Archive for: 5月 2016

官公民連携で貧困の状況にある子供を支援 学習塾は学びの分野で支援を、全国学習塾協会・安藤会長が呼びかけ

貧困の状況にある子供の「今」だけでなく、「未来」を見据えた支援が届くことを目指す活動を官公民連携でおこなう「子供の未来応援プロジェクト」は、4月27日、全国に支部を持つ支援団体や、企業、NPO、自治体等の関係者らを集め、「子供の未来応援国民大会 ─夢を、貧困につぶさせない─」を全社協・灘尾ホールにて開催。

挨拶する加藤勝信・内閣府特命担当大臣

挨拶する加藤勝信・内閣府特命担当大臣

冒頭、主催者を代表して加藤勝信・内閣府特命担当大臣から挨拶があった。続いて、子供の未来応援国民運動に協賛するNTTドコモ、イトーヨーカ堂から協力事例報告や、NPO法人キッズドア、公益財団法人あすのばから、草の根で支援をおこなうNPO等が抱えている課題について説明があった。

公益社団法人全国学習塾協会の安藤大作会長

公益社団法人全国学習塾協会の安藤大作会長

同大会に出席した公益社団法人全国学習塾協会の安藤大作会長からは、「私たちは子供の未来応援国民運動における貧困家庭を救う4つの支援のうち、「学び」の分野でご協力できると考えています。これまでにも地方自治体から要請を受けて、勉強する意欲と力があっても、家庭の事情などで塾などに通っていない小中学生の学習支援を、2010年からスタートしており、この動きは確実に広がりを見せています」と発言。官公民が連携し、社会全体で支援の輪を広げていくためのネットワーク構築に向け、大きな一歩となった。

私塾界リーダーズフォーラム 2016 in 博多

2016年5月29日(日)13:00〜17:00[開場12:30]

ICTと人工知能(AI)の利活用、アクティブ・ラーニング、高大接続、教育再生について考える

 

フォーラムと研修会のプログラムが決定いたしましたので、あらためてご案内させていただきます。
3部構成でお送りする今回のフォーラムは、下記の通り盛りだくさんの内容でお送りします。
1つ目のテーマは、ICTや人工知能(AI)の利活用。
2つ目が、どのようにすればアクティブ・ラーニングを授業に採り入れることができるのか。
3つめは、高大接続システム改革と教育再生実行会議が掲げる大規模な教育改革プランについて。
教育を取り巻く環境が目まぐるしく変化する中、いち早くどのような手段を講じるべきか、
本フォーラムにて会場の皆さまと思い共有し、これからの教育サービスのあり方を
ともに探究してまいりたいと思います。

 

各セッションのご紹介

第1部【対談】13:00〜13:50
ICT、人工知能(AI)で教育はどのように変わるのか?

COMPASS CEO 神野 元基 氏
学思館 塾長 田畑 穣 氏

世界初の人工知能搭載のタブレット教材「Qubena」を開発する、株式会社COMPASSの神野元基CEOと、福岡市を中心に10校舎を展開する学思館の田畑譲塾長が、教育におけるICTの利活用と人工知能(AI)の可能性について対談していただきます。

 

第2部【対談】13:55〜14:45
アクティブ・ラーニングがはじまる教室

探究学舎 代表 宝槻 泰伸 氏
独立研究者 森田 真生 氏

東京・三鷹市を拠点に、小学生から高校生まで知的好奇心を触発する新しい学習法「探究学習」を中心としたプログラムを提供し、テレビや新聞等でも注目を集めている、探究学舎の宝槻泰伸代表と、数学をテーマとした著作や講演も多く、独立研究者として「数学が生み出された目的や時代背景」の研究を続ける森田真生氏に、“公式の理解→問題演習”という流ればかりの数学教育ではなく、なぜこの数学を学ぶのか? どう現実に活かされるのか? という問いを立てることによって、明らかに生徒の学習意欲が高まる“能動的な学び”は起動するのか? について対談していただきます。

 

第3部 高大接続システム改革、教育再生のその先へ

共催[公益社団法人 全国学習塾協会 九州・沖縄支部研修会]

【基調講演】15:00〜15:30

文部科学省 大臣官房
文部科学広報官 鍋島 豊 氏

3月末に最終報告がされた、高大接続システム改革会議を受け、大学入試センター試験に代えて、2021年度から実施予定の新しい入試(「大学入学希望者学力評価テスト(仮)」)と、5月20日に第九次提言がなされた、教育再生実行会議の議論の先にある、これからの日本の教育について基調講演をいただきます。

【パネルディスカッション】15:30〜17:00

文部科学省 大臣官房 文部科学広報官  鍋島 豊 氏
九州大学 副学長 丸野 俊一 氏
福岡県私学協会 会長 新田 光之助 氏
保健医療経営大学 参事 高松 亮輔 氏(元福岡県立明善高等学校校長)
全国学習塾協会 支部長 中垣 量文 氏

鍋島広報官の基調講演に引き続き、九州の教育関係者にご登壇いただき、パネルディスカッションをおこないます。それぞれの立場から、現在取り組んでいる改革の内容と、それが今後どのように発展させていかれるのか、ご意見を伺いながら討議を進めてまいります。

 

※ご登壇いただく予定でした、馳浩文部科学大臣は公務の都合により、代理の方が登壇されることになりました。

<<会場>>
  • 〒812-0013 福岡県福岡市博多区博多駅東2丁目7−27
  • 八仙閣本店


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デジタル教科書の効果は 20年度導入案に期待と懸念

文部科学省の専門家会議が4月22日、教科書の内容をタブレット端末などに収めた「デジタル教科書」を2020年度に導入する案を示した。動画や音声を活用すれば、英語の発音のほか、天文や体の仕組みなど理科の学習に効果があるなどとした。同省は現状の副教材の扱いではなく、17年度にも法改正して正式な教科書に位置づける方針だ。導入に前向きな人は少なくない。同省が昨年8月に実施した全国の小中学生の保護者2753人への調査で、「学校や家庭での使用に賛成」「どちらかというと賛成」が計65%を占めた。

保育士の月給1.2万円上げ 来春、政府・与党方針

政府・与党は2017年春から、保育士の賃金を月額で約1万2000円引き上げる方針を固めた。定期昇給制度を導入する保育所への助成金制度も新設する。介護職員の給与も月1万円程度引き上げる。人手を確保することで待機児童の解消を目指すとともに、高齢者介護の受け皿を拡大する。自民党が21日、保育士と介護職員の給与引き上げを柱とする提言をまとめた。政府は月内に開く一億総活躍国民会議で議論し、5月にまとめる「ニッポン一億総活躍プラン」に盛り込む。

 保育士と介護職員の賃金アップに必要なおよそ1200億円の財源は、17年度予算などで措置する。政府内には税収の上振れ分を充てる案もあり、今後、政府・与党で調整する。

 保育士の給与は昨年秋と比べ4%分に当たる約1万2000円を上乗せする。政府はすでに1.9%分の引き上げ分の予算を確保済み。来年度予算などで2.1%分の予算を追加で措置し、保育所への加算額を増やして17年4月から賃金を引き上げる。約40万人の保育士と約170万人の介護職員が対象になる。

インド工科大 オンラインで他大学の教員養成講座

インド工科大学(IIT)ボンベイ校が、他大学の教員向けオンライン講座を無料で開いている。「Train 1000 Teachers(1千人の教員養成)」。IITボンベイ校は2009年からこう名づけた教員向けオンライン講座だ。地方を中心とした国内各所に設けた「リモート・センター」と自校をオンラインで結び、センターに集まった近隣の大学など教育機関に属する教員に対し、原則40時間にわたって学生に対する教育ノウハウ等を伝える。インド政府支援のプロジェクトだ。

 コンピューター科学などエンジニアリング関連や建築、医薬など講座の対象は幅広い。13年からは同じIITのカラグプール校と連携。300カ所を超えるリモート・センターで年4回開く講座を通じ、毎年2万人以上を養成できる体制を整えた。

外国語指導助手が急増

全国の公立小学校が「外国語活動」などの授業で活用するALT(外国語指導助手)は2015年度に1万1439人となり、13年度から3千人以上増えたことが文部科学省の調査で分かった。国の派遣事業などで学校に常駐するALTは横ばいだが、授業時のみ学校に出向く契約を結ぶ自治体が急増している。昨年12月時点の状況をまとめた。公立中のALTは7282人で、13年度から約700人増えた。

東京・神奈川の私立女子中学校だけの進学相談会 6月7日に横浜そごうで開催

東京・神奈川の私立女子中学校だけの進学相談会「私立女子中学に触れる会~shishokukai~」が、6月7日(火)、横浜の新都市ホール(そごう横浜店9階)でおこなわれる。今年で16年目を迎えるこの相談会は、6年一貫教育のメリットを活かし、生徒一人ひとりの可能性を追求し続ける私立女子中学が集い「私学の魅力」を伝える。参加校は、以下の29校。当日は各学校の相談コーナーが設けられる。入場無料で、事前予約は不要。

◎shishokukaiの参加校
小野学園女子中学校、神奈川学園中学校、鎌倉女学院中学校、カリタス女子中学校、北鎌倉女子学園中学校、函嶺白百合学園中学校、麹町学園女子中学校、相模女子大学中学部、湘南白百合学園中学校、昭和女子大学附属昭和中学校、聖セシリア女子中学校、清泉女学院中学校、聖ヨゼフ学園中学校、聖和学院中学校、洗足学園中学校、捜真女学校中学部、玉川聖学院中等部、田園調布学園中等部、桐蔭学園中学部(女子部)、東京女子学園中学校、桐光学園中学校(女子部)、トキワ松学園中学校、日本女子大学附属中学校、聖園女学院中学校、八雲学園中学校、横浜女学院中学校、横浜富士見丘学園中等教育学校、横浜雙葉中学校

◎開催概要
6月7日(火)10:00-14:00
私立女子中学に触れる会 主催
「私立女子中学に触れる会 ~shishokukai~」
会場:そごう横浜店9F 新都市ホール
お問い合わせ:TEL.045-641-3284(横浜女学院:平間・佐々木)
TEL.044-856-2777(洗足学園:玉木・松田)

 

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小学校でのプログラミング教育必修化を検討 文科省

文部科学省は4月19日、小学校でのプログラミング教育の必修化を検討すると発表した。2020年度からの新学習指導要領に教える内容を盛り込む方向で議論する。コンピューターを制御する能力の育成が重要と判断した5月にも有識者会議を開く。プログラミングの新教科をつくるのではなく、理科や算数といった今ある教科の中に盛り込むことを話し合う見込みだ。現在の小学校では、課外活動として、パソコン画面上のキャラクターを動かすといったプログラミング体験はあるが、授業で教科として教えていない。

山形大学が学部改編 

山形大学は4月19日、来年度から工学部に建築・デザイン学科を新設し、地域教育文化学部に文化創生コースを設けることなどを柱とした学部や大学院研究科の改編構想を発表した。来年度の定員は今年度と同じ1685人程度とし、6学部の構成は維持するが、学部間で学生定員を移動して新しい学科やコースを置く。工学部の建築・デザイン学科は30人が定員。

ウィッツ青山学園高 再履修終えずに400人に卒業証書

ウィッツ青山学園高(三重県伊賀市)が、広域通信制の昨年度の卒業見込み者約400人に対し、必要な履修を受けさせないまま卒業証書を渡していたことが分かった。文部科学省は4月21日、岡本栄・伊賀市長を呼んで事実確認し、学園高に対する適切な運営や管理の監督を指導する方針だ。学園高は、テーマパークで土産物のお釣りの計算をしたことを授業で数学を履修したとみなすなどしていた。このため文科省や伊賀市は、必要な授業内容の再履修を終えるまでは卒業を認めないよう指導していた。