Archive for: 1月 2021

世界と比較した「基礎学力」レベルが把握できる国際基礎学力検定「TOFAS」を2021年3月21日より提供開始

 森塾や自立学習REDを運営する株式会社スプリックス(東京・豊島区、常石 博之 代表取締役社長)は、基礎学力を「評価」できる国際基礎学力検定「TOFAS(Test of Fundamental Academic Skills)」を開始する。インターネットを介して自宅から受検ができ、2021年3月21日(日)の第1回目は、受検料無料で実施し、2021年1月27日から申し込みを開始する。また日本、アメリカを含む、世界複数国での同時実施を予定している。

「TOFAS」は、オンライン受検可能な、基礎学力を「評価」する国際基礎学力検定。正しく基礎学力を図ることを目的にしており、対象科目である計算において、それぞれの学年を目安とした出題範囲が、レベル1~4まで設定されている。オンライン環境が整っていれば、どこでも誰でも受検することが可能。また日本以外の子どもたちも受検対象であり、アメリカを含む世界各国の子どもたちと同じテストを受けられる。今後は科目の拡充も予定している。

「TOFAS」の特徴は3つあり、
①基礎に特化した学力の「評価」ができる
②世界規模で基礎学力の「比較」ができる
③一人ひとりの基礎学力定着に必要な「のびしろ」が分かる。

 また、GIGAスクール構想による「1人1台端末」を背景に、第1回のタイミングとあわせ、港区教育委員会の小学校・中学校において「TOFAS」を実施することが決まっている。検定会場での実施に向けた新規会場の募集は、4月より開始予定だ。

【TOFAS(Test of Fundamental Academic Skills)概要】
基礎学力を「評価」する小中学生向けの国際基礎学力検定。
正しく基礎学力を図ることを目的にしており、オンラインの検定のため誰でもどこでも受検が可能。
■対象科目 :計算(その他科目は、順次追加)
■検定時間 :40分
■問題数  :100問
■合格ライン:正答率80%以上
■出題形式 :4つの選択肢から、回答を選択する形式
■必要な物 :PCまたはタブレット、受検情報が示されたメール、計算用紙、筆記用具
■受検結果 :受検日の7日後以降にメールを配信。Web上で結果の閲覧が可能
■レベルごとの内容:

■公式Webサイト:https://sprix.jp/tofas
■法人向けの問い合わせ:tofas@sprix.jp

【TOFAS 第1回検定 概要】
■受検日時:2021年3月21日(日) 10:00~19:00
■申込期間:2021年1月27日(水)から2021年3月17日(水)まで
■申込方法:
①「TOFAS」公式Webサイト(https://sprix.jp/tofas)より申込可能
②メールアドレスを入力し、フローに従い必要情報を登録、受検日やレベルを選択し申込完了

グーグル ワクチンの接種場所をマップに表示

 米グーグルは1月25日、新型コロナウイルスのワクチンの普及を支援する一環として、インターネットの検索結果やGoogleマップに接種場所を表示するサービスを始める予定だと発表した。

 まずはアメリカの一部の州から開始し、他の地域や国に広げていく予定だ。VaccineFinder.orgや政府機関、薬局などの信頼できる機関から予防接種に関する情報を集め、予約の必要があるかどうか、利用に関する制限、ドライブスルーの有無など詳しい情報も表示するとしている。

 またWHO(世界保健機関)やアメリカCDC(疾病対策センター)など、世界各国の非営利団体向けに1億ドルの助成金を追加で提供すると発表した。加えて、公衆衛生機関と協力してワクチン関連で十分なサービスが受けられていないコミュニティに対応するため、追加で5000万ドルの出資を行なう。

 IT大手の間でワクチンの普及を支援する動きが相次いでおり、アマゾンが西部ワシントン州シアトルにある本社にワクチン接種用の臨時の診療所を開設したほか、マイクロソフトもワクチンの接種場所として会社の施設を開放するなどしている。

全日空2021年夏ダイヤ 成田―NYなど国際線運休・減便

 1月26日、全日本空輸は、国際線の2021年夏ダイヤの運行計画を正式に明らかにした。計画の内容は、成田―ニューヨークを含む16路線を運休。羽田―バンコクなど3路線で減便。夏ダイヤ期間は、3月28日~10月30日。実際の運航便は新型コロナウイルスによる入国規制などの状況に応じて調整するが、現在は当初の計画に比べ8割以上の便数を減らしている。運航規模は昨年当初から半減する見通しで、今後も仕様機材を小型化し、運休や減便を進める。

Unity、高等教育機関向けコンソーシアム「Unityアカデミックアライアンス」を高校にも開放

 マルチプラットフォーム向け統合開発環境「Unity」を提供するユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社(東京・中央区、豊田 信夫 代表取締役)は、2021年1月26日(火) より、Unity教育の分野をリードする高等教育機関を対象にしたコンソーシアム「Unityアカデミックアライアンス」を高等学校向けに開放した。取り組みは全世界のUnityの中で日本が先駆けて展開する。世界で初めて東京都武蔵野市の学校法人聖徳学園が高等学校として加入することとなった。

 Unityアカデミックアライアンスはプログラミング思考能力を持つ人財育成を目指す先駆的な高等学校のためのコンソーシアム。Unity教育の分野をリードする高等教育機関がアライアンスメンバーとして加盟でき、2D、3D、VR、ARを活用した没入型インタラクティブコンテンツ開発に必要なUnityのスキルや知見をアライアンスメンバー間で共有するコンソーシアム。

 メンバーとなった高等学校は、Unityの最新鋭教育のリーダーとして正式に認定され、以下のような特典が付与される。
• Unityアカデミックアライアンスのウェブサイトに組織のロゴと名前を掲載
• Unity独自のオンラインのアカデミックアライアンス連携コミュニティのメンバーシップ
• Unity独自の世界学生アンバサダープログラムに最大2名まで学生の参加は可能
• Unityのウェビナーにアライアンスメンバーの代表として参加可能
• Unity認定試験バウチャーの相当数を無償提供
• カリキュラム相談支援、セミナーや講演会、オープンキャンパスなどの優先協力
• その他

参加要件
• Unity認定インストラクターを少なくとも1名雇うか、少なくとも1名の教職員がUnity認定インストラクターの資格取得を目指している。あるいはサードパーティーのUnity認定インストラクターと提携している。
• 学生にUnity認定試験のための機会を提供している。
• カリキュラムや授業でUnityの教育リソースを提供している。

Hulu 8人同時視聴、リアルタイムチャットが可能に ウォッチパーティ機能(β版)リリース

 動画配信サービスHuluは、同じ作品を同時に視聴しながら最大8人とリアルタイムでチャットが出来るウォッチパーティ機能(β版)をリリースしたと1月26日に発表した。ウォッチパーティ機能は、離れていても、会員同士なら同時視聴しながらチャットが可能となる。大人数で集まることが難しい状況下において、お互いに作品の感想をチャットを通しリアルタイムで共有することができる。
 ウォッチパーティ機能は、ライブ配信、Huluストア内作品以外の全作品で利用可能。月額会員費用以外の追加料金はかからない。現在はPCのみ対応だが、今後はモバイル展開していく予定。

【ウォッチパーティ機能の特徴】
・追加料金無しでご利用可能。
・画面右側にチャットウィンドウが登場するので、映像を見ながらリアルタイムでチャットが可能。
・最大で8人まで同時視聴が可能。
・Huluで配信中の作品でご利用が可能。
※現在はパソコンのみ対応。モバイルでも今後展開していく予定。
※ライブ配信、Huluストア作品では利用不可。
ライブ配信はウォッチパーティとは別のチャット機能を搭載している。
※β版のため、予告なく終了する場合あり。

9月発足のデジタル庁 非常勤職員募集の倍率が47倍に

 平井デジタル改革担当大臣は、2021年9月に発足予定となっているデジタル庁の非常勤職員30人程度を民間から人材を募集した結果、約47倍となる1400人を超える応募があったと発表した。

 政府はデジタル庁について、9月の発足時に500人程度の規模を想定しており、このうち100人以上を民間から登用する方針だ。

 2月4日~22日まで募集を行い、30人程度の採用を予定していたところ、企業の経営者やエンジニアなど、20代から70代の合わせて1432人の応募があった。これについて、平井デジタル改革担当大臣は「デジタル庁への期待や関心の高さを改めて感じる」と述べた。

 政府は、民間から専門性の高いIT人材を確保するため、今後も順次、募集を行うことにしている。

スタディプラス株式会社、株式会社すららネットと提携決定「Studyplus for School」と無学年式 AI×アダプティブラーニング「すらら」、アダプティブラーニング教材「ピタドリ」を連携へ

 スタディプラス株式会社(東京・千代田区、廣瀬 高志 代表取締役)は、生徒の学習記録データを集約する「Studyplus for School 」と、株式会社すららネット(東京・千代田区、湯野川 孝彦 代表取締役社長 )が提供する、無学年式 AI×アダプティブラーニング「すらら」「ピタドリ」との連携を決定した。今回の連携を通して、生徒の「すらら」「ピタドリ」での学習履歴や成績情報が自動で「Studyplus for School」に記録されるようになる。

◆業務提携の背景

 スタディプラスとすららネットは、学習塾における先生の効果的な学習管理をサポートすることを目的として、2021年1月に業務提携契約を締結した。

「すらら」「ピタドリ」は学習塾や小・中学校・高校などで広く導入されてる。現在学習塾では映像授業を含め複数のデジタル教材、紙教材を併用することが多く、先生による生徒の学習進捗管理は煩雑になってしまうという一面もある。
今回の「すらら」「ピタドリ」と「Studyplus for School」の連携により、「すらら」「ピタドリ」の学習履歴や成績情報が自動で「Studyplus for School」に入ってくるだけでなく、デジタル教材・紙教材に限らず複数の教材の学習進捗の管理が「Studyplus for School」で可能になる。

◆「Studyplus for School SYNC」と「すらら」「ピタドリ」の連携概要

 今回の「すらら」「ピタドリ」との連携によって、「すらら」「ピタドリ」での学習履歴や演習の成績情報が自動で「Studyplus for School」に記録されるようになる。また、生徒が学習管理SNS「Studyplus」を用いて自宅学習を含め学習進捗を記録することにより、先生は生徒の学習状況を容易に把握することができる。また、生徒の学習計画の達成状況の管理や、計画へのアドバイス・修正なども、オンラインで出来るようになる。

東芝 2017年8月以来の東証一部復帰

 東京証券取引所は1月22日、東証2部に降格していた東芝を東証1部に指定すると発表した。29日に1部市場に復帰する。2017年8月1日に2部に降格して以来、ほぼ3年半ぶりの復帰となる。

 1部復帰に伴い、東芝は企業としての信用力が向上し、資金調達しやすくなるなどのメリットが見込まれる。

 東芝は2020年4月には、1部への復帰を申請していた。審査の結果、会社の経営改善が図られているとして、申請から約10カ月で承認を受けることとなった。

三菱UFJ銀行 開設から2年間取引のない口座に手数料

  三菱UFJ銀行は1月22日、口座に手数料をかけると発表した。対象は7月1日以降に新規開設し、2年以上入出金のない口座で、年間1200円(税別)を口座管理手数料として徴収する。

 未利用口座となった場合は、事前に案内し、未利用となってから3カ月経過後も利用や解約がない場合、手数料を引き落す。口座残高が1200円未満の合は、口座残高をもって、未利用口座管理手数料の一部として引き落としのうえ、同口座を解約する。

 同様の手数料は三井住友銀行が4月に導入予定。みずほ銀行は18日に紙の通帳発行に手数料を導入した。地方銀行や信用金庫でも導入が拡大している。長年利用がない口座は犯罪に使われやすく、マネーロンダリング(資金洗浄)や金融犯罪を防ぐための本人確認やセキュリティー対策を厚くするなか、口座を維持するためのコストが増加していることが背景にある。

 なお、2021年6月30日時点で、既に口座開設済みの場合や他の預かり金融資産(定期預金、外貨預金、投資信託等)が1円以上ある場合、借入れがある場合は対象外となる。

学食、1食1ユーロで提供 フランス困窮大学生支援

 1月21日、フランスのマクロン大統領は、大学の学食を1食1ユーロ(約130円)で提供すると発表した。現在は、前菜と主菜、デザートのセットで3.3ユーロ(約420円)だが、新型コロナウイルスの影響で経済的に困窮した学生を支援するため価格を下げる。さらに、精神科医らに生徒が相談する際の費用も補助する。
 同日、パリ近郊の大学を訪問して学生と面談したマクロン氏は、対面授業が制限されている中でも週1回程度の登校の必要性を指摘したが、今学期中は元通りの授業スタイルとなるのは難しく、規制が続く見通しを示した。