Category: 塾ニュース

「所得連動型奨学金」月の返還額下限2000~3000円 文科省の有識者会議が骨子案

 文部科学省の「所得連動型奨学金」有識者会議は2月5日、返還額の下限を月2千~3千円とする骨子案をまとめた。新制度の「所得連動返還型奨学金」は、2017年春に大学・短大などに入学する学生から対象となる。日本学生支援機構の無利子奨学金の利用者から先行導入し、希望者は今年4月から在籍する学校を通じ申し込む。卒業後の年収はマイナンバーを使って把握する。年間の返還額は所得の9%か10%とする方針で、今後どちらかに決める。年収300万円以下であれば申請によって返還を最長10年間猶予できるとした。

広がる大学全面禁煙 4年制の4分の1

たばこを吸わない大学生が増えている。受動喫煙を防ぐ取り組みを求める2003年施行の健康増進法を機に、敷地内の全面禁煙を導入した4年制大学は昨年12月時点で775校のうち186校で、およそ4分の1を占める。正門前に「構内全面禁煙」という看板を掲げる創価大学(東京都八王子市)、崇城大学(熊本県)は11年度から薬学部について、「入学者は非喫煙者とする」と要項に明記している。一方、禁煙後にトラブルがあり、分煙に戻す大学もある。

全日本私塾教育ネットワーク(私塾ネット)が設立15周年記念「第14回 全国塾長・職員研修大会」を開催 4月17日に東京ガーデンパレスで

全日本私塾教育ネットワーク(湯口兼司理事長、以下「私塾ネット」)は、私塾ネット設立15周年を記念して「第14回 全国塾長・職員研修大会」を4月17日(日)に東京ガーデンパレス(東京・文京区)で開催する。

吉藤健太朗氏

吉藤健太朗氏

15周年記念講演には、コミュニケーションロボット「OriHime(オリヒメ)」を開発した株式会社オリィの吉藤健太朗代表を迎え、「本当の幸せとは何か」について考える。「オリヒメ」は、病気や身体的問題を抱え、孤独を感じている人々が社会に参加できるようになることを目指すロボットで、距離を克服し、ベッドの上に居ても「会いたい人に会えて、行きたい所へいき、社会に参加できる」サービスの提供を、ロボットテクノロジーとパートナーシップにより実現している。

同研修会の参加申込みは、Eメールでcenter-office@shijuku.net(私塾ネット事務局)へ。

 

全日本私塾教育ネットワーク(私塾ネット)
設立15周年記念「第14回 全国塾長・職員研修大会」開催概要
『心安らぐ温かな時間』〜ハイテクよりも使いやすさと親しみやすさ〜

 〈プログラム〉

■第一部 研修大会
①オープニング「15周年を迎えて」 14:00〜15:00
②15周年記念講演
吉藤 健太朗氏・株式会社オリィ研究所 代表取締役所長 15:10〜16:30
③「めんどうみの良さ」って何? 16:40〜17:30
④「振り返りと感謝」 17:30〜18:00
■第二部 懇親会 18:15〜20:15

春香クリスティーンと女子中学生がまったりとパジャマ姿で盛り上がる!? 個別指導学院フリーステップが日々の勉強に疲れた受験生に贈るWeb動画を公開

株式会社成学社(大阪市北区、太田明弘代表)は、2月8日、同社が展開する「個別指導学院フリーステップ」の新CMのオン・エアーに合わせて、Web限定オリジナル動画『パジャマジック』を公開した。CMには、バラエティ番組等で活躍中の人気ハーフタレント、春香クリスティーンさんを起用。Webで公開されるオリジナル動画『パジャマジック』では、パジャマを着た春香クリスティーンさんがベッドの上で女子中学生たちにマジックを披露して盛り上がる。「英語」「歴史」「数学」の3つの教科にまつわるマジックを順次公開していく。

これから高校受験の山場を迎える受験生に、「寝る前ぐらいはリラックスして楽しんでもらいたい」(同社)という思いから公開に至ったという。サイトでは、マジックのタネ明かしも公開されることから、動画に出てくるマジックを覚えて「友達にも披露してほしい」としている。

fs_160205_pajamagic_im01

成学社ウェブサイトより

外部リンク:フリーステップ『パジャマジック』動画

農林水産品輸出額、7452億円で最高更新

農林水産省は2月2日、2015年の農林水産物・食品の輸出額が前年比22%増の7452億円となり、3年連続で過去最高を更新したと発表した。輸出先を国・地域別に見ると、香港向けが34%増の1794億円で首位。2位の米国は1071億円で15%増えた。全体ではアジア向けが74%を占め、台湾も14%増の952億円と好調だった。海外で和食人気が広がっていることや、輸出先国が牛肉やリンゴなどの輸入規制を緩和していることが追い風となった。政府は20年までに1兆円に伸ばす目標の前倒し達成を目指す。

中教員の労働13時間 連合総研調査

連合総合生活開発研究所(連合総研)は、小中学校教員の1日平均労働時間が約13時間との調査結果をまとめた。小学校教員は平均で午前7時29分に出勤し、午後7時11分に退勤。学校外で1時間9分働いていた。中学校教員は午前7時23分出勤、午後7時38分退勤、学校外労働は1時間6分だった。負担を感じる業務を聞くと「保護者・地域からの要望対応」が小中とも80%を超えて1位。2位も小中ともに「国や教委からの調査対応」だった。調査は昨年12月に公立小中高校の教員を対象に行い、2489人が答えた。

変わる私立中入試

今年は1都3県の私立・国立中学計約400校の入試(定員約4万1千人)に、約4万5千人が挑む見込み。人数は昨年並みだが、少子化などの影響で、ピークだった07年を約7千人下回っている。従来の学力試験とは異なるタイプの入試は昨年ごろから目立ち始めた。今年、入試で英語を設けるのは、東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県で約60校に上り、昨年の2倍に。公立中高一貫校の入試に似た教科横断型の「適性検査型」の試験を導入する学校も、昨年より約30校多い約80校になる。

 入試が多様化する背景に、大学入試が思考力や表現力、実用性の高い英語力を重視する傾向にあることが要因の一つだとみる。新たな大学入試に対応できる力を、中学段階からつけさせたいと考える保護者が増えている。近年は、複数回行う入試で応募倍率が数十倍となる回がある学校もある。一方、一部の学校は定員割れで志願者確保が課題となっている

国公立大2次試験の出願3日締め切り 志願倍率4.5倍

国公立大学の2次試験出願が2月3日締め切られ、文部科学省は同日午後3時現在の志願状況を発表した。志願者数は前年の同時点より275人増の45万5766人で、募集人員に対する倍率は前年と同じ4.5倍。国立大(82大学387学部)の志願者は32万9508人で倍率は4.1倍。公立大(82大学176学部)は12万6258人で6.1倍。国立の学部別で倍率が高いのは、前期日程で東京芸術大美術11.8倍、静岡大地域創造学環8.4倍、長崎大水産7.2倍、室蘭工業大工(夜)7.1倍。後期日程は高知大教育32.4倍、浜松医科大医31.0倍、千葉大薬28.5倍だった。

中3の英語力、英検3級程度は2~4割 文科省調査

文部科学省は2月2日、中学3年生の英語の「「読む・聞く・書く・話す」4技能を測る初めてのテストの結果を公表した。中学卒業時の目標とされる英検3級程度に達した生徒は2~4割だった。2017年度までに、「中学卒業時に英検3級以上が50%」を目標にする文科省の思惑は遠く及ばない結果となった。文科省は19年度から、英語力を上げるために、この4技能を測る全国テストを始める。生徒は苦手分野を把握し、教員は授業改善につなげるのが狙い。現在は試行で、本格導入の参考にする。

岡山県和気町が英語公営塾を開始

岡山県和気町は、町内の中学生の英語力を向上させようと1月から「公営塾」を始めた。1、2年生が対象で参加費は無料。当面は英語が得意な地域おこし協力隊員が講師を務める。塾は、JR和気駅前の多目的施設「エンターワケ」で行う。定員は15人程度で毎週土曜日の午後1~4時に開く。生徒は英語検定の対策、宿題指導、オンライン英会話の三つから選ぶ。街が公営塾を始めたのは、英語を町の教育の柱に据えて、近い将来、町を「英語特区」にするねらいがあるからだ。

 公営塾の問い合わせは、町まち経営課(0869・93・1123)へ。