Category: 塾ニュース

新スエズ運河完成、通航18時間から11時間に

地中海と紅海を結ぶエジプトのスエズ運河の拡張工事が終了し、エジプト政府は8月6日、北部イスマイリアで竣工しゅんこう式を開いた。利用できる船舶数が倍増し、通航時間も短縮される。スエズ運河庁などによると、今回の拡張で全長193キロのうち72キロで双方向通航が可能になる。地中海側のポートサイドから紅海側のスエズに向かう南行きでは所要時間が18時間から11時間に短縮される。

今春の大卒者 就職率、7割の40万人 文科省調査

文部科学省の学校基本調査(速報)で8月6日、今春に大学を卒業した学生約56万4千人のうち、72.6%にあたる約40万9千人が就職したことが分かった。リーマン・ショック前の2008年(69.9%)を上回り、1994年(70.5%)以来21年ぶりに70%を超えた。今春の就職者は前年比で約1万5千人増の約40万9千人。大学院などへの進学者は同2千人余り減の約6万9千人(全体の12.2%)で、過去10年で最低。進学も就職もしなかった人は約5万8千人(同10.3%)。うち「ニート」とみられる人は、約2万4千人だった。

東京五輪「観戦したい」51% 国民8割「関心ある」 内閣府調査

内閣府は8月8日、2020年東京五輪に関する世論調査の結果を発表した。東京五輪に「関心がある」と答えた人は81.9%を占めた。競技場などで観戦したいかを聞くと、「ぜひ行きたい」と「できれば行きたい」が合わせて51.2%と過半数に達した。東京五輪への関心度について「非常に関心がある」は30.5%、「ある程度関心がある」は51.4%だった。

秋田県公立高と県立中、募集定員を発表

秋田県教育委員会は8月6日、2016年度の公立高校と県立中学校の募集定員を発表した。来年3月の中学卒業予定者は前年度比415人減の8552人と見込まれ、高校全日制の募集定員は同215人減の7675人。全日制の定員減は28年連続となる。大館桂、大館、大館工業の3校を統合して新設する大館桂桜の定員は5学科225人。秋田南の英語科(35人)は募集を停止する。一方、県立中学校は秋田南高校中等部(80人)が開校し、3校計220人を募集する。

育鵬社の中学教科書、横浜市も大阪市も

横浜、大阪両市の教育委員会は5月8日、2016年度から市立中学校で使う社会科(歴史、公民)の教科書に育鵬社版を選んだ。大阪は初めてで、横浜は4年前に続く決定となった。中学校向けの教科書は、原則4年に1回ある国の教科書検定に合わせて選ばれる。公立学校については、各地の教委が8月末までに採択する。両市とも教育委員による多数決で決めた。全国の市で人口1、2位の横浜、大阪両市の市立中学生徒数は、計約13万5千人(国内全体の約4%)。昨年度の育鵬社の全国シェアは、歴史、公民とも約4%だった。

学童保育 利用100万人超 5月時点、8万3000人増

全国学童保育連絡協議会の調査で8月7日、「学童保育」の全国の利用児童数が、今年5月1日時点で前年比8万3894人増の101万7429人となり、過去最多を更新したこ分かった。共働き世帯の増加に加え、4月から「子ども・子育て支援新制度」が始まったことに伴う法改正で、対象児童が従来の10歳未満から小学6年生まで拡大されたことも影響した。一方、待機児童は1万5533人と昨年度より6418人増加した。施設数も前年より3445カ所増の2万5541カ所で過去最多だったが、利用希望者の増加に施設整備が追い付いていない状態だ。

プール学院大、4年制学部廃止へ

プール学院大(堺市南区)が8月6日、短期大学部を除く4年制学部を廃止する方針であることを発表した。2学部に約550人が在籍しているが、国際文化学部は来年春に募集停止し、今年度の入学生が卒業する2019年春に廃止。教育学部は17年春に桃山学院大(大阪府和泉市)に統合する。少子化による大学の経営環境の変化が背景にある。キリスト教系の学校法人が1950年に短大を、96年に現在の大学を開学した。桃山大への統合方針についてはこれまで6回、学生や保護者への説明会を開いた。

奈良市の学童保育所、「成基」と連携で学習プログラム

奈良市は8月、市が運営する学童保育所「バンビーホーム」で京都市の学習塾「成基」の学習プログラムに有料で参加できるモデル事業を始めた。小学1~4年生の希望者が対象で、バンビーホーム46施設のうち5施設で実施する。富雄北小学校(奈良市富雄北1丁目)の富雄北バンビーホームでは5日に開講。児童30人がゲームや教科学習などに取り組んだ。期間は来年3月まで。週1回60分で、児童の参加料は月額4千円。全員参加型の知能ゲームや算数と国語の学年別教科学習など、10分程度のプログラムを五つ前後受ける。

近畿大学工学部 犬用サプリとおやつ

近畿大学工学部(広島県東広島市)が今春発売した犬用ペットフード「フラボノキューブ15」、「フラボノジャーキー5」は、広島県のレモンの搾りかすを活用したユニークな産品だ。峰和(同県府中市)と3年前に商品化に乗り出した。レモンの配合比率はキューブで15%、ジャーキーは5%にした。レモン果皮はJAグループから調達し、製造は大阪の加工メーカーに依頼した。峰和のホームページと、JA芸南(東広島市)の直売所で販売する。価格はいずれも200グラム入りで864円、100グラム入りで432円。

全国の高校の「鉄研」、京都に集う

鉄道研究部交流会の様子7月29日、30日の2日間に渡り、全国高等学校鉄道研究部交流会が龍谷大学附属平安高等学校(京都府)にて開催された。この交流会は2002年よりはじまり、今年で14回目を迎える。これまでは全国高等学校文化連盟で鉄道研究会が唯一ある神奈川県が主体で開催してきたが、今年度より全国高等学校総合文化祭の開催地に合わせて持ち回りで当番校を決めて実施することとなった。このため、2015年度の開催地である滋賀県に近い鉄道研究部のある龍谷大学附属平安高等学校(京都府)が主体となって企画を行うことになり、全国から各校の鉄道研究部の生徒が同校に集うこととなった。

京都の観光地になりつつある梅小路蒸気機関車館の見学後、現在、鉄道関係の仕事をしている、龍谷大学附属平安高等学校、雲雀丘高等学校の鉄道研究部のOB・OGからの講演。その後、在学生とOB・OGによる交流会などもあり、参加した生徒にとっては視野を広げることのできる会となった。なお、参加した学校は以下の通りとなる(抜粋)。

洛南中学・高等学校(京都府)、高田中学・高等学校(三重県)、相洋高等学校(神奈川県)、雲雀丘学園中学・高等学校(兵庫県)、龍谷大学附属平安中学・高等学校(京都府)他。