Archive for: 1月 2022

株式会社AICエデュケーションが「教育を通じてグローバルな社会で必要とされる資質を高め未来のリーダーを育てる」をテーマにSDGsの取り組みを推進

 株式会社AICエデュケーション(広島・広島市、桑原 克己 代表取締役社長)は、SDGsに取り組む企業を対象としたサステナブル経営支援サービスを提供する一般社団法人日本ノハム協会(京都・京都市、神田 尚子 代表理事) とメンバーシップを締結し、世界課題の解決ができる未来のリーダーを育てることを目的としたサステナブルビジョンを掲げ SDGs を推進する。

 株式会社AICエデュケーションは、4つのテーマについて具体的に取組みの目標を設定し取り組んでいる。

①教育を通じてグローバルな社会で必要とされる資質を高め、未来のリーダーを育てる。
②環境保全を意識した教育設備・備品を積極的に導入する。
③社内会議と採用活動のリモート化を完了。業務の効率化を進め働き方改革を推進する。
④災害等に備え、地域社会の貢献に関する取り組みを続ける。

 特に、教育機関として、全国的なコンテストである中学生・高校生を対象とした英語でのエッセイコンテストなどSDGsの「目標4:質の高い教育をみんなに」に貢献する取り組みを積極的に行っている。今後も学習塾、学校運営等を通して次世代を担う国際的リーダーの育成に貢献する。

都城高専が少年少女科学アカデミー ベーシックプログラムを開講

 都城工業高等専門学校(宮崎・都城市、和田 清 校長)は令和3年8月2日から11月3日まで宮崎県内の19名の小中学生を対象に少年少女科学アカデミー(https://www.miyakonojo-nct.ac.jp/academy/)ベーシックプログラムを開講した。

【少年少女科学アカデミー ベーシックプログラム実施概要】
イベント名:少年少女科学アカデミー ベーシックプログラム
日程:
 令和3年8月2日~令和3年10月22日:e-learningシステムを利用した自宅での学習期間
 令和3年10月23日・24日:入講式、本校の施設・設備を利用した実験・実習
 令和3年11月3日:発表会、閉講式
会場名:都城工業高等専門学校

 少年少女科学アカデミーは、平成30年度“KOSEN(高専)4.0”イニシアティブ事業において「次世代を担う少年少女科学アカデミーの設立~グローカル人材育成への架け橋~」の事業名で採択されたもので、早期技術者教育及び新産業を牽引する人材育成のため、小中学校・高専一貫教育システムを構築及び実施すること並びに高専教育を広く周知することを目的として令和元年度に発足した。このアカデミーでは、ベーシックプログラムとアドバンスドプログラムの2つのプログラムを用意してある。

【少年少女科学アカデミー ベーシックプログラムの実施内容】
 今回開講したベーシックプログラムは、都城工業高等専門学校の学科に基づく4つのコース(ものづくりコース、プログラミングコース、実験・観察コース、まちづくりコース)があり、コース毎に1~2テーマの計6テーマを設定、それぞれのテーマに沿って本校学生及び教職員と一緒に研究体験を行うもので、宮崎県内の小中学生19名(総応募者数50名)を本プログラム受講生として迎え入れ、8月2日に開講した。
 受講生は、自宅のパソコン等を利用してe-learningコンテンツ等による事前の自宅学習を行い、10月23日と24日に来校して、本校学生及び教職員の指導・サポートの下、本校の施設・設備を利用した「実験・実習」とレポートのまとめ方等を学習した(当初、「実験・実習」等は8月に実施予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で10月に延期となった)。


 表彰式ではレポートの全体構成やプレゼンテーション等複数の項目による厳正な審査を本校学生及び教職員が行い、小学生の部及び中学生の部の「最優秀賞」及び「優秀賞」として、それぞれ次のとおり選出され、賞状が授与された。

●小学生の部 受賞者
最優秀賞 宮嵜 凛香(みやざき りんか)さん(都城市立庄内小学校5年)
優 秀 賞 藤村 一理(ふじむら あんり)さん(都城市立東小学校6年)
●中学生の部 受賞者
最優秀賞 岡元 楓(おかもと かえで)さん(都城市立西中学校1年)
優 秀 賞 藤冨 聖夏(ふじとみ せな)さん(宮崎市立本郷中学校1年)
優 秀 賞 甲斐 玄理(かい げんり)さん(都城市立沖水中学校1年)

 閉講式ではテーマを担当した教職員から受講の証として受講生一人ひとりに修了証が手渡された。受講生からは「高専の先生との実験でとても貴重な体験ができた」「いろんなことを学べてよかった」など、受講生の保護者からは「普段は気にしてないことにも、興味を持つきっかけになったのでとても良かった」「先生方との距離感の近さが子供にとって緊張せずに実習に取り組むことが出来たようで見ていて安心した」などの声が寄せられた。
 このプログラムでの経験が受講生にとって有意義なものとなり、また、実験やものづくりへの関心を深め、宮崎、そして日本、さらには世界で活躍する技術者になってくれるよう、都城高専は今後も高専教育を広く発信していく。

【学校概要】
会社名:独立行政法人国立高等専門学校機構 都城工業高等専門学校
所在地:宮崎県都城市吉尾町473番地の1
校長名:和田 清
設立:1964年
URL:https://www.miyakonojo-nct.ac.jp
事業内容:高等専門学校・高等教育機関

文教大学×谷塚駅東口商店会 学生企画「商店会フェア」でお弁当を販売

 文教大学(中島 滋 学長)国際学部の海津ゆりえゼミナールの学生が、12月14日(火)に文教大学東京あだちキャンパスの教育研究棟2階はなはたステージにて、谷塚駅東口商店会と協同して「商店会フェア」を開催した。

 文教大学国際学部の海津ゼミナールは、エコツーリズムを通じた環境保全と地域振興に関する研究、並びに持続可能な観光のあり方に関する研究などを行っている。そのテーマの一つ「地元学」として、東京都足立区と埼玉県草加市の結節点に位置する東京あだちキャンパスの立地をとらえ、学生たちが足立班、草加班のグループに分かれてプロジェクト活動を進めてきた。

 この企画は、文教大学と地域との接点を作り交流促進を図ることを目的としている。今回は、草加班8名の学生が「谷塚駅東口商店会」と協同して6店舗(文治(ぶんじ)、とんかつ お刺身 はなぶさ、中華料理 銀扇(ぎんせん)、炭火焼肉じもんじゅ、ホスペデリア アモーレ、ちょいのみ 新SHIN)に協力してもらった。

 東京あだちキャンパスの教育研究棟2階はなはたステージでは、海津ゼミ草加班の学生が作成した6店舗の紹介掲示が設けられ、各店舗20個ずつ合計120個のお弁当が用意されたが、多くの学生や教職員、一般の方が来場し、終了予定時間前には完売となった。

塾管理システムの株式会社イージアが九州大学とAI共同研究を開始

 塾運営に特化したシステム開発で全国210社以上の導入実績を誇る株式会社イージア(福岡・福岡市中央区)は2020年6月に九州大学との共同研究契約を締結。契約締結後約1年半に渡って蓄積したデータをもとに、2022年1月からは成績測定システムなどの開発を本格化させる。


 共同研究に参画するのは、九州大学大学院システム情報科学研究院の研究室。AI(人工知能)やデータマイニングの研究に従事する同研究室は今回の締結により、主にAIの機械学習に必要となる、学習データの提供をイージアから受ける。一方、解析結果はイージアが2021年2月に全面改良した、学習塾運営・管理システム新「anesta Pro(以下、アネスタプロ)」において、学習進捗管理システムの新機能をはじめ各機能の予測精度向上に反映させる予定だ。


 新しい「アネスタプロ」は、昨年度から段階的に実施されている学習指導要領の改訂および大学入試改革を見据え、新しい教育に対応した塾向けの管理システム。個別指導、集団指導、小グループ指導など多様化する学習塾の指導形態に最適化され、映像授業やAI教材、そしてコロナ禍を機に一般にも広く認識されることとなったオンライン授業など、年々増え続ける学習コンテンツをシステム上で一元管理できる。生徒の学習成果を授業ごとに保護者に配信できる機能もニーズが高まっている。
 イージアは今後、アンケート機能、QRコードを使った入退室管理、入塾書類のペーパーレス化などの機能を追加し、進歩の著しいエドテック領域の老舗企業として研究・開発をより一層強化する。

子どものアンケート調査2021年「小学生白書」「高校生白書」を公開  お年玉はいくらもらった?悩みごとは誰に相談する? 子どもの実態調査

 株式会社学研ホールディングス(東京・品川区、宮原 博昭 代表取締役)の調査・研究機関である学研教育総合研究所は、全国の小学1~6年生とその保護者1,200人、高校1~3年生600人を対象に日常生活や学習に関するアンケート調査を行い、その結果を「小学生白書」「高校生白書」として公開した。

【URL】https://www.gakken.co.jp/kyouikusouken/

【小学生白書】
● 友だちに嫌われないために自分の意見を言わないことが「ある」小学生は約6割
● 2021年のお年玉の平均総額は20,823円! 過去4年連続の増額傾向はストップ。
● 通信機器を利用した学習に満足している小学生は80%以上! さらに学習時間が増えた割合は32.4%
● 悩みごとの相談相手は「母親」が最多も、「相談しない」が2020年より微増の10.5%
● 人気者な友だちの特徴は「面白いこと」。男子は「運動神経のよさ」、女子は「見た目のよさ」に偏る傾向も

【高校生白書】
● 好きなコミュニケーション方法は「直接会って話す」! 男子約6割、女子約8割
● 将来つきたい職業1位は「エンジニア・プログラマー」。高1女子でも「学校の先生」と並んでトップに
● 新型コロナが進路選択に影響した高校生は約4割。「地元の進学・就職を希望するようになった」が最多
● 日本のジェンダーどう思う? 高校生女子の51.7%は「男性のほうが有利」と感じている
● 選挙権を得たら、投票に行く? 「行けたら行く」が約半数の48.0%

【小学生白書】
■自己主張の程度 ~自己主張 6割が遠慮~
 小学生に「友だちから嫌われないために、自分の意見を言わないことがありますか。」と尋ねた。 全体の結果としては、(自分の意見を言わないことが)「よくある」(10.3%)・「ときどきある」(51.3%)と答えたのは61.6%であった。男女を比べると、「ある」割合は女子のほうが6.2ポイントとやや多いことがわかる。また、「よくある」「ときどきある」と回答した割合が最も高いのは小学6年生女子(74.0%)であった。
 学年別にみると、男女ともに学年が上がるほど「よくある」「ときどきある」と答える割合が高くなっている。高学年になると成長とともに人間関係が複雑になるのか、自己主張を控える傾向にあるようだ。

【高校生白書】
■好きなコミュニケーション方法 ~「直接会って話す」のが好きな高校生は7割~
 スマートフォンが日常に浸透している高校生に「友だちと話すとき、意思疎通しやすいと感じる方法」を尋ねた。その結果、男女を問わずコミュニケーションを取ることにおいては「直接合って話す」(69.7%)方法が最も選ばれた。
 さらに、女子のほうが男子よりも「直接合って話す」対面でのコミュニケーションを好む割合が14.7ポイント高く、一方で男子のほうが女子よりも「電話で話す」「LINEやメールなど文字やスタンプで話す」などの非対面でのコミュニケーションを好む割合が約6ポイントずつ高いことがわかった。

「小学生白書」(2021年8月調査)
https://www.gakken.co.jp/kyouikusouken/whitepaper/202108/index.html

「高校生白書」(2021年8月調査)
https://www.gakken.co.jp/kyouikusouken/whitepaper/h202108/index.html

その他「幼児白書」「中学生白書」など
https://www.gakken.co.jp/kyouikusouken/whitepaper/index.html

<その他の調査項目>
起床・就寝時刻、読書量/月、通信機器の利用過多、習い事、好き・嫌いな教科、家で学習するときの場所、気になる社会課題、性の多様性(LGBTQ)の認知、日本のジェンダー、新型コロナウイルス感染への不安 など30問程度

【調査概要】

調査名: 「小学生白書」/「高校生白書」
調査対象:全国の小学1~6年生とその保護者1,200人/全国の高校1~3年生600人
調査期間: 2021年8月8月27日(金)~8月30日(月)
調査方法: インターネット調査

東京薬科大学×十文字中学・高等学校 高大接続教育に向け高大連携協定を締結

 東京薬科大学(東京・八王子市、平塚 明 学長)と学校法人十文字学園 十文字中学・高等学校(東京・豊島区、横尾 康治 校長)は、高大接続教育の観点から、連携強化を図ることを目的に、12月17日(金)に東京薬科大学にて高大連携協定を締結した。

 今回の連携協定は、十文字中学・高等学校が掲げる「Your Futurity」、「希望の進路を実現するため充実したキャリア教育」および「物事に主体的に取り組み、社会で活躍できる女性の育成」といった理念とそれに基づく事業計画について、東京薬科大学が薬学・生命科学という学問分野で積極的に支援することで、特に医療、環境、工学に携わる優秀な人材の育成と若者たちの将来の夢実現に向けて、より強固な協力体制を構築していくことを目的としたもの。

(1)大学で実施される講義、実習や各種講座への中高生の参加
(2)中学高等学校での出張講義や進学相談の実施
(3)中高生への学術論文制作の指導
(4)教職課程を持つ大学生の中学高等学校における教育実習支援
(5)中学・高等学校の教員に向けた学位取得支援 等
を実施する計画となっている。

 東京薬科大学 平塚 明 学長は「本学薬学部は創設141年という長い歴史の中で育まれた薬剤師教育とそれを裏付ける高い研究力を有し、また生命科学部は設立27年と歴史は浅いながらも、医学・薬学・工学・農学と幅広い分野で優秀な研究者が教育研究を支えている。今回の協定締結により、薬学・生命科学に興味がある中高生に、連携プロジェクトを通して本学の幅広い分野の学問領域に触れる機会をもってもらい、将来の夢を実現できることを願う。またそれと同時に女性の社会進出に積極的に協力していきたいと思っている。」とコメントした。

 十文字中学・高等学校 横尾 康治 校長は「本校は、社会に出て活躍できる、自立した人間を育てようという教育方針のもと100年間活動を行ってきた。その中で実際に、医療・薬学・生命科学といった分野で社会に貢献しようと考える生徒が増え、薬学・生命科学への進学志望の相談を受けることが多くなった。本協定の締結により、これから実施される様々な連携プログラムを通して、生徒がこの分野での将来のイメージを、より具体的に体感できる機会を得られるものと考えられ、非常に期待している。」とコメントした。

進研ゼミ高校講座が「入試によく出る基礎デジタル」を無償公開

 株式会社ベネッセコーポレーションの「進研ゼミ高校講座」は、コロナ禍の影響で高校入試に対しても不安を持つ受験生が多いことから、冬休みをきっかけとして不安を払拭し自信に変えられるよう、「進研ゼミ中学講座」の人気教材「入試によく出る基礎デジタル」の一部である<5教科基礎 一問一答>を12月20日(月)から無償で公開した。
 このサービスは、LINEミニアプリ「StudyPLAZA進研ゼミ高校講座」で展開し、だれでも無料で利用ができる。

 無償公開する「入試によく出る基礎デジタル」は、英数国理社5教科の中学3年間の履修範囲から高校入試に出やすい重要事項を一問一答形式で確認。間違えた問題だけを繰り返し取り組めるので、重要事項を短期間で集中的に総点検し、完全マスターできる。スマートフォンで取り組めるので、スキマ時間や電車やバスの移動中などで活用できる。

 また、12月20日(月)~1月19日(水)まで合計正答数が100問に到達するとLINEポイント20ポイントを先着5万人にプレゼントするキャンペーンも行う。

サービス概要

■公開期間

2021年12月20日(月)~2022年3月31日(木) 

■利用方法

LINEからLINEミニアプリ「StudyPLAZA進研ゼミ高校講座」にアクセス。 

https://liff.line.me/1656600309-zV73R1R3

新年あけましておめでとうございます

 旧年中は大変お世話になり、誠にありがとうございました。
 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 私ども『月刊私塾界』では、今年も誌面やフォーラム・webセミナーを通して、日本の教育の最前線で取り組まれているみなさまに、最先端の情報をお届けするとともに、それぞれの現場の声をしっかりと受け止め、ネットワークをさらに広げ、深めてまいりたいと存じます。今後とも皆さまのご指導を賜りますようお願い申し上げます。

『月刊私塾界』編集部一同