Category: 塾ニュース

武雄市「花まる学習会」の小学校 で開校式

佐賀県武雄市は4月6日、市立小学校2校で、民間学習塾と組み授業を運営する官民一体型学校の開校式を開いた。「花まる学習会」(さいたま市)のノウハウを取り入れ、教職員と塾講師、地域住民らが協力し児童自ら考える力を育て、学習効果の向上を目指す。2校では全児童が週4回、始業前に花まる学習会の指導法による15分間の学習などに取り組む。このうち1校の武内小には、福岡市と佐賀市から移住した3世帯4人の児童が入った。武雄市は昨年10月、花まる学習会と連携協定を締結。来年度は他の市立小3校でも実施する。

強姦致傷・監禁 鹿島学園高校長を容疑で逮捕

茨城県鹿嶋市の私立鹿島学園高校の校長と、運営する学校法人「鹿島学園」の理事長を兼務する余湖(よご)三千雄容疑者(71)が強姦致傷と逮捕監禁の両容疑で逮捕されていたことが分かった。同学園は理事会を開き、余湖容疑者を懲戒解雇処分にした。逮捕容疑は3月31日午後11時ごろ、県内の自宅で、知人女性に性的暴行を加えて全治1カ月のけがをさせ、この女性を監禁したとされる。捜査関係者によると、女性の申告を受けて今月2日に逮捕し、容疑を認めているという。

米ハーバード大の合格率 5.3%

米ハーバード大学は4月3日までに、今年の合格率が昨年の5.9%を下回る5.3%となり、過去最低になったことを明らかにした。低合格率の背景には、応募者数の増加がある。今年は約2000人の枠に対して、過去最多の3万7307人が応募した。昨年の応募者数は3万4295人だった。男性の応募者数の方が多いことを反映して合格者の52%は男性となっている。また応募者の21%がアジア系、13.3%が中南米系、12.1%がアフリカ系だった。また、応募者のうち約3200人は高校で最優等にランクされていた。

東大、海外向けコース7割辞退

東京大学教養学部の海外学生向け秋入学コースで、2014年度合格者61人のうち、約7割の41人が入学しなかったことがわかった。海外の有力大学に進んだ学生が多いとみられる。国内向け一般入試合格者の辞退者は1%未満の東大だが、国際的には厳しい学生獲得競争にさらされている。同コース「PEAK」は英語による授業のみで卒業できる。14年度の志願者は262人で、ニュージーランドや中国など15か国・地域の学生が合格。しかし、東大によると欧米の有力大やシンガポール国立大などに進んだ学生がいる。

2校エアコン設置 所沢市長表明

埼玉県所沢市の小中学校のエアコン設置問題で、藤本正人市長が4月2日、未設置の防音校舎28校のうち、航空自衛隊入間基地により近い2校に設置することを明らかにした。設置の賛否を問う2月の住民投票で賛成多数となった結果を受け、反対姿勢を転換した。「民意」が市長に翻意を促した形だ。エアコンが設置されるのは、狭山ケ丘中学校と北中小学校。2校では9年前に設置が発表されたが、2011年秋に初当選した藤本市長が福島の原発事故を念頭に白紙撤回した。

道徳「教科化」を告示 文科省

文部科学省は3月27日、「特別な教科」として格上げする小中学校の道徳について新たな学習指導要領を告示した。今夏をメドに、教科書作成の指針となる指導要領の解説と教科書検定基準を示す。教科書に基づく授業が行われるのは小学校が2018年度、中学校は19年度から。ただ今年4月以降、各校の判断で新指導要領の内容を反映した授業が可能になる。下村博文文科相は同日の閣議後の記者会見で「子供たちには道徳の授業での議論を通じて、様々な考え方があることを学んでほしい」と話した。

「大学進学」小中57%に増加

内閣府が2014年7月に発表した意識調査によると、大学進学を希望する小中学生は57.6%で、06年の前回調査の49%より増加した。大学進学希望者を小中学生別にみると、中学生は63.5%で、小学生が52.4%だった。男女別では小学生男子が54.2%、中学生男子が66.1%なのに対し、小学生女子は50.5%、中学生女子は61%。ともに男子の方が大学進学に積極的だった。14年2月、無作為に抽出した全国の小学4年生~中学3年生の2千人を対象に実施し1404人から回答を得た。

教育学部、教職に特化 国立大

文部科学省は2021年度までに、教員養成課程を持つ全国立大に組織改編を促す。全国の国立大学が教育学部を教員養成に特化する方向で組織を再編。教員養成を目的としない学科や課程の学生募集を停止し、代わりに国際化など新たな課題に対応した学部を設ける。今春実施した入試から組織を改めたのは山口大、高知大、東京学芸大、滋賀大、和歌山大、香川大の6大学。山口大は総合文化教育など4課程で学生の募集を停止し、国際総合科学部を新設した。高知大は生涯教育課程をなくし、地域協働学部を設置した。

最も有名な日本人は欧米では昭和天皇、アジアは安倍首相

公益財団法人「新聞通信調査会」が、海外で最も名前が知られている日本人について6カ国で行った世論調査で、欧米では昭和天皇、アジアは安倍晋三首相だった。調査は1月、米国、英国、フランス、中国、韓国、タイで実施。それぞれ約1000人に知っている日本人を1人だけ挙げてもらったところ、米英仏は15~22%、アジア3カ国は45~56%の人から回答を得た。その結果、米英仏では昭和天皇が最も多く、アジア3カ国ではいずれも安倍首相がトップだった。

和歌山大が高専と単位互換協定

和歌山大システム工学部(和歌山市)と和歌山工業高等専門学校(御坊市)は3月26日、単位互換に関する協定を結んだ。単位互換は高専生の大学編入を円滑にし、地域の産業を担う人材を育成する狙いがある。和歌山大への編入者は例年数人で、今春は4人の和歌山高専生が編入する。和歌山大は今回のような単位互換制度の拡大で、和歌山高専生の編入者数を10人程度に増やしたいとしている。同学部が高専と単位互換するのは初めてで、和歌山高専の学生は4月から同学部の授業を履修し単位を取得できる。