悩んでいる。特に、読み聞かせの普及により絵本の人気は高まっているが、その次のステップとなる児童書の利用が減少しており、子どもたちが自分で本を読む習慣を身につけられていないことが大きな課題となっている。
 こうした現状に対し、ヨンデミーは、読み聞かせ後の支援に注力し、子どもたちが自ら本を手に取るきっかけとなる新たな読書体験を提供している。

■連携内容
 地元のコミュニティが薄れつつある中で、書店を子どもたちと親子が自然に交流できる場所として活用し、より広がりのあるコミュニティづくりを目指す。書店が単なる本を販売する場所にとどまらず、学びや交流の場として地域の人々に親しまれ、愛される存在となることを目指す。
 書店に来店したお客様がヨンデミーに加入することで、売り上げがレベニューシェアによって増加する。ヨンデミー会員として継続的な読書習慣が育まれることにより、長期的には書店を利用する子どもたちが増え、さらに新たな収益の拡大が見込まれる。

京都市⽴⼋条中学校に「防災安全合わせガラス」310枚を寄贈 機能ガラス普及推進協議会

 機能ガラス普及推進協議会(東京、 島村琢哉 会長)は、全国指定避難場所の安全対策普及を⽬的として、⾃治体の避難所に指定されている学校などへ、地震や突⾵、台⾵等の⾃然災害発⽣時に効果のある「防災安全合わせガラス」の寄贈活動を⾏なっており、今年は京都市への寄贈が決定した。同市指定避難場所となっている京都市⽴⼋条中学校体育館の窓ガラス約310枚全てを、「防災安全合わせガラス」に取替えることにより、避難者の⼆次災害を防⽌し、避難所としての機能が⼀定期間維持可能となり、安全性が⾼まった。
 令和6年12⽉13⽇(⾦)10時40分より、京都市役所本庁舎内にて松井孝治京都市⻑列席のもと「防災安全合わせガラス」の寄贈式典を⾏う。また同⽇14時15分より京都市立⼋条中学校にて同校⽣徒にむけて「防災ガラスの出張授業」を開催する。

Space BD、JAXA宇宙戦略基金事業「低軌道汎用実験システム技術」の採択が決定

 宇宙産業における総合的なサービスを展開するSpace BD株式会社(東京・中央区、永崎将利 代表取締役社長)は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)が実施する令和6年度宇宙戦略基金事業において、「低軌道汎用実験システム技術」の開発実施機関として採択されましたことを発表した(研究代表者名:当社ISS船内プラットフォーム事業 事業ユニット長 山崎秀司)。この案件は、今年度の宇宙戦略基金におけるライフサイエンス系分野唯一の開発案件となる。

■低軌道汎用実験システム技術について
「低軌道汎用実験システム技術」は、宇宙戦略基金における技術開発テーマのひとつ。2030年以降の「ポストISS時代」において、国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟における微小重力環境を活用した実験で培ってきた技術ノウハウを元に、より効率的かつ経済的な宇宙実験の機会を提供するための新たな実験装置を開発する。
実験装置の主な特徴は下記となる。
・タンパク質結晶生成や細胞研究など、多様な実験に対応可能な汎用性の高いシステム
・実験プロセスの半自動化及び地上操作を可能とし、宇宙飛行士の作業時間を最小限に抑えることで、準備期間や実験コストの大幅な低減
・ユーザーフレンドリーな設計により、地上実験の延長線上で宇宙実験が実施可能
 この技術開発を通じて、より多くの研究機関や企業が利用しやすい実験環境を構築し、民間事業者の地球低軌道を活用したビジネスの創出を進める。

■Space BDの取り組みについて
 Space BDは、2021年にJAXAから唯一の民間パートナーとして選定された高品質タンパク質結晶生成実験事業の受託を皮切りに、2023年12月には「将来地球低軌道有人拠点事業におけるライフサイエンス実験軌道上システムの概念検討」を受託するなど、ライフサイエンス分野における宇宙実験サービスの実績を積み重ねてきた。特に微小重力環境下でのタンパク質結晶化実験サービスにおいては、アカデミアからの請負数約480サンプル、民間事業での取り扱い約40サンプルと、国内有数の実績を有している。これらの実績を通じて、Commercial Low Earth Orbit Destination (CLD) 事業者とのパートナーシップを構築してきた。さらに、ポストISS時代に向け、無人実験機会の確保および海外インプリメンテーションパートナーとの連携体制の構築を進めている。
 今回の採択を機に、同社は汎用実験システムの開発実施機関として、技術開発をリードしていく。これまで培ってきたサービス提供の知見を活かしながら、自社での機器開発を通じて、より包括的なライフサイエンスサービスの展開を目指す。

GSXが提供するEC-Council「CEH:認定ホワイトハッカー」講座が東京電機大学国際化サイバーセキュリティ学CySecの来期開講専攻プログラムに採用

 グローバルセキュリティエキスパート株式会社(東京・港区、青柳史郎 代表取締役社長 CEO)は、学校法人東京電機大学(東京千住キャンパス:東京・足立区、射場本忠彦 学長)が2025年開講予定の国際化サイバーセキュリティ学特別コース「CySec Expertサイバーオフェンスコース」に、ホワイトハッカーを育成する教育講座EC-Council「CEH:認定ホワイトハッカー」を提供する。EC-Council講座が、日本で初めて大学の履修証明プログラムとして開講されることになった。
 CySec Expertは、CEHをベースに、GSX独自講座を加えた、攻撃者視点にたったセキュリティが学べる東京電機大学オリジナルの講座となっている。GSXは同講座内で独自講座の作成・監修するなど、開講を全面的に支援し、産学連携を通じたセキュリティ人材の育成、EC-Council 講座に対する価値の認知拡大を推進していく。

奈良市 公設フリースクール内で奈良市子育てスポットを定期開催

 不登校児童生徒が通う公設フリースクールHOPあやめ池では、施設設置時より、奈良市の子育てスポット(担当課:子ども育成課)の1つである「いちご組」に、活動スペースを提供している。
 令和6年度からは、月2回のいちご組の活動日に、HOPあやめ池に在籍する児童生徒のうち希望者が、子育て親子といっしょに遊ぶことで交流している。
 この活動の効果は、すでに双方が感じており、在籍する児童生徒同士の交流も増え、これまで学校へ全く登校できていなかった児童生徒が学校の体育大会に参加できるようになるなどの変化も起こっている。

 令和5年3月に公表された、文部科学省「子どもの居場所づくりに関する調査研究報告書」では、異世代交流が子どもの健全な育成に必要である等の意見が複数あった。
 令和元年10月に同省より発表された「不登校児童生徒への支援のあり方について」では、教育委員会は積極的に、教育支援センター等が関係機関や民間施設等と連携し、不登校児童生徒やその保護者を支援するネットワークを整備することが必要である、とされている。この取り組みにより、不登校児童生徒は、子育て親子との交流を通して、自己有用感が養われている。

▼奈良市の子育てスポットについて
https://www.city.nara.lg.jp/site/kosodate/10753.html