Archive for: 5月 2016

ノーベル学習館 「すらら」のホームティーチャーを募集

ノーベル学習館の新ブランド「Every」の外観

ノーベル学習館の新ブランド「Every」の外観

創業56年を誇るノーベル学習館(広島県竹原市)は昨年、「Every」という新たな業態の個別指導塾を立ち上げた。このEveryでは、「すらら」というeラーニングをベースにした指導とウェブ英会話を利用した小学英語をおこなっているのが特徴だ。

対応学年と教科は、年長及び小学校1年〜6年までが英語・国語・算数・理科・社会、中学部は英語・国語・数学・理科・社会となっている。それぞれの科目にはゲームのようにキャラクターとストーリーが設定されていて、各キャラクターが語りかけてくれながら学びが展開していく。そうしてゲーミフィケーションの要素を多く含んでいるため、子供たちも熱中しやすくなっている。

カラフルでポップな印象のインテリア

カラフルでポップな印象のインテリア

同塾が「すらら」を取り入れたのは、品質はもとより、料金を上げずに授業時間を増やしたかったから。ノーベル学習館の西川敏博代表取締役は、「個別指導に来るお子さんは学力に悩みを抱えている場合が多く、成績を上げようとするとどうしてもレッスン時間を増やすことになり、

その結果、月謝も高くなってしまいます。しかし、eラーニング使えば授業時間を増やしても、これまでと同じ料金で指導することができる。そこで『すらら』を中心に学んでもらうEveryを立ち上げることにしたのです」と話す。

ノーベル学習館の西川敏博代表

ノーベル学習館の西川敏博代表

そんなノーベル学習館では今後、幼稚園児・小学生を対象としたホームティーチャーを募集して、『Every』の学習コンテンツをホームティーチャーの自宅でも学べるようにしていきたいと考えている。「それはPCを使用した自立型教材であるため、指導というよりも見守りに近く、自宅でも充分に教えることができます。また、子供を預ける選択肢の1つには学童保育がありますが、ホームティーチャーが近所の子どもたちを放課後お預かりして学習の場を提供できれば、学童保育の代わりにもなります」と意気込む西川代表。

ホームティーチャーを募集するエリアは、まずは東広島・呉エリアから広げていきたいとのこと。単価は地域性があるためあえて決めず、加盟金も不要というから良心的だ。「この事業を1つの社

会貢献として発展させていきたいと考えています。学童保育の代わりを地域が請け負うという想いに、共感してもらえる方にホームティーチャーになってもらいたいですね」と語る西川代表。Everyに関する情報は『月刊私塾界』5月号でも取り上げている。また、ホームティーチャーに関する詳細は、同社専用ウェブページに掲載。問い合わせは、電話082・437・3900(個別指導Every西条中央教室)へ。

2016年5月の塾歴(じゅくごよみ)

5月8日(日)17:30-21:00
愛知県私塾協同組合 主催
「創立30周年記念式典」
会場:名鉄ニューグランドホテル
お問い合わせ:TEL.052-618-6713
5月18日(水)~20日(金)
リード エグジビジョン ジャパン株式会社 主催
「第7回 教育ITソリューションEXPO」
会場:東京ビッグサイト
お問い合わせ:Tel.03-3349-8510
5月22日(日)10:00-16:00
東京私立中学高等学校協会 主催
「東京私立中学 合同相談会」
会場:東京国際フォーラム
お問い合わせ:TEL.03-3263-0543
5月29日(日)11:00-17:00
開倫研究所 主催
「第11回全国模擬授業大会・国際大会」
会場:白鷗大学足利高等学校 富田キャンパス 6号館
お問い合わせ:Tel.0284-72-5945(担当:高尾)
5月28日(土)18:00-21:00
KEC近畿グループ 主催
「第118回 あすなろEXE」
会場:太閤園 本館3F「ダイヤモンドホール」
お問い合わせ:TEL.072-841-6111(あすなろEXE事務局)
5月29日(日)10:00-16:00
連合進学相談会事務局 主催
「文京区立中学高等学校 連合進学相談会」
会場:秋葉原UDX南ウィング4F
お問い合わせ:TEL.03-3828-4366(駒込学園企画広報室)
5月29日(日)13:00-15:00
全国私塾情報センター(株式会社私塾界)主催
「私塾界リーダーズフォーラム2016」
会場:八仙閣本店(福岡市博多区)
お問い合わせ:TEL.03-3987-0838(山田)
5月29日(日)15:00-19:30
公益社団法人 全国学習塾協会 九州・沖縄支部 主催
「2016年 研修会・懇親会」
会場:八仙閣本店(福岡市博多区)
お問い合わせ:TEL.092-718-0080(支部長 中垣)

「デジタル教科書」20年度に 文科省

文部科学省の専門家会議は4月22日、「デジタル教科書」について2020年度に導入する案を示した。教科書は現在紙を前提としているが、文科省は17年度にも法改正して正式な教科書と位置づける方針。導入後しばらくは紙の教科書と併用する。音声や動画を活用することで、学習効果を高めることが期待できるという。紙の教科書のように無償化はしない見通しで、家庭や国、自治体の負担が課題になる。教員の指導力向上なども欠かせない。専門家会議は16年末までに最終報告をまとめる。

秋田の教育、タイに輸出

秋田県は、11月にタイに教員2人を派遣し現地で授業。来年1月には高校生16人を派遣する。タイから教員や学生も呼び込み交流の経験を積み、他の東南アジア諸国にも広げる。県では「探求型」として実績のある授業を世界的な教育方式に育てたい考えだ。秋田県は全国学力・学習状況調査で2007年度の1回目以降、全国トップレベルを維持する。好成績を下支えしているのが独自の「探求型授業」。児童や生徒が(1)自分たちで課題を設定し(2)話し合いながら解決方法を探り(3)学習内容を振り返る――という授業スタイルだ。

待機児童解消へ幼稚園活用策 文科省、内閣府、厚生労働省の連名で通知

文科省、内閣府、厚生労働省は4月22日、待機児童解消に向け、幼稚園で0~2歳児を受け入れやすくする通知を連名で出した。幼稚園施設での一時預かりや11時間の長時間保育は現在も保育士を確保すればできるが、要件を緩める。子どもを長時間預かる場合、必要とされる保育士のうち、半分は子育て支援員を充てられるようにする。小規模保育事業に取り組む際に必要とされる、土曜日の開設や0歳児の受け入れは、幼稚園では難しいため、必須にしないなど柔軟な扱いができるようにする。