Category: 塾ニュース|地域教育

読売教育ルネサンス 官民一体型(6)地域と塾の連携…効果と課題 読売05月15日

読売新聞は5月15日、「教育ルネサンスー官民一体型」の最終回に代田昭久・市教育監と「花まる学習会」の高浜正伸代表へのインタビュー記事を掲載した。特集全体を、小川正人・放送大教授の「学校と地域、塾が、子どものどのような力を育て、どんな大人になってほしいかという明確な到達目標を共有することが大切だ。その方向に進んでいるか、多面的に評価する方法も確立する必要がある。官民が互いに意見を出し合い、丁寧に議論することが重要だ」コメントでまとめた。

南房総市、習い事補助、全家庭に 小学5、6年対象

千葉県南房総市は6月から、学習塾や習い事、スポーツ教室など学校外教育を受ける全ての小学5、6年生を対象に、世帯所得に応じて1人あたり7000〜1000円の月謝を補助する事業を始める。補助するのは法人か1年以上の実績を持つ個人事業主などが開く塾や教室の月謝。学習塾やピアノ、書道、そろばん、パソコンなどの習い事、野球、水泳、武道、ダンスといったスポーツ教室と、さまざまなものを想定している。保護者の経済力による教育格差を避けるとともに、少子化が進む中で子育て環境を充実させるのが狙い。

県立高校で学力テスト、来年度から 秋田県

秋田県教育委員会は来年度から、県立高校2年の生徒の学力を把握するテスト「学力・学習状況調査」を実施する。学力テストは、国語、数学、英語の3教科。基礎的学力を問う問題や知識を生かして考えさせる問題で、高校2年の秋に実施する。学科によって学習進度が異なるため、出題範囲の多くは高校1年までの内容になる見込みだ。小・中学校は同様のテストを実施してきたが、高校では初めて導入する。

鳥取県立高 一部、全国から生徒募集へ 体育コースなど 

鳥取県教育委員会は、県立高校の一部の来春入学の推薦入試で、全国から生徒を募集する検討を始めた。定員割れの解消やスポーツ競技力の向上などが狙い。体育コースを設置▽中山間地に立地▽継続的に定員割れしている−−のいずれかを満たしているのが条件で、募集数は全体の5%以内と想定している。これまでも兵庫、岡山、島根の一部地域の生徒は推薦入試の募集対象だったが、地域を限らず全国に広げる。受け入れ生徒の下宿先や寮の整備なども地元市町と共に検討する。8月までに実施校や募集要項などを決める。

愛媛・聖カタリナ女子高校、共学へ 16年春から

私立聖カタリナ女子高校(松山市)は4月21日、生徒数の減少を補うため、2016年春から男女共学にすると発表した。3学科のうち、男子は看護科を除く普通科と総合学科に入学できる。普通科は今の3コースから特別進学とスポーツ進学の2コースに、総合学科は一つ増やして7コースに再編する。進学を希望する男子を意識した。定員は現在の480人で変わらず、男女の枠を設けない。校名は運営する学校法人名を冠して「聖カタリナ学園高校」とする。

奈良県南部・東部地域学生合宿支援補助金について

私塾界編集室に奇妙な依頼文が迷い込んできた。タイトルが「奈良県南部・東部地域学生合宿支援補助金について(依頼)」、送り主は奈良県南東部振興監とある。依頼文は「このたび、本県では県南部・東部地域における学生の合宿を支援する補助金を新たに始めることになりました。(改行)つきましては、お手数ですが、貴誌にご掲載くださるようにお願いいたします」、問い合わせ先は奈良県南東部振興課 上中・上平 電話:0744−48−3015である。

 てっきり、奈良県の南部・東部地域の宿泊施設で合宿をすると、学習塾に学生1人1泊につき1,000円 (上限:1申請あたり30万円)の補助金がでる、だから広報してくださいとのことかと思い、内容をよく読むと、【対象】 学校教育法に規定する小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、特別支 援学校、専修学校、高等専門学校、短期大学、大学及び大学院の児童、生徒及び学生が所属する団体とある。危うく学習塾には無縁の依頼かと思ったが、文末の生徒及び学生が所属する団体とある。児童を表記していないので小学生は対象外と思いきや、 学校教育法に規定する小学校と、はじめにある。してみれば、塾が奈良県の五條市、御所市、宇陀市、山辺郡、宇陀郡、高市郡、吉野郡の19市町村で合宿をすると児童生徒学生一人あたり一泊1000円(ただし、団体で延べ泊く20泊以上)の補助金を出す、との依頼と解釈でき、奈良県南東部振興監のお顔をたてて、「 奈良県南部・東部地域における学生の宿泊を伴う合宿に対し補助金を交付」のお知らせをここに露わにする。全国の学習塾の経営者の皆さん、ぜひ奈良県南部・東部地域で合宿をして一泊1000円の補助金をゲットしましょう。全国はオーバーかもしれないので、関西地区と訂正させていただく。詳細は「奈良県学生合宿」で検索。

奈良県南部・東部地域における学生の宿泊を伴う合宿に対し補助金を交付

【南部・東部地域】

五條市、御所市、宇陀市、山辺郡、宇陀郡、高市郡、吉野郡の19市町村

【対象】

学校教育法に規定する小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、特別支

援学校、専修学校、高等専門学校、短期大学、大学及び大学院の児童、生

徒及び学生が所属する団体

【要件】

・当事業に登録している南部・東部地域の宿泊施設に宿泊すること

・延べ宿泊者数が20人泊以上であること ( 例 10人×2泊 )

・政治的活動、宗教的活動もしくは営利を目的とするものでないこと

【補助額】

学生1人1泊につき1,000円 (上限:1申請あたり30万円)

29日に私立中相談会 神奈川県内の全61校が参加

神奈川県内の私立中学61校すべてが集い、魅力をPRし、相談にのる「2015神奈川私立中学相談会」(朝日新聞横浜総局、朝日学生新聞社後援)が29日午前10時~午後4時、横浜市西区のパシフィコ横浜である。入場無料。県私立中学高校協会の主催で例年、1万人前後が来場する。各校が設けるブースでの説明のほか、「5分間スピーチリレー」や生徒の発表、小学生のための体験コーナーなどがある。問い合わせは同協会(045・321・1901)へ。

土曜授業を開始 鹿児島、全国で初

鹿児島県の一部地域で4月11日、月1回の土曜授業がスタートした。10月までに県内全ての公立小中学校で順次始まる。授業の内容は各校の判断に任されており、県内752校のうち、準備が整った122校が実施。鹿児島県は全国学力テストの成績が低迷し、県教育委員会が昨年12月、全ての市町村教委に土曜授業の導入を要請。全校で第2土曜日の午前中に3こまの授業を実施することになった。都道府県単位で土曜授業を導入するのは、学校週5日制に完全移行した2002年以降、全国で初めて。

2校エアコン設置 所沢市長表明

埼玉県所沢市の小中学校のエアコン設置問題で、藤本正人市長が4月2日、未設置の防音校舎28校のうち、航空自衛隊入間基地により近い2校に設置することを明らかにした。設置の賛否を問う2月の住民投票で賛成多数となった結果を受け、反対姿勢を転換した。「民意」が市長に翻意を促した形だ。エアコンが設置されるのは、狭山ケ丘中学校と北中小学校。2校では9年前に設置が発表されたが、2011年秋に初当選した藤本市長が福島の原発事故を念頭に白紙撤回した。

教室にエアコン 「前向きに検討」住民投票の所沢市長

異例の住民投票で問われた埼玉県所沢市立小中学校へのエアコン設置について、藤本正人市長は3月26日の市議会で「前向きに検討を進めている」と述べ、設置する考えを明らかにした。4月上旬に対象の校名を公表する。住民投票は2月にあり設置賛成が5万6921票で、反対の3万47票を上回った。市長は投票翌日「慎重に対応する」とだけ話し、判断を保留していた。