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日本初のiPad用電子辞書アプリ「語句楽辞典」が登場 主要9辞書のほかに問題集が付いたプレミアム版もリリース

セイコーソリューションズ株式会社は、日本初のiPad用電子辞書アプリ「語句楽辞典」の提供を始めた。電子辞書に定評のある同社が開発した語句楽辞典は、収録されたすべての辞書から一括検索をしたり、よく使う辞書だけを選んで効率よく検索することもできる。

「語句楽辞書」高校生用の画面

「語句楽辞書」高校生用の画面

辞書には高校生用と大学生用のパッケージがあり、高校生用のスタンダード版には、英語が4種(エースクラウン英和辞典 第2版、ルミナス英和辞典 第2版、ルミナス和英辞典 第2版、オックスフォード現代英英辞典 第9版)と国語が5種(デジタル大辞泉、全文全訳古語辞典、全訳漢辞海 第三版、新明解四字熟語辞典 第二版、新明解国語辞典 第七版)の合計9種類の辞書で構成されている。

高校生向けプレミアムパッケージ

高校生向けプレミアムパッケージ

これに加え、プレミアム版には、KADOKAWAのシリーズ累計発行部数150万部以上の実績がある参考書「ぐんぐんドリル」の英単語、古語単語、世界史B、日本史B、政治経済、現代社会、生物基礎、倫理化学基礎、化学の10教科の問題集が付属するほか、英語辞書の小学館 オックスフォード英語類語辞典、ロングマン現代英英辞典 6訂版(音声付き)と大学受験対策をバックアップする生物、物理、化学、古語辞典がパッケージされている。

このほか、英語辞典では例文に対応した音声や、検索結果表示画面から新たに引き直さずに、指定した単語の訳語にジャンプできる機能や、重要語句や覚えておきたい語義にマーカーをして、履歴を一覧表示できるマーカー機能など、電子辞書としての機能を充実させている。

大学生/ビジネス向けプレミアムパッケージ

大学生/ビジネス向けプレミアムパッケージ

大学生用のスタンダード版は、ビジネスシーンにも対応したリーダーズ英和辞典 第3版、リーダーズ プラスのほか、英語が3種(ルミナス英和辞典 第2版、ルミナス和英辞典 第2版、オックスフォード現代英英辞典 第9版)、国語が4種(デジタル大辞泉、新明解国語辞典 第七版、新明解四字熟語辞典 第二版、全訳漢辞海 第三版)の9種類の辞書で構成されていて、プレミアム版には、6つの英語大辞典(ビジネス・実用英語用として、新和英大辞典 電子増補版、新英和大辞典 第六判、ランダムハウス英和大辞典 第2版(音声付き)の3種と、学習英語用として、小学館 オックスフォード英語類語辞典、ロングマン 現代英英辞典 6訂版(音声付き)、プログレッシブ 和英中辞典第3版)を追加収録しており、収録される英語の項目数はおよそ140万語におよぶ。さらに、機械、情報通信、金属、化学、海外企画の専門用語を豊富に収録した理系の技術・専門用語の180万語対訳大辞典 英和・和英と、岩波 理化学事典 第5版、ビジネス技術実用英語大辞典 V5 英和編&和英編、そして本格派国語辞書の広辞苑 第六版も収録している。

提供価格は、これだけのコンテンツが入って8800円(税別)からで、コストパフォーマンスが高い。同製品に関する問い合わせは、加賀ソルネット株式会社 EMカンパニー(TEL.03−5657−0153・Email:acr@solnet.ne.jp)へ。

参院選7月10日投開票、6月22日公示

政府・与党は今夏の参院選を6月22日公示―7月10日投開票とする方針を固めた。参院選の選挙期間は通例17日間。投開票日を7月10日にした場合、通例では公示日は6月23日になるが、同日は沖縄の「慰霊の日」に当たるため、1日前倒しする。政府・与党は選挙権年齢を18歳以上に引き下げる改正公職選挙法が施行される6月19日の翌日以降で公示日を検討してきた。国会の会期延長がなければ投開票日は7月10日、17日、24日のいずれかとなる。このうち3連休の中日にあたる17日、夏休み中の24日を避け、10日にすることにした。

インターンシップ 授業として単位認定も

インターンシップ は学生が企業や官公庁、NPOなどで一定期間、働きながら職業意識を養う取り組み。欧米企業が優秀な学生確保を目的に提供する数カ月間のプログラムが日本にも伝わった。1990年代から広がり始めた日本では学業を優先するため、採用活動に結びつけないことを文部科学省や厚生労働省が企業に求めている。企業は一般的な採用活動で伝えきれない具体的な業務内容を学生に知ってもらえる。就職活動前に学生が抱くイメージとのミスマッチを防ぐメリットがある。

 インターンシップ を授業の一環として就業体験を単位として認定する大学は増えている。文科省によると大学の約7割が単位認定済み。ただ、そのほとんどの実施期間が1~2週間と短い。学生を受け入れる企業も中堅中小企業やベンチャー企業が多く、就職活動を直前に控える大学3年生の参加が目立つ。

20年後の暮らし描く  科学技術白書

政府は5月20日、技術革新で変わるとされる2035年ごろの暮らしを描いた16年版科学技術白書を閣議決定した。「超スマート社会の到来」と題した特集で、人工知能(AI)やサイバー空間が現実と融合した世界を舞台に、家事を助けるロボットと暮らす家族の生活をイメージした。自動運転車購入のためネットでパーツを組み合わせて注文すると、工場で自動的に組み立てられて車が届いた。ロボットが「こんな献立はいかが」とバランスのとれた食事をアドバイスする。子どもはAIの支援を受け携帯端末で学習している。

60歳以上「働きたい」7割 「収入ほしい」「老化防ぐ」 高齢社会白書

政府は5月20日の閣議で、2016年版「高齢社会白書」を決定した。60歳以上を対象にした就業に対する意識調査で、収入を伴う就労を希望する割合が71.9%に上ったことなどを掲載した。65歳以上の高齢者は15年10月1日時点で3392万人で、総人口に占める割合は26.7%と過去最高を更新した。雇用者は458万人で、60~64歳の雇用者(438万人)を初めて上回った。65歳以上の13.5%が仕事をしていることになる。

 意識調査では、何歳ごろまで働き続けたいかも聞いた。「働けるうちはいつまでも」が28.9%と最も多く、次いで「65歳くらい」「70歳くらい」がいずれも16.6%。働きたい理由は「収入がほしい」(49%)、「体によい、老化を防ぐから」(24.8%)が多かった。老後の備えとして貯蓄や資産が「足りない」割合が5割を超えた。

大卒就職率、最高の97.3% リーマン前上回る

今春卒業した大学生の就職率(4月1日時点)は97.3%だったことが5月20日、文部科学省と厚生労働省の調査で分かった。リーマン・ショック前の2008年(96.9%)を上回り、1996年の調査開始以来最高。就職率は就職希望者のうち、実際に仕事に就いた人の割合。全国の国公私立大62校を抽出し、4770人を調べた。

 今春の就職率は前年同期を0.6ポイント上回り、過去最低だった11年(91.0%)以降、5年連続で上昇した。就職希望率(74.0%)も前年から1.3ポイント増えて過去最高となった。就職環境が好転し、進学希望から就職に切り替えた学生も多かったとみられる。文科省の推計では、就職したのは40万4300人で前年から7200人増えた。

衆院定数10減、改正法成立 アダムズ方式22年以降

衆院選挙制度改革を巡り、「1票の格差」是正と定数を10減して465議席とする改正公選法などが5月20日の参院本会議で自民、公明、おおさか維新の会などの賛成多数により可決、成立した。小選挙区で「0増6減」、比例代表で「0増4減」する。新定数の465は戦後最少。早ければ来夏以降に適用される。都道府県の人口比を反映しやすい議席配分方法「アダムズ方式」は2020年国勢調査を基準に導入する。

岡山大・農研機構、オオムギ発芽時期の仕組み解明

岡山大学と農業・食品産業技術総合研究機構は、オオムギが発芽するタイミングに関わる仕組みを解明した。特定の遺伝子が種子の休眠期間の長さを決めていた。麦芽はビール醸造に不可欠で、この遺伝子の働きを調節できればビール醸造を効率化できるという。今後、品種改良などに役立てる考えだ。

実質賃金、5年連続マイナス 15年度は0.1%減

厚生労働省が20日発表した3月の毎月勤労統計(確報、従業員5人以上)によると、現金給与総額から物価変動の影響を除いた実質賃金指数は前年同月比1.6%増だった。速報の1.4%増から上方修正した。2010年9月(1.9%増)以来、5年6カ月ぶりの高い伸び率となった。従業員一人あたりの平均の現金給与総額(名目賃金)は、1.5%増の27万8704円だった。基本給など所定内給与は0.6%増の24万1036円、残業代など所定外給与も1.3%増の2万28円とそれぞれ速報段階から上方修正された。特別給与は15.4%増の1万7640円だった。

アルプス電気、ドローン飛行安定センサー

アルプス電気は小型無人機「ドローン」向けに振動の影響を受けにくい傾きセンサーを開発した。飛行による振動や衝撃が加わってもドローンの体勢を正確に測定でき、安定した飛行につながるという。手動での操縦が容易になるとともに、自動飛行時の経路の正確性が高まる。ロボットや農機、建機などの需要も見込む。2016年中に量産を始める。