Category: 塾ニュース

ひとり親家庭、自治体が転居・家賃支援 

母子家庭などひとり親世帯の移住支援に力を入れる地方自治体が増えている。浜田市は昨年4月、介護事業所での就労などを条件に、全国に先がけてひとり親世帯の移住支援を始めた。都会のひとり親の移住支援は昨秋以降、北海道幌加内町なども取り組み始め、今年度から長野県や大分県国東市などが続いている。人手不足の人材確保を狙う自治体もある。幌加内町は浜田市と同様に介護事業所への就労、三重県鳥羽市は保育士であることが条件。同県玉城町は保健師や看護師かそれらの資格取得を目指す人に絞る予定だ。

中3英語テスト、3年に1度実施へ 

文部科学省の専門家会議は5月25日、全国の中学3年生を対象に2019年度から始まる英語の新テストについて、回答形式や採点など実施方法の概要を決めた。毎年4月の「全国学力調査」の一環として国語、数学と同じ日に実施。頻度は現在の理科と同様、3年に1度程度とする。原則としてすべての中3生が対象で、「読む・書く・聞く・話す」の4技能を測る。回答はマークシートや記述式で、「話す」のみ学力調査と別の日に教員が面接で実施する。文科省は今後、面接に向けた教員研修の方法など詳細を詰める。

ジャワ島横断鉄道 事業費2000億円

インドネシア政府はジャワ島を横断する鉄道の建設を日本に要請する。首都ジャカルタと第2の都市スラバヤの間(約750キロメートル)を現在の半分以下の5時間台で結ぶ計画で、総事業費は2000億円前後となる見通し。日本は円借款の提供を軸に協力を検討する。

 日本のインフラ輸出の拡大に弾みがつきそうだ。ジョナン運輸相ら複数の政権幹部が5月25日までに計画を認めた。伊勢志摩サミットの拡大会合に出席するため訪日するジョコ大統領が安倍晋三首相に計画を説明する方針という。インドネシア側は年内にも契約をまとめたい考えで、2017年着工、19年までの完成をめざす。

発達障害者の支援充実 教育や就労、改正法が成立

自閉症やアスペルガー症候群の人を支える改正発達障害者支援法が5月25日の参院本会議で可決、成立した。一人一人の特性に応じ、学校で個別計画を作成したり、事業主に雇用の確保を求めたりするなど、教育、就労の支援充実が柱。関係機関が連携し、切れ目ない対応を目指す。支援法は議員立法で2005年に施行され、改正は約10年ぶり。発達障害は見た目には分かりにくいが、他人とのコミュニケーションが苦手といった特性がある。周囲の理解が不十分なために日常生活で困ることが多く、社会的障壁を取り除く必要があるとした。

成功の鍵は「努力」と「家庭環境」 米富裕層調査

調査はバンク・オブ・アメリカ傘下のUSトラストが、300万ドル(約3億3000万円)以上の運用可能資産を持つ成人684人を対象に実施した。低中流家庭で育った人が全体の約77%を占め、このうち19%は生い立ちが「貧しかった」と答えた。成功の要因としては「努力」と「野心」、そして「家庭環境」を挙げた人が多かった。これらは「人脈」や「生まれつきの才能」よりも重要な役割を果たしたと考えられている。回答者のうち80%は、両親のしつけが厳しかったと答えた。家庭で重視される価値観として「学業成績」「金銭面の節度」「労働への参加」が挙がった。

大阪樟蔭女子大の低カロリーの弁当用冷食

「女子大コラボ 麻婆×豆腐ハンバーグ」は大阪樟蔭女子大学(大阪府東大阪市)で管理栄養士の資格取得をめざす学生のアイデアを基に、ケイエス冷凍食品が商品化した。摂取カロリーを抑えるために鶏肉と豆腐を合わせた生地を採用。ハンバーグの上にかかるとろみのある麻婆ソースの辛みを生かし、含まれる塩分を控えめにした。麻婆ソースは赤みがかった色合いで、ハンバーグにはニンジンやピーマンなどの緑黄色野菜が練り込まれている。3月から全国約1600の食品スーパーの店頭に並んでいる。

東京農大国際協力センター

東京農業大学(東京・世田谷)は、開校125周年を迎える今年から、「国際協力センター」が推進役になり、ブラジルなど中南米の農業大学への留学生派遣を倍増させる。現地のOBネットワークとも連携し「世界の畑」で活躍する人材の育成を目指す。東京農大の海外への人材派遣は、戦前は中国東北部や樺太などに、戦後はブラジル、メキシコなどに開拓移民を送り出してきた。現地に渡り農園経営や食品加工などで成功した卒業生も多く、海外の校友会は13カ国・地域に広がる。

小学生らのプログラミングの祭典 文京区で開催

小学生らのプログラミングの祭典「スクラッチディイン東京」(実行委員会主催、NPO法人CANVAS共催)が5月21日、文京区の東京大学情報学環・福武ホールで開かれた。約800人の親子が訪れ、ワークショップなどを楽しんだ。このイベントは、米マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボが子ども向けに開発した「スクラッチ」というプログラミング言語を使って、様々なプログミングを楽しもうというもの。スクラッチは世界中に提供されていて、小学生や幼児のプログラミング授業でもよく使われている。

高校教科書でも謝礼か 大阪府立高、複数教員が申告

教科書会社が検定中の教科書を小中学校の校長や教員らに見せていた問題に絡み、大阪府立高校の複数の教員が「検定中の教科書を見せられ謝礼を受け取った」などと府教育庁に申告したことが、5月26日分かった。府立高の少なくとも5人の教員が、教科書会社から検定中の教科書を見せられ、謝礼をもらったと申し出た。府教育庁は4月、府議会からの要請を受け、府立高に教科書会社から謝礼を受け取った教員がいないか調査するよう通知していた。高校教科書について謝礼支払いの疑いが明らかになったのは初めて。

北京大学医学部を目指して 2016年度北京大学医学部進学コース開学

学生だけでなく保護者をはじめ多くの人が参加した5月9日、池袋アカデミーホール(東京都豊島区)で、2016年度ISI国際学院北京大学医学部進学コースの開学式がおこなわれた。全国の進学高校、国内外の名門大学の卒業生や社会人経験者たち36名が集った。
留学を主とした教育事業を展開し、大学・高校・語学など、幅広い海外留学プログラムを提供しているISI国際学院。そのISI国際学院の留学事業のひとつである「北京大学医学部進学コース」は、中国の最高学府である北京大学医学部において医学を学ぶための準備コースと位置付けられている。
新入生たちは、まず東京で中国語、数学、物理、化学を約10ヶ月間学び、来年の3月に北京に渡る。そして、北京大学の予科コースで入学準備をし、来年の9月に正式に入学する予定だ。そこから6年間、北京大学医学部で医学を学ぶことになる。
北京大学は、大学評価の世界的指標のひとつである 「The Times Higher Education World University Rankings 2015-2016」において、東京大学(43位)よりも高い42位にランクインし、世界的に大きな評価を得ている。その北京大学医学部のめぐまれた教育環境の中で、新入生たちは医学を学び、医師になることを目指す。

新入生を代表して宣誓を行ったのは、石井悠輝さん。石井さんは、このコースを選ぶにあたって、ISI国際学院が企画した北京大学のツアーに参加したことが決め手となったと言う。中国のエネルギーを肌で感じ、大いに刺激を受けたそうだ。また、語学だけでなく、海外の人との人間関係、日本にない様々な症例の患者と向き合うことができることもその理由に挙げる。そして石井さんは、
「このプログラムは、医師にどうしてもなりたいという気持ちの強さが量られる試練の6年間だと思っています。ブレずに自分を保ってがんばりたいと思います」と最後に力強く語ってくれた。
留学生活は、勉強に加えて、普段の生活においても困難が多いことだろう。その中で、ISI国際学院はたくさんのサポートを用意している。また、先に留学して勉強している先輩たちのアドバイスを受けられることは、大変心強いだろう。ISI国際学院は、世界で学びたい人たちの可能性を大いに広げてくれる。