今年度の大阪市立小中学校の教頭昇任試験は、前年の1.7倍の96人が受験したことがわかった。教頭の昇任試験は極度の受験者不足が続き、市教委は今年度、本人の出願制から校長に推薦させる異例の策に切り替え、受験者増を果たした。大阪市の教頭昇任試験の受験者数は2001年度の574人から昨年度は57人に激減。一方で合格率は6%から89%に上昇していた。競争倍率を上げて優秀な人材を確保しようと、市教委は今年度から各校長に部下の中から教頭候補者を原則1人以上推薦させ、受験させる策を導入した。
神奈川県立高校の再編・統合について、県教育委員会は昨年12月14日の県議会文教常任委員会で、2016年度から4年間の対象10校(分校含む)を示した案を初公表した。4校と分校1校を削減する方針で、今年1月の教育委員会で決める。県教委は2016年度からの12年間で、最終的な削減校数を「20~30校」としている。
16年度から4年間の実施計画によると、再編・統合の対象校は、①氷取沢(横浜市磯子区)と磯子(同)、②横須賀明光(横須賀市)と大楠(同)、③三浦臨海(三浦市)と平塚農業初声分校(同)、④平塚農業(平塚市)と平塚商業全日制(同)、⑤高浜(平塚市)と平塚商業定時制、⑥弥栄(相模原市中央区)と相模原青陵(同市南区)。このうち、磯子、大楠、平塚商業、相模原青陵の4校は敷地や施設が使われなくなる。平塚農業初声分校の敷地、施設は教場として使用される。
食材や栄養バランス面から良い食事をするのみではなく、食生活にも注意を払うことで、子ども学力は大きく伸びるという。実際、寮に入り食習慣を改めたことによって、体調や性格が変わり、学力面でも驚くような飛躍を遂げる受験生を、毎年何人も見てきた著者による新著。偏差値35以下の生徒を一流大学合格に導いた著者が、脳に良い影響を与え、学力を支えるために大切な食材や栄養素、食習慣を奇跡の難関校合格ストーリーとともに紹介。教育者としての豊かな経験をもとに食育の重要性を説く1冊。
『学力は「食育」でつくられる。』
幻冬舎 刊/池上公介 著/定価 1,300円+税
〈著者プロフィール〉
池上 公介(いけがみ・こうすけ)
1940年札幌生まれ。昭和60年(1985年)に札幌の中学浪人予備校が計画倒産し、中学浪人生が投げ出されたニュースに接し、その子どもたちを救おうと成績上位者から不登校や非行に陥った生徒に至るまでを対象とした中学浪人予備校「池上学院」を開校。
2004年、学校法人池上学園「池上学院高等学校」開校。不登校や高校中退者を積極的に受け入れる。
2009年、池上学院グローバルアカデミー専門学校開校。社会生活学科は全国唯一で発達障がい者支援を必要とする若者たちを就労に結び付けている。
また、学年、学力が異なるさまざまな生徒を広く全国から受け入れる総合学院として教育界における重責を担っている。 全国でも例を見ない「英語教師のためのプロ講座」はNHKで特番が組まれ話題を呼んだ。
ラジオ、TV等での「池上公介のワンポイントイングリッシュ」は今もファンが多い。教育、食育の講演は全国で感動を呼んでいる。一般社団法人・日本青少年育成協会理事、食と健康財団副理事長、北海道健康医療フロンティア理事。