東大・筑波大・富士通、「京」超えるスパコン開発へ

東京大学と筑波大学は富士通と共同で、国内最速のスーパーコンピューターを構築する。理化学研究所のスーパーコンピューター「京」の4分の1の消費電力で、2倍以上の速度で計算できる見通し。今年12月から試験運用を始める計画だ。新たなスパコンは、東大と筑波大が共同で基本設計をまとめた。富士通が実際に組み上げ、千葉県柏市にある東大の敷地内に設置する。

 計算速度は毎秒約2.5京回と、理研の「京」の1京回を大幅に上回る。宇宙の成り立ちを探る理論計算や、地震や気候変動のメカニズムを解明するデータ解析、自動車などの最適形状を探る流体力学のシミュレーションなどに威力を発揮するという。

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