Archive for: 5月 2021

「Rakuten TV」、幼児・児童向けの動画ストリーミングサービス『Nick+』を提供開始

 楽天グループ株式会社(東京・世田谷区、三木谷 浩史 代表取締役会長兼社長)は、運営する動画配信サービス「Rakuten TV」において、バイアコムCBS・ネットワークス・インターナショナル(米国・ニューヨーク、ラファエレ・アネッチーノ 社長兼最高経営責任者)が幼児・児童向けに展開する動画ストリーミングサービス『Nick+』(ニック・プラス)の提供を、2021年4月28日より開始した。

 『Nick+』は、「スポンジ・ボブ」、「パウ・パトロール」、「ミュータント タートルズ」、「ブレイズ&モンスターマシン」、「ザ・ペンギンズ from マダガスカル」、「ドーラといっしょに大冒険」、「アバター 伝説の少年アン」、「ラウドハウス」、「ゲームシェイカーズ」、「超能力ファミリー サンダーマン」など、エンターテインメント・ブランド『ニコロデオン』の様々な人気シリーズを視聴することができる動画ストリーミングサービス。「Rakuten TV」の利用者は、月額440円(税込)で、多様な端末で豊富なコンテンツを楽しむことができるようになる(注1)。

『Nick+』では、子どもたちがコンテンツを楽しむだけでなく、学びを得ることのできるコンテンツを用意している。「パウ・パトロール」をはじめ、「ブレイズ&モンスターマシーン」、「バブル・グッピーズ」などのコンテンツは、幼児期の子どもたちのすこやかな発達を促すように設計されている。『Nick+』は、これらのコンテンツを通して、子どもたちが英語を学びながら、問題解決力やチームワーク形成の習得、「STEM教育」に触れる機会などを提供する。

■『Nick+』概要
・提供開始日: 2021年4月28日(水)
・価格: 440円(税込) / 月額
・URL: https://tv.rakuten.co.jp/content/375601/

■「初回無料トライアル」概要
・トライアル期間: 新規登録から14日間
・対象者: 『Nick+』に新規登録した方
※無料トライアル期間終了後、15日目から有料期間となります。
※本トライアルは予告なく中止する場合があります。

災害時の発令、避難「指示」に統一 避難「勧告」は廃止

 4月28日の参院本会議で、災害時に市町村長が発令する避難勧告を廃止し、避難指示に一本化する改正災害対策基本法などが全会一致で可決、成立した。指示、勧告の見直しは、1961年の基本法制定以来初めて。また、高齢者ら「災害弱者」の避難支援として、個別の避難計画作成を市町村の努力義務にすることも定めた。呼びかけの分かりにくさを解消し、住民の逃げ遅れを減らす狙いがある。公布後、運用開始は5月中の予定。

 勧告と指示の違いが分かりにくいとして、勧告が出ても住民が逃げずに被災してしまう問題があった。改正法では、これまでの勧告を廃止し、すべて指示に統一する。

エデュケーショナルネットワーク社、恒例の関西地区の中学入試情報セミナーを初のウェビナーにて開催

 関西地区の中学入試の情報共有の場として恒例の行事となっている、エデュケーショナルネットワーク社(以下、EN社)主催の中学入試情報セミナー。関西地区の中学入試情報の収集の場としてはもちろんのこと、特に近畿圏の私学関係者の情報交換の場として根付いていた本イベント。前年度はコロナ禍の影響で残念ながら開催が中止となり、今年度もイベントの自粛ムードの中、開催そのものがあやぶまれた。               

 しかし、去る4月22日(木)、Zoomを使用したウェビナー形式で本イベントが復活。イベントの当日は、長らく待ち望んでいた多くの教育関係者が参加する運びとなった。

 EN社の伴祐次氏の司会のもと、同イベントとしては初となるオンラインでのセミナーが予定通りスタート。関西地区の中学入試情報の分野ではすっかりお馴染みとなった同社の藤川享氏がスピーカーとして登壇。コロナ禍における関西地区中学入試の総括をしていく。同氏は冒頭にて「今回は残念ながら対面での開催ではないが、関西地区の中学入試の情報提供の使命だけは果たしていきたい」と述べ、本イベントの開催の意義を伝えていく。

 このセミナーで述べられていた2021年度の近畿圏の中学入試の総括によれば、全体として受験者数や受験率の減少が目立っていたが、英語入試、自己推薦入試、適性検査型入試など例年以上に選抜方法の多様化の傾向も見られた。また、インターネット出願やプレテストの拡がりなども例年以上に進んだとのこと。このような情勢を踏まえながら、藤川氏は「学校と塾が今まで以上に連携しなければならず、われわれもそこをサポートしていきたい」と述べていた。

 次回は社会情勢を鑑みて9月に開催を予定している本イベント。このイベントをきっかけに学習塾と私学がより連携を取りながら、より良い教育の場が提供されることを期待したい。

緊急事態宣言下のテレワーク実態調査 1回目より7.1ポイント減 企業規模で実施率に差、今後の導入傾向は二極化

 アデコグループジャパンは、企業で働く人事・総務担当者約1496名を対象にこれまでの緊急事態宣言下でのテレワークの実施状況や企業の今後のテレワークの運用方針等についてアンケート調査を実施した。「全社的に実施した」と回答した担当者が35.2%となり、2020年4月に発令された1回目の緊急事態宣言発令時のアンケート結果時の42.3%から7.1ポイント減少したことが分かった。

 企業規模別のテレワークの実施状況は、従業員1000名以上の企業が41.3%、従業員1000名未満の企業28.9%と規模による差が明らかになった。今後のテレワークの方針としては、「拡大予定/継続予定/新規導入」が43.5%であった一方、「導入したが縮小・廃止予定(14.9%)」、「導入予定なし(19.5%)」を合わせると34.4%となり、3割以上がテレワークの推進をしない意向であることがわかった。

【調査概要】
調査対象: 企業の人事・総務担当者1496名
サンプル: 従業員1000名以上の企業に勤める担当者745名、従業員1000名未満の企業に勤める担当者751名
調査方法: インターネット調査
実施時期: 2021年3月26日~3月31日
※回答結果はパーセント表示を行っており、小数点以下第2位を四捨五入して算出しているため、各回答の合計が100%にならない場合がある。

■アデコグループジャパン:www.adeccogroup.jp
アデコグループは、世界60 の国と地域で事業を展開する⼈財サービスのグローバルリーダーとして、働くすべての⼈々のキャリア形成を⽀援すると同時に、⼈財 派遣、⼈財紹介、アウトソーシング、コンサルティングをはじめ、企業の多岐にわたる業務を最適化するソリューションを提供している。⽇本においては、アデコ 株式会社および株式会社VSN等の法⼈のもと、6 つのブランドからなるサービスを展開し、⼈財が躍動できる社会の実現を⽬指し、さらなるサービスの強化 に取り組んでいる。

ワオ・コーポレーションがAIを活用した最先端の自立学習システム「AxisPLUS(アクシスプラス)」を4月から導入

 全国47都道府県で学習塾を展開するワオ・コーポレーションは、2021年4月、自社が展開する全国約500教室の個別指導Axis中学部にAIを活用した最先端の自立学習システム「AxisPLUS(アクシスプラス)」を導入した。

「AxisPLUS(アクシスプラス)」はワオ・コーポレーションが開発した中学生を対象としたシステムで、生徒一人ひとりの学習結果を日々蓄積し、それをもとにAIが最適なカリキュラムと教材を一人ひとりに提供する自立学習システムとなっている。

「AxisPLUS(アクシスプラス)」は、日々の授業を行う「通年ゼミ」のほか「定期試験対策講座」・「春夏冬の講習会」・「中3生の入試対策講座」の機能も備えており、このシステムで主要5科目・中学3年間の学習が完結するよう設計されている。

イラストレーター・中村佑介のほぼすべての作品を一堂に 「中村佑介展 金沢21世紀美術館」を史上最大規模で開催

 大阪芸術大学(大阪・南河内郡、塚本 邦彦 学長)は、4月29日(木・祝)~5月29日(土)に金沢21世紀美術館にて、大阪芸術大学デザイン学科の卒業生でイラストレーターの中村佑介さんによる展覧会「中村佑介展 金沢21世紀美術館」を企画した。

「中村佑介展 金沢21世紀美術館」

 中村佑介さんは、2002年から活動をスタートし、ロックバンド「ASIAN KUNG-FU GENERATION」のCDジャケットや、小説「謎解きはディナーのあとで」「夜は短し歩けよ乙女」などの書籍カバーなどを手がけるほか、アニメーションのキャラクターデザインやテレビ・ラジオ出演、エッセイ執筆も行うなど、その表現活動は多岐に渡る。
 「中村佑介展」は、2017年からスタートし、これまでに大阪、池袋、名古屋、福岡、後楽園(東京)と全国を巡回し、 累計来場者数7万7千人以上にも上る。北陸地区、金沢では初めての開催となる。
 展示される作品は、中村さんがこれまでに携わってきた作品のほぼすべてを網羅し、「原画と完成画」をあわせて展示するもので、展示総数430点以上と過去最大の展示数となる。

<中村佑介展 金沢21世紀美術館 イベント概要>
■会期:2021年4月29日(木・祝)~5月29日(土)
■時間:10:00~18:00
■会場:金沢21世紀美術館 市民ギャラリーB(B1F) ■入場料:<前売・当日共通>一般 900円 / 学生 600円 ※小学生以下無料
<数量限定・グッズ付>一般 1,200円 / 学生 900円
※数量限定のため、小学生以下の方でグッズ付をご希望の方は学生券をお買い求めください。
■主催:中村佑介展実行委員会
■協力:飛鳥新社
■後援:金沢市 / 金沢市教育委員会 / 石川県芸術文化協会/北國新聞社 / 読売新聞北陸支社 / エフエム石川 / Favo
■企画:大阪芸術大学

関西学院大学と日本IBM、「AI活用人材育成プログラム バーチャルラーニング版」を企業、自治体、大学向けに提供開始

 関西学院大学(兵庫・西宮市、村田 治 学長)は、日本アイ・ビー・エム株式会社(東京・中央区、山口 明夫 代表取締役社長、)と共同で開発した「AI活用人材育成プログラム バーチャルラーニング版(VL版)」 (https://www.kwansei.ac.jp/kgai/) を、2021年7月より企業や自治体、大学に対し、有償による提供を開始する。VL版は、初学者でもAI活用の実践的な知識・スキルを体系的に修得できるように設計された「AI活用入門」、「AI活用アプリケーションデザイン入門」、「AI活用データサイエンス入門」の3科目(1科目20時間程度)で構成され、すべてオンライン(オンデマンド)で開講されるほか、IBM Watson Assistant (https://www.ibm.com/jp-ja/cloud/watson-assistant) を搭載したチャットボットで、学習者の質問に回答する仕組みを構築しているため、提携する企業や自治体に所属する社会人は、時間や場所の制限なく、いつでもどこでも何度でも受講が可能となる。このプログラムを関西学院大学が企業や自治体、大学向けに提供を開始することで、2024年度に受講者を年間5万人へと拡大し、デジタル変革の推進を担うAI人材の創出に貢献する。

 今回発表したVL版は、「AI活用入門」、「AI活用アプリケーションデザイン入門」、「AI活用データサイエンス入門」の3科目で構成され、学内開講プログラムと同内容。受講時間は、1科目あたり20時間程度で構成され、単元ごとに設定されているオンラインテスト(ランダム出題)すべてを一定の正解率でクリアすれば合格し、修了証とオープンバッジが発行される。価格は1科目につき20000円/年(税込22000円)、同じ科目の2年目以降の再受講は6000円/年(税込み6600円)で履修可能となり、継続的な学習による知識の定着を目指す。2021年度は年間5000人の社会人の受講利用を見込んでおり、2021年7月より大同生命保険株式会社が本社職員1500人の受講を予定している。

日銀 金融緩和策の維持を決定 コロナの影響を受けた企業への支援を継続

 日本銀行は4月27日の金融政策決定会合で、大規模な金融緩和策の現状維持を賛成多数で決めた。会合後に公表した経済・物価情勢の展望(展望リポート)で、2021年度の実質国内総生産(GDP)の成長率の見通しを上方修正した。

 短期金利をマイナス0・1%、長期金利を0%程度に操作するよう、国債を上限なく買い入れて、市場に潤沢な資金を供給する。新型コロナウイルスへの対応として、企業の資金繰り支援策などを継続する。

 一方、消費者物価(生鮮食品除く、コアCPI)上昇率の見通しは、21年度がプラス0・1%と前回のプラス0・5%から下方修正された。新たに携帯電話通信料の値下げなどの影響だ。22年度はプラス0・8%上昇と小幅な上方修正を見込む。

 実質国内総生産(GDP)の成長率の予想は21年度がプラス4・0%、22年度がプラス2・4%。今回初めて示した23年度がプラス1・3%となった。新型コロナウイルスの感染拡大もあり、黒田東彦総裁が任期満了を迎える23年4月までに物価目標の2%は、実現できないことになる。