学習塾検索サービス「塾選」を運営する株式会社DeltaXは5月21日、「高校受験の後悔」に関する実態調査の結果を発表した。2026年度の高校受験を終えた子どもを持つ保護者100人を対象に調査したところ、高校受験対策として塾に通っていた家庭は84%に達し、前年から8ポイント上昇した。
調査では、受験準備の早期化も鮮明となった。「中学3年生から受験勉強を始めた」と回答した割合は28%と前年の48%から大幅に減少。一方、「中学2年生から」が39%、「中学1年生から」が20%となり、中2までに受験勉強を開始した家庭は72%に達した。
背景には、「もっと早く始めればよかった」という保護者の後悔がある。基礎固めが不十分なまま受験期に入り、直前期に苦手分野の補強へ追われたケースや、「早く塾に通っていれば、より上位校を目指せたかもしれない」といった声も寄せられた。
費用面では、高校受験関連の総額は「51万〜100万円」が33%で最多。全体の約8割が150万円以内に収まった。保護者が「かけて良かった費用」として最も多く挙げたのは「塾・季節講習代」で69%にのぼり、「入試傾向に合わせた指導」や「個別最適な学習支援」、「学習習慣の定着」などに価値を感じていることが分かった。
一方で、「無駄だった費用」としては「教材代」が46%で最多。「不安から参考書を買いすぎた」「塾教材だけで十分だった」との声が目立った。また、子どもに合わない塾や講習を選んでしまい、転塾による追加費用が発生したケースもあった。
さらに、受験を終えた保護者の反省点として多く挙がったのが、学校説明会への参加時期だ。「中3になってから慌ただしく見学した」「もっと早く比較検討すべきだった」といった意見が寄せられ、情報収集の早期化も重要なテーマとなっている。
調査では、高校受験の満足度を左右する要素として、「早めの受験準備」「子どもに合った学習投資」「過度に干渉しすぎない親の関わり方」の3点を挙げている。受験対策は“量”よりも、“タイミングと最適化”が重視される時代に入りつつあるようだ。



