Archive for: 5月 2020

葵 学校・塾向けオンライン学習管理システム『Aoi For School』を5月6日より提供開始

 株式会社増進会ホールディングス(Z会グループ)のグループ会社、株式会社葵(東京・千代田区、内藤 正史 代表取締役社長)は、中学校・高校・大学などの教育機関や学習塾向けのオンライン学習管理システム「Aoi For School」の提供を5月6日より開始する。株式会社葵は、80万人の中学生・高校生が利用するオンライン学習塾「アオイゼミ」で培ったナレッジ、学習コンテンツを最大限に活かした学習管理システム(LMS)「Aoi For School」の提供を開始する。生徒はPC・タブレット・スマートフォンを用い、学校や塾、家庭など場所を問わず、いつでも学習できる。指導者は、生徒の学習状況を詳細に把握できるので、生徒一人ひとりに応じた指導が可能となる。

※学習管理システム(Learning management system、以下 LMS)
LMSとは、PCやタブレット、スマートフォン等を用いたオンライン学習プラットフォーム。指導者・管理者は、受講者の学習状況や成績管理、受講者へのお知らせなどを一括管理することができる。

白鴎大学 学生に対し1人当たり一律5万円の支援金を給付

 4月29日、白鴎大学(栃木県)は、学生に対し1人当たり一律5万円の支援金を給付すると発表した。同大学では、新型コロナウイルス感染拡大を受け、5月末までの授業を遠隔授業とし、学生に遠隔授業を受講するための環境の整備を呼びかけている。今回の給付金は、そのための経費負担を少しでも軽減し、学修環境全般を整えるための緊急支援策だ。支援金は在学生の約5千人に対し、普通為替を利用して給付する。返還不要。領収書などの提出も必要ないため、受講環境の整備だけでなくアルバイトの収入減などで困っている学生は生活維持に役立てほしいとしている。支援金は、5月末までの配布を目指し準備中。今後の状況次第ではさらなる支援金給付も検討しているという。
 また、学費の延納期限を6月末日から8月末日に延長する。後期分は通常より約1カ月長い12月末ごろまで延長予定。

駿台予備学校、7月中旬まで全校舎の対面授業を休講 同期間中、全生徒にatama+を活用したオンライン授業を提供

 新型コロナウイルス感染拡大の長期化を見込み、atama plus株式会社(東京・品川区、稲田 大輔 代表取締役)と学校法人駿河台学園(東京・千代田区、山﨑 良子 理事長)は、今後大幅な状況改善が見られない限り、前期・1学期(2020年7月中旬まで)の間「駿台予備学校」の全校舎の対面授業を休講すること、および同期間中、atama plusが提供する「atama+ Web版」を活用したオンライン授業を、駿台予備学校に通う高校生・既卒生の全生徒に提供することを発表した。
 atama plusでは新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、生徒が自宅でも学びを継続できるatama+Web版を2020年2月25日より提供開始した。4月24日時点ではatama+を導入する全国の塾・予備校のおよそ7割にあたる1300教室以上で、atama+Web版を使ったオンライン授業が開かれている。
 2019年9月に業務提携をしたatama plusと駿台は、2020年4月より駿台予備学校の一部講座でatama+ Web版を使ったオンライン授業を開始。この度、新型コロナウイルスの影響長期化を見込み、駿台は駿台予備学校の全校舎の対面授業について前期・1学期(2020年7月中旬まで)の間の休講を決定した。それに伴い、駿台予備学校に通う高校生・既卒生の全生徒を対象に、5月7日よりatama+ Web版を活用したオンライン授業を提供する。

ドラえもん「STAY HOME」プロジェクト

 4月29日、藤子・F・不二雄プロ(藤子プロ) と 藤子・F・不二雄ミュージアム(以下、藤子ミュージアム)は、ドラえもんとともに「STAY HOME」プロジェクトを開始すると発表した。
 初めに、4月29日の朝日新聞朝刊にドラえもんからのメッセージを掲載した。メッセージは、英語、中国語、タイ語、韓国語、ヒンディー語、インドネシア語、アラビア語の7カ国語に訳し、ドラえもんのSNSアカウント等を通じて海外へも発信する。
 既にドラえもん公式サイト「ドラえもんチャンネル」にて、ドラえもんの「STAY HOME」特別かべがみのプレゼントやビデオ会議用かべがみの配布、『ドラえもん』のまんがの無料公開などに取り組んでいたが、新たにメッセージ広告を発信するに至った経緯について、これまでに経験のない外出自粛のゴールデンウィークに向け、皆さまの不安やストレスをドラえもんからのメッセージで少しでも和らげることはできないかと考えた結果としている。今後も「STAY HOME」をテーマに、発信していく。

 また、飲食店、配達員へ自由に使えるオリジナル応援ポスターのダウンロード配布も開始する。営業自粛などに伴い、飲食店でテイクアウトやデリバリーの販売需要が増えていること、ネットショッピングの増加で宅配需要が増えていることに鑑みての取り組みだ。

【ドラえもん「STAY HOME」プロジェクト 概要】
①『ドラえもん』のまんがの無料公開、ぬりえの配布、スマートフォンやパソコンで使える「STAY HOME特別かべがみ」、「ビデオ会議用かべがみ」の配布など。
②STAY HOMEなゴールデンウィークに向けて、ドラえもんからのメッセージを発信するとともに、飲食店や配達員を支援する具体的施策(無料ポスター配布等)を行う。
③新たに、藤子ミュージアムから、ビデオ会議の際にまるでミュージアムで会話しているような気分になれるかべがみを配布。

・ドラえもんチャンネル公式HP:https://dora-world.com/
・藤子ミュージアム公式HP:http://fujiko-museum.com/
・ドラえもん「STAY HOME」プロジェクト 特別かべがみページ:https://dora-world.com/contents/1405
・ドラえもん「STAY HOME」プロジェクトのまとめページ URL:https://dora-world.com/stayhome/

■ドラえもんメッセージ広告 新聞広告:2020年4月29日(水)朝日新聞 朝刊

<ドラえもんからのメッセージ>

きみがおうちにいてくれたから。
ちゃんと手を洗ってくれたから。
家族を想ってくれたから。
ともだちと支え合ってくれたから。
やさしい気持ちでいてくれたから。
病気の人を助けてくれたから。
みんなのために働いてくれたから。
未来をあきらめないでいてくれたから。

だいじょうぶ。未来は元気だよ。

【問い合わせ先】
ドラえもん「STAY HOME」プロジェクト事務局
連絡先:info@fujiko-museum.com

新作映画を有料配信 「仮設の映画館」をオープン

 映画配給会社の東風は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で全国の映画館の休業が相次ぐ中、新作映画をインターネットで配信する「仮設の映画館」を開館した。有料で配信することで、各地の映画館や配給会社に料金を分配する。

「仮設の映画館」は東風が想田和弘監督との相談の上、4月25日に「仮設の映画館(http://www.temporary-cinema.jp/)」を開設。同企画に賛同・参加する劇場、配給会社が増え、想田監督の「精神0」に加え、複数の作品の配信が決まった。

 同月25日に1作品の配信が始まり、5月2日からは映画館での公開ができなくなっている想田監督の新作「精神0」など、合わせて8本の作品が配信を予定している。

 現在、6つの配給会社や全国40以上の映画館が参加しており、今後も順次、公開作品が増える予定だ。

 ホームページで見たい映画を選んだあと、その映画を上映する予定だった映画館を選択することで、鑑賞料金(1800円)の一部が映画館に配分される仕組みとなっている。プラットフォーム使用料などを差し引いた後、配給会社と映画館が5:5で分配し、さらに配給会社が製作者にも分配する仕組みとなっている。

発達が気になる子どもの保護者向けの会員制オンラインサービス「LITALICO発達ナビPLUS(プラス)」を5月15日(金)より提供開始

 株式会社LITALICO(東京・目黒区、長谷川 敦弥 代表取締役社長)の子会社である株式会社LITALICOメディア&ソリューションズが運営する「LITALICO発達ナビ」は、発達が気になる子どもの保護者向け会員制オンラインサービス「LITALICO発達ナビPLUS(プラス)」を5月15日(金)より提供開始する。先駆けて4月30日(木)より一部サービスを開放し、早割キャンペーンを実施する。

■サービス概要
保護者が発達障害や子育てについて学びを深められる専門家によるオンライン勉強会の受講やメールでの個別ケース相談、お子さんの成長をサポートする豊富な特別支援教材などを利用できる。

1.   発達の専門家によるオンライン勉強会
発達の専門家によるオンライン勉強会を受講できる。臨床心理士、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)などの専門家が週替わりで講師を務め、子どもの特性や行動をわかりやすく解説する。Q&A機能により、参加者はチャットで質問することができる。また、配信した動画はアーカイブとして残るため、いつでも視聴することが可能。

<勉強会の内容(一部)>
・サポートブック勉強会(未就学版・学齢期版)
・STのコミュニケーションの土台づくり
・OTの運動・身辺自立・着替え

2.   メールで専門家への個別ケース相談
オンライン勉強会の講師を務める発達の専門家が、メールで個別の相談や質問に応える。忙しい方でも空き時間を使って、それぞれのご家庭の個別ケースについて専門家に相談できる。

<ご相談内容の例>
・保護者さま自身のストレス ・お子さんとの関係性への悩み
・癇癪、他害、自傷行為   ・身体や運動能力の発達
・性に関する困りごと    ・小学校・中学校・高校などの進学先

3.動画で学べる「子育てのヒント」
ペアレントトレーニングのエッセンスを子育てのヒントとして活かせる動画を視聴できる。ペアレントトレーニングとは、保護者の方々が子どもとのより良い関わり方を学びながら、日常の子育ての困りごとを解消し、楽しく子育てができるよう支援する保護者向けのプログラム。このプログラムは、発達に課題がある子どもの育児に好影響を及ぼすことが科学的にも認められている。

4.支援のプロも活用 特別支援の教材を提供
LITALICO発達ナビでは、放課後等デイサービス事業所や児童発達支援事業所などの福祉施設に向けて、特別支援教材を提供している。その特別支援教材の中から、ご自宅でも活用いただけるようにアレンジした教材約7,000点を利用できる。

見通しカードや声のものさしなど、発達障害のある子どもの生活・学習サポートのマストアイテムから、中高生向けのセルフセルフサポートやストレスコーピングなどのプログラム教材を提供する。

「Studyplus for School」、AI英会話アプリ「TerraTalk」と連携へ 同「TerraTalk」導入校への「Studyplus for School」無償提供を協同開始

 スタディプラス株式会社(東京・千代田区、廣瀬 高志 代表取締役)が提供する、デジタル教材の学習データを集約する「Studyplus for School SYNC(シンク)」にて、ジョイズ株式会社(東京・品川区、柿原 祥之 代表取締役 )が提供するAI英会話アプリ「TerraTalk」と提携を決定した。提携開始は、2020年中を予定している。
 新型コロナウイルスの感染拡大による、教育業界でのオンライン指導の重要性の高まりを鑑み、「TerraTalk」を導入する教育・研修機関に「Studyplus for School」を5月から8月末まで無償提供する取り組みを、二社協同で開始する。

「Studyplus for School SYNC」と AI英会話アプリ「TerraTalk」の連携概要
 今回の「TerraTalk」との連携によって、「TerraTalk」アプリでの学習履歴が自動で「Studyplus for School」に記録されるようになる。また、生徒が学習管理SNS「Studyplus」を用いて自宅学習を含め学習進捗を記録することにより、先生は生徒の学習状況を容易に把握することができる。生徒の学習計画の達成状況の管理や、計画へのアドバイス・修正なども、オンラインで出来るようになります。
これによって、「TerraTalk」導入校の先生の学習管理業務の負担が軽減されるとともに、先生がオンラインでの指導やコミュニケーションをより効果的に実現できるようになる。
今回発表した提携に基づくデータ連携の開始は、2020年中を予定している。

「TerraTalk」を導入する教育機関への「Studyplus for School」無償提供
今回の提携は、学習データの連携により、「Studyplus for School」及び「TerraTalk」双方の顧客の利便性を高める目的で検討を進めてきた。その中で、新型コロナウイルスの急速な感染拡大、教育現場への甚大な影響を鑑み、急遽、両社による共同負担の形で「Studyplus for School」の無償提供を5月から8月末まで行うことを決定した。

日本コカ・コーラ 手指消毒用のアルコールを製造、医療機関へ無償提供

 4月30日、日本コカ・コーラは、手指消毒用のアルコールとして使用できるエタノール製剤を製造し提供すると発表した。滋賀県守山市にある守山工場で製造を行い、公的団体を通じて医療機関やその他必要とされる団体などに無償で提供する。
 新型コロナウイルス感染拡大による昨今の消毒用アルコールの供給不足と、厚生労働省の事務連絡「新型コロナウイルス感染症の発生に伴う高濃度エタノール製品の使用について(改定)」(4月10日付)を受けて、守山工場でのエタノール製剤の製造を決定した。守山工場は平常時、製品の原液等を製造している。
 個人への販売や医療機関への直接の提供は予定されていない。

学びエイドが総額9千万円を調達 学習塾向け動画配信事業の拡大と新型コロナウイルスによるオンライン学習環境整備を加速化

 オンライン学習動画サービス『学びエイド』を運営する株式会社学びエイド(東京都文京区、廣政愁一代表取締役)(以下、学びエイド)は5月1日、第三者割当増資を実施し、K&Pパートナーズ株式会社(東京都千代田区、松村伸也代表取締役)、株式会社旺文社ベンチャーズ(東京都千代田区、本多輝行代表取締役)が運営する投資組合を引受先として、4月30日に総額9千万円を調達したことを明らかにした。

『学びエイド』は、トップ予備校講師130名(『鉄人講師』)の動画講義を配信するサービス。約5分にまとめられた3万2000本超の動画によりピンポイントの学習を可能としている。学習塾向けサービスとして、『学びエイドマスター』も提供している。サービス開始から4年で1800塾以上に導入。参考書と動画を紐づけた「参考書ガイド」や塾運営を円滑にする「生徒管理」、入退出管理システム「登下守」など、学習動画だけではなく、管理機能も充実している。

 同社は、これまで他社との協働も積極的に進めてきた。旺文社と武田塾との共同企画「一冊逆転プロジェクト」は、武田塾の監修のもと、学びエイドの講師陣を主な著者に迎え、武田塾が目指す逆転合格のために科目ごとの「正しい学習法」を追求した学習参考書シリーズ。学習内容の定着化を促進するべく、学習レベル、構成、内容、紙面デザインなど細部にもこだわった。第1弾は世界史・古典文法がリリース。第2弾では、古文読解、日本史用語がリリースされる予定だ。購入者特典として、参考書の内容に連動した無料講義動画を「学びエイド」にて配信し、書籍での学習をサポートする。

 そして、現在、新型コロナウイルス対策・学習塾支援として、学習管理『学びエイドポート』を期間限定で無償提供している。5月中旬には、塾など教育機関向けサービス『学びエイドマスター』導入塾を対象に、自塾で作成したオリジナル動画を『学びエイド』の映像授業と同様に安心・安全に視聴・管理できるシステム『プライベート配信機能』をリリースする予定だ。

 学びエイドは、今回の資金調達によって、学習塾向け動画配信事業の拡大と新型コロナウイルスによるオンライン学習環境の整備を更に加速化させる。

国立科学博物館 貴重な剥製コレクションをVR博物館として公開 〈THE WILDLIFE MUSEUM~ヨシモトコレクションVR~〉

 国立科学博物館(林 良博 館長)は、標本収蔵庫に収蔵されている非公開の貴重なコレクションを、自宅から楽しめるようにVR博物館として公開する。【THE WILDLIFE MUSEUMウェブサイト: https://www.kahaku.go.jp/3dmuseum/yoshimoto-vr/
】THE WILDLIFE MUSEUMのバーチャル展示室 (国立科学博物館) 国立科学博物館 地球館3F展示室「大地を駆ける生命」は、多くの哺乳類の剥製が立ち並ぶ人気の展示だ。その剥製の大半は、ハワイの実業家、故ワトソンT.ヨシモト氏(1909~2004)より寄贈された約400点の「ヨシモトコレクション」の一部だ。上野に展示されていない剥製は、通常は国立科学博物館筑波地区標本収蔵庫に収蔵されていて非公開となっている。

 国立科学博物館 地球館3階展示室「大地を駆ける生命」
• 幻の「WILDLIFE MUSEUM」をVR空間に再現(配信時間:2020年4月30日14時)
これらの非公開の剥製を自由に見学していただけるVR博物館が完成。このVR博物館は、ヨシモト氏が1992年に開館した幻の私設博物館「WILDLIFE MUSEUM」をイメージしてVR空間に再現した。
THE WILDLIFE MUSEUMウェブサイト: https://www.kahaku.go.jp/3dmuseum/yoshimoto-vr/

※「THE WILDLIFE MUSEUM」は、PCのWebブラウザまたはVRゴーグルで閲覧することができる。詳しい動作条件等はウェブサイトへ。(スマートフォンやタブレットには対応していない。)

 ヨシモト氏が博物館を作るまでの自伝的な物語など、剥製の世界を理解して楽しむための解説も充実している。
今回、公開する剥製は24体。これまで上野本館の常設展には展示されていない剥製がほとんどだ。今後、順次、新しい剥製を追加していく予定。

• THE WILDLIFE MUSEUMに展示する剥製
アイベックス、アフリカスイギュウ、アルガリ、イボイノシシ、オリビカラカル、カンジキウサギ、キルクディクディク、サーバル、サバンナダイカー、ジェレヌク、シタツンガ、スナイロワラビー、セグロジャッカル、セスジダイカー、ダマジカ、ニルガイ、ハーテビースト(全身、頭部)、ピューマ、ブレスボック、ヘラジカ、モウコガゼル、ヤギ(和名 50音順)