Archive for: 5月 2016

赤プリ跡地の「紀尾井テラス」1~2階先行開業

西武ホールディングスは5月10日、東京・紀尾井町の旧赤坂プリンスホテル跡地で、複合ビル「東京ガーデンテラス紀尾井町」の一部を先行開業する。商業施設「紀尾井テラス」の1~2階部分で飲食店など17店舗が開店するほか、東京メトロ・永田町駅と直結する通路も利用が可能となる。敷地内の緑化率は約45%で、広場やビオトープを整備した。構内には井戸も掘り、災害時に飲用水などを供給できる。すでにオフィス部分ではヤフーが業務を開始しており、別棟の賃貸住宅「紀尾井レジデンス」への入居も始まっている。

アメリカの赤ちゃんの名前、ノアとエマが一番人気 SSA

米社会保障庁(SSA)は5月9日、2015年に生まれた赤ちゃんの名前のランキングを発表し、男の子はノア、女の子はエマが1位だった。ノアは3年連続の1位。エマも昨年に続いての首位だった。上位10位までを見ると、男の子の名前ではダニエルが外れ、ベンジャミンが入った。一方、女の子の名前ではマディソンが外れて、ハーパーがランクインした。いずれの名前もトップ10入りは初めて。社会保障庁が性別ごとのランキングを発表し始めたのは1997年からだが、名前の収集は1880年までさかのぼれるという。

日立、IoTに3000億円 AI研究やM&A

日立製作所はあらゆるモノがインターネットにつながるIoT事業に2018年度までの3年間で3千億円を投じる。日米欧の研究者など6千人が部門横断的に協力できる仕組みやサービス基盤を整える。日立はセンサーを通じて集めたデータを分析するソフトや人工知能(AI)の研究開発のほか、米国中心にIoT関連ベンチャー企業のM&Aに資金を投じる。電力会社向けに発電設備の故障時期を予測するほか、工場の稼働率に基づいた生産管理ができるサービスも提供する計画だ。

私塾界リーダーズフォーラム 2016 in 金沢

2016年6月1日(水)10:00〜14:00[開場9:30]

英語教育改革、アクティブ・ラーニング、高大接続、教育再生について考える

[共催]学習塾協議会いしかわ [後援]北國新聞社

学習塾協議会いしかわと共同開催のフォーラムのプログラムが決定いたしましたので、あらためてご案内させていただきます。3部構成でお送りする今回のフォーラムは、下記の通り盛りだくさんの内容でお送りします。
1つ目のテーマは、英語教育改革の動向と、真のグローバル人財を生み出すために必要なことについて。
2つ目が、どのようにすればアクティブ・ラーニングを授業に採り入れることができるのか。
3つめは、高大接続システム改革と教育再生実行会議が掲げる大規模な教育改革プランについて。
教育を取り巻く環境が目まぐるしく変化する中、いち早くどのような手段を講じるべきか、本フォーラムにて会場の皆さまと思い共有し、これからの教育サービスのあり方をともに探究してまいりたいと思います。

 

各セッションのご紹介

第1部【対談】10:00〜10:50
英語教育改革の動向と、真のグローバル人財を生み出すために必要なこと

AIC.NZ.LTD 代表取締役 桑原 克己 氏
ユナイテッドオーシャンHD 代表取締役 内田 統夫 氏

広島を中心に鷗州塾などを展開するAIC鷗州グループが、ニュージーランドで2003年に開校したインターナショナルスクール「Auckland International College(AIC)」。
同グループが、2015年から国内展開をはじめているキッズ英語スクール「AIC Kids」が実現している、小学4年生までに英検2級を合格させるメソッドと、グローバル化が進む世界においてどのような人財を育てていくべきか、徳島の学進グループ等を傘下に収める、ユナイテッドオーシャンHDの内田統夫代表をお招きして、対談をしていただきます。

第2部【対談】10:55〜11:45
アクティブ・ラーニングがはじまる教室

探究学舎 代表 宝槻 泰伸 氏
a.school 代表 岩田 拓真 氏

東京・三鷹市を拠点に、小学生から高校生まで知的好奇心を触発する新しい学習法「探究学習」を中心としたプログラムを提供し、テレビや新聞等でも注目を集めている、探究学舎の宝槻泰伸代表と、同じく探究・ 創造型の学習法で、自ら楽しく学び、受験も人生も自ら切り拓いていく小学生から高校生が通う学習塾「a.school」を2014年・秋に開校した岩田拓真代表に、これから求められる探究学習により、“能動的な学び”は起動するのか? について対談していただきます。

第3部 高大接続システム改革、教育再生のその先へ

【基調講演】12:00〜12:30

文部科学大臣 馳 浩 氏

3月末に最終報告がされた、高大接続システム改革会議を受け、大学入試センター試験に代えて、2021年度から実施予定の新しい入試(「大学入学希望者学力評価テスト(仮)」)と、5月20日に第九次提言がなされた、教育再生実行会議の議論の先にある、これからの日本の教育について基調講演をいただきます。

【パネルディスカッション】12:30〜14:00

文部科学大臣 馳 浩 氏
片山学園中学校・高等学校 理事長 片山 浄見 氏
学習塾協議会いしかわ 事務局長 藤田 繁治 氏
ほか、登壇者調整中

馳大臣の基調講演に引き続き、北陸の教育関係者にご登壇いただき、パネルディスカッションをおこないます。それぞれの立場から、現在取り組んでいる改革の内容と、それが今後どのように発展させていかれるのか、ご意見を伺いながら討議を進めてまいります。

 

※なお、馳大臣は公務の都合により、代理の方が登壇する場合があります。

 

<<会場>>

  • 〒921-8565 石川県金沢市大額町ル−8
  • 金沢国際ホテル

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受験率上昇、関西圏中学受験市場に明るい兆し

危機感背景に、多くの関係者が出席

エデュケーショナルネットワークの藤川享氏

去る4月21日(木)、株式会社エデュケーショナルネットワーク(以下、EN社)は、大阪にて『2016年度中学入試情報セミナー』を開催。私立中の入試広報担当者や塾などを対象に、同社が集積した直近の関西圏中学入試データから市場傾向を総括しようというものだ。参加者は学校関係者が73校・126名、民間教育事業者は30社・57名。受験生となる12歳人口の減少などを背景にしてか、参加者の多さがその危機感を物語っている。

しかし、中学受験事情に詳しいEN社の藤川享氏が同セミナーで語ったところによると、暗いニュースばかりではないと言う。ここ2年、中学入試の機運は盛り上がりを見せており、受験生数そのものはほぼ横ばいだが、受験「率」は2014年度の8.7%を底に、9.0%(15年度)、9.2%(16年度)と上昇傾向にあるという。

生徒募集成否の二極化、女子校は苦戦

藤川氏の話に熱心に聞き入る参加者ら

藤川氏の話に熱心に聞き入る参加者ら

また、この流れに乗り受験生(入学者)を大きく伸ばした学校もある一方で、大きく定員割れする学校もあるなど二極化が激しいのも近年の傾向、と藤川氏。人気校の共通項として挙げられるのは以下の五点だ。①京阪神大への進学がはっきりイメージできる「難関進学校」。②クラブとの両立も可能で、国公立大への進学も狙える「ソフトに見える進学校」。③関関同立クラスの附属校 ④併設大学をセーフティネットとし、それ以上の大学進学を期待させる「半附属校」。⑤学校改革などで今後が期待できそうな「新進校」。共通キーワードとして見えてくるのはやはり六年後の進路保証であり、中学受験をする保護者層にとって最大の関心であると言えそうだ。

逆に苦戦しているのは、そうした「出口」に対する保証の弱い偏差値五四以下の学校と、進路特性の出しにくい女子校だ。私立の学費を考えたとき、いわゆる「普通の」女子中学校を私立受験するくらいなら、難度的に多少無理をしてでも先述の附属系共学校を狙わせ、ダメなら地元の公立中から上位の公立校を目指そうという傾向が強いと見られる。こうした女子校不遇は当面続きそうで、全国的な共学化が加速する中、関西圏でも次年度からさらに二校の女子校が共学化に踏み切る。参加したある女子校の教諭は「かつては女子校ならではの教育理念や数値化できない強みに魅力を感じてくれる保護者も多くいたが、近年はやはり出口保証がないと厳しい」と複雑な表情を見せた。いずれにせよ、次代のニーズと学校の個性や理念をいかに共存させ、不易と流行の学校改革を進めるかが私立校生き残りのカギとなるだろう。

次回の同セミナーは9月15日(木)開催。17年度の入試要項を総覧する予定だ。

司法試験始まる

法科大学院修了者らを対象とする司法試験が5月11日、全国7都市の11会場で始まった。受験予定者は7644人。11、12、14日に論文式、15日に短答式を実施。合格は9月6日に発表される。問題を作成する考査委員が教え子に問題を漏らしていたことが昨年発覚し、現役の法科大学院教授を考査委員から外すなどの再発防止策が講じられた。昨年は8016人が受験。合格者は1850人で、2年連続で2千人を下回った。合格率は23.1%だった。政府は年間の合格者を「1500人以上」とする数値目標を示している。

東大・筑波大・富士通、「京」超えるスパコン開発へ

東京大学と筑波大学は富士通と共同で、国内最速のスーパーコンピューターを構築する。理化学研究所のスーパーコンピューター「京」の4分の1の消費電力で、2倍以上の速度で計算できる見通し。今年12月から試験運用を始める計画だ。新たなスパコンは、東大と筑波大が共同で基本設計をまとめた。富士通が実際に組み上げ、千葉県柏市にある東大の敷地内に設置する。

 計算速度は毎秒約2.5京回と、理研の「京」の1京回を大幅に上回る。宇宙の成り立ちを探る理論計算や、地震や気候変動のメカニズムを解明するデータ解析、自動車などの最適形状を探る流体力学のシミュレーションなどに威力を発揮するという。

講師としてのスキル向上、新人研修にも最適 学習塾講師検定「集団指導2級・3級」の申し込みは5月27日まで

公益社団法人全国学習塾協会が実施している学習塾講師検定の「集団指導2級・3級」の申し込みを同協会で5月27日まで受け付けている。学習塾講師検定は、若手講師のみならず、中堅・ベテランの講師も、自らの基礎力を再確認し、能力開発に役立てられるような内容となっている。2級試験では『テキスト学習・筆記試験』と『実技試験』の2つの試験が用意されている。今後、全国各地の地方自治体等と学習塾の連携が強化されることも見込まれるため、同協会としてはこの2級の資格取得を奨めている。

また、学習塾講師検定の受検によって、講師自身が客観的評価を受けて自己の長所や短所を知り、さらなる研鑽を重ねる道しるべとしても活用できるほか、経営者にとっては人事考課の指標のひとつとして参考にする企業もある。また、同検定を通して講師としてのスキルのみならず、基礎学力の検証や学習塾講師としての倫理やマナーも身につけることができる。

同検定は東京、名古屋、大阪、福岡、仙台の5会場で実施されるほか、自塾の校舎を準会場とすることで受検できる。受検費用や申し込みに関する詳細は以下の通り。問い合わせ・資料請求は、公益社団法人全国学習塾協会事務局(TEL.03-6915-2293/Email: info@jja.or.jp)へ。 

【受検費用(一人あたり)】
1級  7700円※
2級 12000円
3級  6200円
※集団指導2級資格者が受検できる。 

【受検申込期間】
1級 2016年7月1日~2016年9月30日
2級・3級 2016年3月1日~2016年5月27日

文部科学省 異分野の融合、数学を基盤に

文部科学省は、数学を活用した理論を基盤に理工学や医学、社会科学など様々な分野の融合研究を促す調査報告書「数学・数理科学を活用した異分野融合研究の動向調査」をまとめた。数学分野の大学や企業の研究者へのアンケート、欧米アジアの主な研究所の見学などをもとに、数学を応用する内外の研究状況を分析した。専門的で複雑化した研究課題が増え、解決に向けて数学の活用が避けて通れなくなっている実例を示した。欧米に比べ日本の活動は非常に弱く、産学官で目標を共有して強化すべきだと唱えている。

日立、営業2万人増員 コンサル重視へ転換

日立製作所は2018年度をめどに海外を中心に営業人員を2万人増やす。13万人の営業人員を活用し、従来の機器・設備販売から、AI(人工知能)やビッグデータ解析などの先端技術を駆使したコンサルティング型サービスの提供に経営の軸足を移す。製造業のサービス化は欧米企業が先行してきた。日立に追随する動きが国内の電機業界に広がる可能性がある。

 日本の製造業が提供するサービスは販売した機器や設備の保守・点検業務が主体だった。日立は顧客企業の経営課題の解決を目指す、一部のエンジニアによる顧客対応を含む営業のコンサルティングをサービスの主力に据える。